SOUL FOOD, SOUL LIFE

【ほぼ毎日“R&B/SOUL”のCD全曲レビュー】Aretha Franklin の来日祈願と、YO-SUKE の日常備忘録も

* INDEX - C

Carla Thomas & The Memphis All Star Review @ Billboard Live Tokyo (2018)

dtl_10898_1奇跡のソロ初来日、メンフィスソウルの女王カーラ・トーマス、最近で言えばLeroy Hutson もそうだったけど、活動してたんですね、個人的には60年代でプッツリ止まってしまってました!でも、個人的にはOtis Redding 共演作だったり、ステイプルシンガーズのように父Rufus Thomas との共演作だったり、もちろん有名ソロ作だったり彼女を語るには相当な名作多数。写真は10代?その後の写真が全く検討つかない状態だけど、年齢こそ既にアレサと同じ75歳。どんなお姿で、どんな声を聴かせてくれるのか。なんともフジロックに出演も兼ねて、月火と連チャンで1日2公演。個人的には初日2ndステージを拝見してきました。気合の整理番号、自由席2番!急遽行けなくなった友人の代理を探し、行ってきました。

Carla Thomas (Vocals) カーラは妹が温めたステージ後に登場!
Vaneese Thomas (Vocals) 妹15歳くらい離れてるから60歳くらい?ソロで最初に歌ったり、あとは共演したり
Charles Hodges (Hammond B-3 Organ, Keyboards) ベテラン味があったなぁ重鎮
Leroy Hodges (Bass) なんとなくしか覚えてない、酔ってるせい
Berneta Miles (Background Vocals)
Argie Phine Martin (Background Vocals) この二人の味はすごかった、ベテランとアフロのバンドでは若めのキュート
Luis Valle (Trumpet)
Andy Wulf (Saxophone) 透明ボード挟んで二人、音に箔
Scott Sharrard (Guitar) ちょっと覚えてない(笑)
Steve Potts (Drums) ※個人的にドラムの刻みがシビレタ、真ん中真正面で見る至福

IMG_4463IMG_4461IMG_4460妹は普通に腹式ハイパー、根性ソウル!カーラは、もうオバアチャンだけど、声はどうどう楽しいソウル!超ヒット"B-A-B-Y"なんかも、会場と熱く歌ってくれました!とにかくサウンドが最高だったんだよね、50年の時を経て日本で蘇るメンフィス・ハイリズム!ライヴ後、なんともマハラジャなんかに行ってしまったせいで、満足な気持ちのまま、酔い惚れて、ライヴの詳細がほぼモザイク(苦笑)。でも最後、姉妹と手を握れたことは嬉しかったなぁ!

<過去レビュー>
1961年 Gee Whiz
1965年 Comfort Me
1966年 Carla
1967年 King & Queen
2005年 Just Because I'm Leavin'... Rufus Thomas

ビルビードライヴ東京、カーラ・トーマス特設ページ

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Carla Thomas / Gee Whiz (1961)

51NpwwmOp4L米軍基地ライヴを除くと、単独での来日公演は2018年が初となるカーラ・トーマス、御歳75歳。アレサなんかが今年メディアに一切出ていないくらい心配で悲しい事態な中、カーラは現役だったのかと初歩的な驚きとともに、まずは今週末はフジロックへの出演から始まり、7月30日はビルビードライブ東京での単独公演。。いやー、楽しみすぎます。これまでも、少しはアルバムレビューしてきましたが、Amazon Unlimited よりデビュー作を。1966年からはStaxだけど、デビューは1961年Atlantic からで1枚だけアルバムリリースしてたようです。ただ、売れなかったみたい。でもシングルは結構それなりに売れてたみたいで、興味深い当時19歳!

1. Gee Whiz, Look At His Eyes
1960年父Rufus Thomas との共演シングルをリリース後、単独では初リリース。1stシングルA面。いきなりR&B5位・POP10位を記録。初々しいポップ、スロウに、艶も青春の粒も、こういう音でアトランティックは攻めてたか、以外にも波止場系にも感じる。滑らかに、エネルギー抑えてるけど、コーラスとの微睡みが良い


2. Dance With Me
シェイク、プチ ツイスト風かな。可愛らしく、でも低域なんて存在感抜群だし。中域の伸びなんてドス聴いてるし、曲調と異なるカーラのふくよかな魅力満面
3. A Lovely Way To Spend An Evening
安定感あるしっとりバラード、余裕が良いね、アレサとは異なるテイスト、基本低域。でも音とのバランス的に歌謡が強め
4. Your Love
うっとりする歌唱、こねくり回すストリングスがくどくも華麗、まとわりつくようなヴォーカルはうまく映えて、彼女の陶酔度が素晴らしく
5. Fools Fall In Love
軽快なリズムに惑うことなく、小刻みに堂々と歌われる、作風変わった感じの曲。彼女の新たな一面とサウンドの面白さを楽しめます
6. To The Aisle
しっぽり安泰なサウンドに、覇気もって歌われる感じで、ヴォーカルの圧は響くし、一方でコーラスとかピアノは控えめ
7. The Masquerade Is Over
B面スタート。あれ、これ有名なやつだ。伸びも多く信頼感ある歌いっぷり、こんな歌手すげーって思える素晴らしさ、優しさも一部入ったり、絶妙
8. A Love Of My Own
2ndシングルA面、R&B20位・POP56位を記録。要素を色々バランスよく配したバラードかな、コーラスが結構目立つし、色味が確かに際立つなぁと


9. Promises
2ndシングルB面。可愛らしく、ときめきな音をはさみつつ、潔さのステップ。カーラの轟きのヴォーカル、強弱とピアノの劇的な交わりに惹かれるなぁ
10. It Ain't Me
基本に戻ったようなしっとりバラード、収まりの良い展開、あっちゅー間のささやかな展開、定番な感じで流れていきます
11. For You
1stシングルB面。ツイストママ、ちょっと雑多に歌う感じも微笑ましい、声質はGladys Knight にも近いかな、ハスキーにも、ただ線の違いがあって、どこか放つ曲線があってその違いが個性かなぁと
12. The Love We Shared
ラストは、シングルばっかじゃない曲がならんで、このバラードを入れてきたのが巧みに素敵。エモーショナルで、若さもあるのに、どこか万人を安らげてくれるような美しさ

12曲・30分超、キラキラしたステップの曲に、しっとりしたバラードをメインに、彼女の歌いっぷりを敢えて抑えた曲が目立つなぁと。コンセプト的に当時のソウルシンガーにも近い作風が多くも、女性ソロは希少だったし、結構目立つ興味の多い作品って気がします。まっ、今日においては、台風の影響で隅田川花火も順延の影響による、気まぐれ夜な夜なブログでした。

1965年 Comfort Me
1966年 Carla
1967年 King & Queen
2005年 Just Because I'm Leavin'... Rufus Thomas

Gee Wiz
Carla Thomas
Imports
2014-11-04

Gee Whiz
Carla Thomas
Imports
2014-04-22


Sted-E & Hybrid Heights ft. Crystal Waters / Synergy (Remixes) (2015)

51c2etYUt4L__SS50051Cb4j5HynL__SS500個人的に言うと、Chara にも近い不思議なヴォーカルの魅力を放つシンガー、クリスタル・ウォーターズ。彼女と言えば"100% Pure Love" のヒットが有名ですが、リアルタイム期として1997年の2ndばっかり聴き込んできたものの、以降は全くという感じで。しかしながら、彼女は堅調に色々コラボしたりと、ダンスチャートを席巻し続けたことを知り、そしてフィジカル盤はなくとも、シングルリミックス集は結構出してはDance1位ってパターン多めで、今回はきちんと作品化としてアマゾンアンリミテッドで聴けたことから取り上げてみました。2パターン出てるみたいなので、さらっとチェックしていきます。

<Original>
1. Synergy (Club Mix)
2. Synergy (Radio Mix)
アニメPV用意、オリジナルは4分半、エディットは3分超だけど、PVは2分半ちょい。彼女の不思議な柔らかに和み、でも突っ走る勇ましさ独特、低域がやっぱり格好良い!めちゃ普通にダンス猛進


3. Synergy (StoneBridge Remix)
4. Synergy (StoneBridge Summa Cruise)
5. Synergy (StoneBridge Radio Edit)
3・4曲目は尺一緒ながら、音は変えてきてて、5曲目は3分程のエディット。オリジナルを大きく変えてはないけど、粛々と

6. Synergy (Robbie Rivera Juicy Mix)
尺は5分半くらいだけど出だしからフルハウスみたいな昔ながらの入りみたいな感じで、ちょっと懐古。ジューシーさは無いけど、無機質に展開

7. Synergy (Bojan Remix)
8. Synergy (Bojan Dub Mix)
尺は同一4分半ちょい、オリジナルと大きく変わらず、疾走感は出てるかな、幾分トランシー

<The Remixes>
1. Synergy (Armand Pena Remix)
こっちのリリースのほうが結構ミックスは変えてきてるかな。でもエディット的に。だいぶ夜中ドライブモード、地味にダブ調、声の轟は気持ちよく
2. Synergy (David Puentez Remix)
今のUSのダンスポップって感じかな、EDMにも近くて、これまでの彼女には無かったような遊び、オリジナルを踏襲してて面白い
3. Synergy (Mike Cruz Extended Circuit Mix)
8分を超える尺にて、バシバシと音を叩きつけ楽しく、エネルギー溢れ、クリスタルのヴォーカルも若干BPM上がって強靭に

前者8曲・36分、後者3曲・16分半、このチームでの相性は良いのか、彼女はR&Bとかよりもダンスが映えるのか、やっぱりのアンバランスさもあるんだけど、楽しめるリミックス集。もしかしたら8曲入りのほうは、ヴォーカル入りのどれか1曲で十分かも。よりは3曲入りミックス集は結構気合はいってて、こっちの方がプッシュです


<過去レビュー>
1997年 Crystal Waters



Curtis Mayfield / We Come in Peace with a Message of Love (1985)

510sns21kZLカーティス・メイフィールド、2年振りとなるソロ12作目は、初のチャート圏外。笑顔の彼が眩くも、完全にヒットとは遠ざかる位置にて、話題性も薄くも、彼のこれまでの延長線上に制作されたような作品。ずっと聴き続けてるファンには違和感無いような作品。1990年Take It to the Streets との2in1 でリリース、1970年代後半から恋の歌が多くなり、ここでは特にジャケ含め顕著な仕上りに。

1. We Come In Peace
タイトル曲且つ2ndシングル。8分半の大ボリュームで、大ヒット曲"Move On Up" 引用たっぷり、でも茶目っ気たっぷりのポップファンク風。間奏も多いけど、楽しく平和の演出延々


2. Baby It's You
1stシングル。しっぽり可愛らしいバラード。呟くように、薄めの音の中に声を零すように。なんか切なさ、甘ずっぱさ、恋のおまじないみたいな…キュート


3. Bodyguard
音的にはサイケに尖ってて、70年代前期のソウルなんかも想起するような。ただし、全体ではヴォーカルの旨みが滲み出つつ、スウィートなディスコファンク風
4. Breakin' In The Streets
1st & 2ndシングルB面。粒で歌い紡ぐような、ワウワウな仕上り。抜き足差し足、中間部はトムとジェリーの追いかけっこみたいな瞬間も濃縮したり、ちょっと際立つものがあるなぁと
5. Everybody Needs A Friend
王道バラード、ソウルを引き連れ、しっとり、なんかホッとするようで彼が歌うと悲しさも満面なんだけど。ポツリ、平和な印象あれ、寂しさ溢れ、メッセージ性もじんわり
6. This Love Is True
まんま恋の語りべ、直球にスローバラード。聴いてるこっちが照れちゃうほどに、優しさ120%
7. We Gotta Have Peace
ラストは、音作りに驚きなんだけど、打ち込み。1曲目のアンサーソングのような、ファルセット調で歌い倒し、進化するサウンド(決してダンストラックとかではないけど)、天に平和が舞い踊るような…

7曲・38分、彼はほんと愛と平和に尽くす音楽家だなぁと。昔はもっと、悪困憊の平和主義って感じで勇ましくも、こういう思想が平然と広がって、早10年近く。スタンスは変わらないどころか、まどろみ溢れる懐かしのシンガー状態に。でも、こういった人も少ないからこそ重宝だし、当時よくこんな作品が世に出てたなぁと感心、レアかなぁとも思います。

We Come in Peace, With a M...
Curtis Mayfield
Sequel Records UK
2000-08-15


Chris Brown / Heartbreak On A Full Moon (2CD) (2017)

718WLgELK3L__SL1204_クリス・ブラウン、前作から1年10ヶ月振りとなる8作目、R&B1位・POP3位を記録。今回は特にレビューを悩みましたが(笑)、ハロウィーンに合わせてリリースとなった2枚組!これまでプリンスの3枚組CDをレビューするのも、3回に分けたくらいで、今じゃ4枚組をレビューするのも、もう清水の舞台を飛び降りる覚悟なのに、2枚組なんていう軽薄な言葉に見えて、ボリュームはまるで4枚組(最低でも45曲、ボートラとか数え出したらキリがない作品のようで、リリース45日後に再発されたデラックス盤はクリスマス意識で57曲に増えてるし)。でも、いきます。だって、如何せん凄い作品のようにも感じるので。

<Disc.1>
1. Lost & Found
徐々に鐘を鳴らすように、じわじわと響き伝う空間。気迫よりも、オープニングならではの準備運動、ストレッチ。これだけ長編の作品あって、クリスヴォーカルの気迫あれ、程よい位置にてキープ
2. Privacy
3rdシングル、R&B26位・POP62位を記録。結構アグレッシヴに突っ張った感じ、クリス自身もラップを豪快に、ちょいワルに噛ませてくるし、でもヴォーカルは健やかだったり、裏腹


3. Juicy Booty (ft. Jhene Aiko & R. Kelly)
プロモシングル。洒落たステップR&B、アイコやケリさん参加で、かなりクールで粋な仕上がり。若手っぽさよりも重鎮の力を借りて、なんかセクシーさなんかも突出
4. Questions
5thシングル、R&B32位・POP78位を記録。シンプルに2分程の曲、これがシングルと言うのも斬新(少し前にJason Derulo でもあったけど)、涼しげにアッケラカンと、特徴薄めなんだけど、しんなり


5. Heartbreak On A Full Moon
この時点でタイトル曲、セクシーな全体。コロンとした感触、コーラスがクレッシェンド、半透明な輝きというか、クリスの繊細なヴォーカル術も魅力
6. Roses
はちゃけた感じで多方面ヴォーカルが干渉し合ってて、解するに難しくもクリスのヴォーカルは基軸としてキープされ心地よく
7. Confidence
かなり先駆的、知的に進行する四つ打ち気味。ただ、ビートの強弱は結構あるので、そういうのを楽しんでたらあっちゅー間に終了
8. Rock Your Body
結構典型的な進行かな、ただ短い中に歌とラップと、結構濃縮に詰め込んできて、高域のサンンプリングヴォオーカルみたいなのが延々宙を浮くような展開
9. Tempo
6thシングル予定。クリスらしい、度量で押し通すというか、音自体は無難な状況なんだけど、彼の表現で虜にするような息抜く暇なしの進行


10.Handle It (ft. Dej Loaf & Lil Yachty)
可愛らしいヴォーカルと張り合いながら、同化する部分もあれ、声の応酬という感じで、ミディアム展開、声の重なりの冒険
11. Sip
影があるような、悲壮や暗さを抱え持つようなミディアムスロー。クリス自身のヴォーカルの引き出しは多く、色々な絡めで曲の印象は深層なものに
12. Everybody Knows
出だしから、シンセの音が耳を惹きつけ、ヴォーカルも重ねたり、急に組み込んだり、ラップも入れて、色々と手法を試しまくり
13. To My Bed
プロモシングル、R&B47位を記録。Usher "Nice & Slow" サンプリング、遠吠えのような、どこかで微妙に音が鳴っている状態というか、不鮮明維持で独特な消化不良
14. Hope You Do
Donell Jones "Where I Wanna Be" サンプリング、だいぶウネウネしまくってて、暗めというか、声も音もシリアスの渦
15. This Ain't
だいぶ、シレーっと鎮まる感覚。後半ならではの、結構落ち込み度は大きいかな。この辺り、どう聴き込めるか微妙ゾーン突入
16. Pull Up
しっぽり続き、哀愁あれ、寂しさの余韻なヴォーカル。どこか歌謡曲のようでラップの低空飛行のような。ただ、この調子が続くと重いかも
17. Party (ft. Gucci Mane & Usher)
2ndシングル、R&B14位・POP40位を記録。突破口に成り得るか、メンツ的には豪華なんだけど曲調は大きく変わるわけでは無いので微妙な域かも。ただシングルヒットという効果でアルバムを聴く人にとっては、かなり転換できるタイミングかも


18. Sensei (ft. A1)
英語でsensei って恩師とか、でもクラシカルな音をループさせながら、リスペクト感よりも懐古感が感じられるような曲、なんか日本人としてはちょい違和感を持つタイトル連呼
19. Summer Breeze
涼しさは薄いかな。単にラップな感じで、結構クリスってこのパターン多いなぁと、どの曲もメッセージ重めに作ったりするから、期待と裏腹着地って多い
20. No Exit
だいぶ演奏的にも明るさを取り戻すんだけど、それなりに。そこにヴォーカルを徐々に躍動、リリックも多め。聴き易くなってくるかな
21. Pills & Automobiles (ft. Yo Gotti, A Boogie wit da Hoodie & Kodak Black)
4thシングル、R&B16位・POP46位を記録。タイプ異なれ、インパクトある布陣にて、声の鳴りも高めで、だいぶ復調できている気も。クリスもこの長さをよく耐えてる感じもするけど、聴き手も飽きたらオシマイなので、ま、だいぶ許容位置に来た気がします


22. Hurt The Same
ディスク1ラストは、しっぽり感は否めずとも、結構気合の入ったラップ部多めに、客演頼らずここまで自身でやりくりしまくるのは好感高過ぎ

<Disc.2>
1. I Love Her
ディスク1よりも、ニュートラルに入って、でも彼らしいじんわり鳴らすような第2オープニング、何が始まるか予見が難しく
2. You Like
連なる展開、まだまだシッポリ感たっぷり。掴みは薄くも、色々なパターンにて似た展開って印象かな
3. Nowhere
お、だいぶヒネって来たかも。放たれるような音とメロディの旨み。佇みつつ、場面転換効果に絶妙
4. Other N***as
健やかな印象あれ、だいぶ鍛錬に引き延ばし。声の明るみが救い、ポップさは無いんだけど、キレ味はなかなか
5. Tough Love
結構好きな感じ、80年代ニュージャックスウィング意識で、その中を泳ぐように歌が挿入され、なんかセクシーだなぁと
6. Paradise
天国な感じはなくて、それよりは、その条件付けみたいな曲かな。浮遊して、だいぶ1.5次元的に現実との行き交いにも近いような幻想
7. Covered In You
熱烈にも、どこかに埋まっちゃうような感じで、その一方で高域のヴォーカルを突出させたり、かなり中毒性あるバラードR&Bって感じかな
8. Even
まだまだ雲行き怪しい感じ、多分2枚組とかじゃないと、このディスク2の暗さはなかなか作品化が難しかったのかもと想起できてきた。彼の闇の部分の音楽化、納得
9. High End (ft. Future & Young Thug)
9曲目に来てようやくフィーチャー、よくぞ一人で耐えたな。でも、それでもアッパーに暗くなる仕上がり、とことんだな
10. On Me
まだまだ個別に攻めまくり、ただ、曲の展開には美世界を感じる。ワンパターン多めに聴こえるのは、ディスク2の特性かも
11. Tell Me What To Do
泣きの出だし、ピアノと共に少しは情景が変る、こういう変化がないと苦しいけど、10曲目からはだいぶ面白い仕上がり
12. Frustrated
プロモシングル。涼しげに進行しつつも、さらっとした感触のコーラス優位なのに、なんか粘っこさも残る質感微妙
13. Enemy
まだまだ続く泥臭さ、でも本人はデジタルに、近未来に進んでるようなんだけど、えげつなく人間味が大きい
14. If You're Down
放つ音あれ、だいぶ開放感が声から漲って、コーラスはだいぶ陰な印象もあるんだけど、これまでよりはだいぶ集約されたエナジーを感じるなぁと
15. Bite My Tongue
なんかオリエンタル言えど、どっちつかず。なんだか、粛々とした展開、後半、飽きさせない展開分かれど曲としては理解がむずくなってきた
16. Run Away
だいぶ鎮まる孤独、切なさ、ここまでメッセージを入れ込みまくってくると、さすがにもうお腹いっぱい。ヴォーカルもまだまだ張り裂けてるし
17. This Way
ポップにバウンスも、疲れてきました。レビューって、最後までパワーないと、どこまでも良いテンションで書けないと判明
18. Yellow Tape
いよいよ到達の40曲目で一旦はラスト、でもフィナーレ感よりも、ストーリーをいよいよ閉じる暗さ、叩きのめすラップにて

<Bonus>
19. Reddi Wip
あとちょいなんで、ボートラも。音の広がり、徐々に伝うヴォーカルは味。本編は後半特に暗すぎた、なんか心機一転聴けてる
20. Hangover
優しい歌い方に、軽やかさ。若さあれ、結構肩荷チカラを落として歌われ、涼しさの再来
21. Emotions
初期の音や声の紡ぎを感じる。なんか、曲も似た感じが多すぎると、これっていう感想がなくなってくる…
22. Only 4 Me (ft. Ty Dolla Sign & Verse Simmonds)
音の汲み方が異なる、客演も最多で注目度は高め。裏で鳴らす音含め、単独で切梁すればなかなか聴きどころかも
23. Grass Ain't Greener
1stシングル、R&B15位・POP71位を記録。ラストは先行シングルをオマケ状態に、だいぶヒット性のない暗さ、こういうのはプロモーションあってこそ中ヒットってところなんでしょうか


実に2枚組・40曲、136分弱(前半22曲・79分、後半18曲・57分にボートラ5曲・18分追加で75分といったところ)。ボートラ付でカウントすると計45曲で159分弱(実に2時間40分)。更に更に、Deluxe Edition (Cuffing Season: 12 Days of Christmas)は12曲・38分追加と、もう記録づくし。こんな音をしっかり聴いてもらえない時代に、よくもここまでパッケージしたなぁと。ゆえに才能はジワジワ伝う!ただ、これはよっぽどのファンじゃないと、聴き込めないや。凄いこと仕掛けてきたなぁと。

<過去レビュー>
2007年 Exclusive
2009年 Graffiti
2009年 Graffiti (Deluxe Edition)
2011年 F.A.M.E.
2012年 Fortune
2012年 Don't Wake Me Up
2014年 X (Japanese Edition)
2015年 Fan of a Fan: The Album & Tyga
2015年 Royalty
2016年 Back To Sleep (Remixes)

Heartbreak on a Full Moon
Chris Brown
RCA
2017-11-03


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