個人的にシャンテ・ムーアは、今でも聴きたくなる初期の名盤A Love Supreme, Exposed の印象と、今は別れてしまったケニー・ラティモアとのデュエット作数枚の印象。どれも歌力があって好きなんだけど、2013年以来 4年ぶりとなる新作を9月末にリリースしたと思ったら、1ヶ月ちょっとのスパンで今度は初となるクリスマス作をリリース。元々オーソドックスなスタイルは結構披露してきたけど、単品原点回帰にて、今の彼女がどんなムンムンを伝えてくれるか注目だったりします。
1. The Christmas Song
案外しっぽりしたクリスマス、オーソドックス。直球緩やかに、しっとり聴かせてくれる正統派ぶり、ちょっと意外だったかも
2. Cover Me In Snow
急転、PVの美しさとも異なるような、まるでJanet Jackson の隙間風のようなヴォーカルを薄っすら重ねて、そしてリードは彼女らしいうねる独特声、揺れがたまらない、今のR&Bに切り込んでほしいくらいの魔力あり
3. Santa Don't Sleigh
鈴の音あれ、結構オリジナリティを極めてるクリスマスソングで攻めてる。ライムもなかなか、ヒップホップ強めに、こういうのは若者に響けばいい線いきそう、Tamar Braxton 的にメディア使用必要かな
4. Christmas Time in L.A.
これも攻めてる、ちょいファンク、80年代要素もあれ、リズム具合は今にも受けそうだし、コーラスとの入れ混み具合もかなりはっちゃけてる、そつなく色々な音楽性、タマランですよ
5. Please Come Home For Christmas
ゆったりオールディーズ感に、声のトッポさ、シンセで先端行っても、ピアノの真摯な感じだったり、コーラスのカントリー風まで、これまた要素が色々汲まれてて巧み
6. Christmas Back To You
これを聴いて即時思ったのが、どっしりした部分の多くがDonna Summer に近づいているなぁと、似てるんですよ。こんなに存在感出てきたかぁと、スロウにこぶし、どんどん厚みがたまらないニンマリ
7. Have Yourself A Merry Little Christmas
ワンテンポ遅れまくりの、おなじみカヴァー。結構、爽快に演奏され、しんなりとした曲調もたまらない魅力、エモーショナルに高音も
8. Birthday
神への感謝、アメリカならではのクリスマスアルバムへの挟み。そーっと、そして神聖なる印象でスムースに進行、上質
9. Every Day's Like Christmas
心からクリスマスの喜びを表現するように、昔のトキメキを再現するように、彼女の高音がキラキラしてて、コーラスも音もうまい具合にサポートしてる
10. Merry Christmas Baby
変化球な揺れ、一風ジャズな感じで、ほんわか憂う気持ちよさ。結構難しい進行だけど、モノにしてる、終盤テクの魅せつけ
11. Silent Night
おとなしめに進行すると思いきやの流れに、後半痛快に飛ばすヴォーカル、その力と上手さに脱帽、もう素晴らしいシンガーすぎます
11曲・40分ほど、彼女の今を詰め込んできた作品。全体では非常に纏まって飽きも無いのに、こんなにしっぽり技を詰め込んできたのも、未だに彼女がモチベーションも喉も保ってるからだろうなぁ。クウリエイティブさも、まだまだ落ちてないし、彼女の今年の創作発揮には驚かされるものがあります。そして未だ衰えぬ美貌、さらにアルバムにこだわってしっかり伝える気持ちがあることが、ズキュンと注入されました!
<過去レビュー>
1995年 This Time
1996年 A Love Supreme
2000年 Exposed
2003年 Moore Is Moore
2003年 Things That Lovers Do & Kenny Lattimore
2006年 Uncovered & Kenny Lattimore
2006年 Covered & Kenny Lattimore
1. The Christmas Song
案外しっぽりしたクリスマス、オーソドックス。直球緩やかに、しっとり聴かせてくれる正統派ぶり、ちょっと意外だったかも
2. Cover Me In Snow
急転、PVの美しさとも異なるような、まるでJanet Jackson の隙間風のようなヴォーカルを薄っすら重ねて、そしてリードは彼女らしいうねる独特声、揺れがたまらない、今のR&Bに切り込んでほしいくらいの魔力あり
3. Santa Don't Sleigh
鈴の音あれ、結構オリジナリティを極めてるクリスマスソングで攻めてる。ライムもなかなか、ヒップホップ強めに、こういうのは若者に響けばいい線いきそう、Tamar Braxton 的にメディア使用必要かな
4. Christmas Time in L.A.
これも攻めてる、ちょいファンク、80年代要素もあれ、リズム具合は今にも受けそうだし、コーラスとの入れ混み具合もかなりはっちゃけてる、そつなく色々な音楽性、タマランですよ
5. Please Come Home For Christmas
ゆったりオールディーズ感に、声のトッポさ、シンセで先端行っても、ピアノの真摯な感じだったり、コーラスのカントリー風まで、これまた要素が色々汲まれてて巧み
6. Christmas Back To You
これを聴いて即時思ったのが、どっしりした部分の多くがDonna Summer に近づいているなぁと、似てるんですよ。こんなに存在感出てきたかぁと、スロウにこぶし、どんどん厚みがたまらないニンマリ
7. Have Yourself A Merry Little Christmas
ワンテンポ遅れまくりの、おなじみカヴァー。結構、爽快に演奏され、しんなりとした曲調もたまらない魅力、エモーショナルに高音も
8. Birthday
神への感謝、アメリカならではのクリスマスアルバムへの挟み。そーっと、そして神聖なる印象でスムースに進行、上質
9. Every Day's Like Christmas
心からクリスマスの喜びを表現するように、昔のトキメキを再現するように、彼女の高音がキラキラしてて、コーラスも音もうまい具合にサポートしてる
10. Merry Christmas Baby
変化球な揺れ、一風ジャズな感じで、ほんわか憂う気持ちよさ。結構難しい進行だけど、モノにしてる、終盤テクの魅せつけ
11. Silent Night
おとなしめに進行すると思いきやの流れに、後半痛快に飛ばすヴォーカル、その力と上手さに脱帽、もう素晴らしいシンガーすぎます
11曲・40分ほど、彼女の今を詰め込んできた作品。全体では非常に纏まって飽きも無いのに、こんなにしっぽり技を詰め込んできたのも、未だに彼女がモチベーションも喉も保ってるからだろうなぁ。クウリエイティブさも、まだまだ落ちてないし、彼女の今年の創作発揮には驚かされるものがあります。そして未だ衰えぬ美貌、さらにアルバムにこだわってしっかり伝える気持ちがあることが、ズキュンと注入されました!
<過去レビュー>
1995年 This Time
1996年 A Love Supreme
2000年 Exposed
2003年 Moore Is Moore
2003年 Things That Lovers Do & Kenny Lattimore
2006年 Uncovered & Kenny Lattimore
2006年 Covered & Kenny Lattimore