SOUL FOOD, SOUL LIFE

【ほぼ毎日“R&B/SOUL”のCD全曲レビュー】Aretha Franklin の来日祈願と、YO-SUKE の日常備忘録も

* INDEX - F

Fantasia / Christmas After Midnight (2017)

51eo0Wi5BELファンテイジア、1年4ヶ月ぶりの新作は初のホリディで、Holiday5位・POP193位を記録。ソウル味あふれる彼女の魅力は、クラシックスタイルだから再評価できるキッカケになるかも?!実際に彼女の前作はスマッシュヒットを記録したものの、シングルヒットは届かずアルバムを聴くのをすっかりスルーでした。昨年はクリスマス関連はR&B的には特に不作でしたが、案外今年は一念発起な感じで主に女性ソロシンガーのクリスマスアルバムが結構出てることに驚き。話はもどって、今回ファンテイジアはメイキングを公開するなど、アメリカの音楽業界におけるステータスとでも言えるクリスマス作のリリースを楽しんでいるよう、喜んでいるようなプッシュ!


1. This Christmas
Donny Hathaway カヴァー、ソウルフルな仕上りで、それも懐かしさだったり、小ざっぱりしてて、彼女のゆったりと、でも演歌調なヴォーカルスタイル、アドリブもたっぷりで最高にとろける


2. Santa Claus Go Straight To The Ghetto
ポップにも、オールディーズ感がいいなぁ。ちょっとのコーラス、オルガン、何よりリズム具合が彼女の引き出しを深めてくれてる
3. The Snow Is Falling
しっとりと聴かせる、ジャズでもあり、ブルースにも近い。しぶくも、堂々と、ブルージングな夜を演出しているよう
4. Baby, It’s Cold Outside (ft. CeeLo Green)
シーローがまるでTony Bennett みたいな被せ技のようなデュエット的な参加、数年前に自身もリリースしたクリスマス作とは異なりムーディすぎる、ファンテイジアのゆったりテイストとの相性最高!!


5. The Christmas Song (Chestnuts Roasting On An Open Fire)
セクシーで、ハスキーな中の光も、こういった中でヴォーカルの憂いの粒をうまく放つなぁと感心
6. Give Love On Christmas Day
さらに、丁寧に歌われるバラードで、柔らかく流れるように、空気に溶け込むように、彼女の繊細な部分が芯に響く


7. Merry Christmas, Baby
まるでライヴの即興を感じるように、実力がバシバシ感じられる、演奏陣のドスコイなどっしりした放ちも聴きどころ
8. Silent Night
すーっと精錬に歌われる、彼女の真っ直ぐな部分と職人と、移ろいゆく景色、でも腹式には凄いものを持ってる、緊張感あるスロウ
9. Have Yourself A Merry Little Christmas
しみじみ酔える、彼女の息継ぎパーツごとにそーっと奏でられる旨みが素晴しく、音もほんとトキメキに凝ってる
10. What Are You Doing New Year’s Eve?
カヴァー続きも、気持ち良い頃合いのスロウジャズ、上手く歌いこなしてるなぁと、50年代ポップって感じかな、キュンと来る
11. In The Wee Small Hours Of The Morning
更にトドメを指すように、スロウに攻め立て。このような企画作じゃないと出来ないような完璧に陶酔の流れにKO
12. Hallelujah
ラストは、ゴスペル的に、コーラスなんかも、心洗われる施策で、すごく胸に突き刺さる。素晴らしい圧巻のラスト、リリック少なくても、ほんと伝う、低域が特にヤバイ

12曲・39分ほど、今でもTarget 晩はボートラ戦法で2曲追加で45分。それでも、さっくりした全体だけど、アルバム自体は上質な仕上り、彼女はほんと、音楽界において杞憂な存在になったと知らしめてくれるような作品。無論、R&Bヒットは堅実も、今の音楽の世界ではだいぶ生きにくくなっている中、着実な支持に繋がりそうな素晴らしい奥行あるアルバムです。

<過去レビュー>
2004年 I Believe
2004年 Free Yourself
2006年 Fantasia
2010年 Back To Me
2012年 ニューオーリンズ5日目 -ESSENCE MUSIC FESTIVAL 2012, 3rd Day (part.1)-
2013年 Side Effects of You

CHRISTMAS AFTER MIDNIGHT [CD]
FANTASIA
CONCORD RECORDS
2017-10-06

R.I.P Fats Domino / Rock and Rollin' with Fats Domino (1955)

220px-Rock_and_Rolling_with_Fatsファッツ・ドミノ、言わずと知れたロックやR&B普及の元祖と言っても良い重鎮、2017年10月24日89歳の恒例にて逝去されたニュースが入ってきました。ご冥福をお祈りいたします。個人的には、ソウルを聴くのが楽しくなってきた頃、彼のライヴ盤(収録時期不明)を購入して、絶えずボルテージを変えず聴衆を巻き込むスタイルに惹かれておりました。近年、膨大なアルバムがある中で、著作権切れのタイミングで4in8CD なんかが流通するようになって、自分も購入しておりました。その中収録されていた1955年にリリースされたデビューアルバムをピックアップ!今から62年前、ファッツが27歳の時の作品。全曲シングルリリース済で、タイトルに相応しいようなロック寄りの音源を多数収録。さらにはR&B1位を4曲(R&B10位以内でカウントすれば9曲も)収録する名盤!!!

1. The Fat Man
R&B2位を記録した1950年デビューシングル"Detroit City Blues" B面曲。彼のトレードマークにもなっている鍵盤が愉快に跳ねるポップバウンス。当時で言うと、Little Richards, Ray Charles と比較しても、正にファッツなどっしり感。一方でファルセットもたっぷり、茶目っ気たっぷり
2. Tired of Crying
自身6枚目となる1951年リリースのシングルA面曲。シャラランとしつつも、豊かにブルージーに奏でるミディアムスロー
3. Goin' Home
自身12枚目となる1952年リリースのシングルA面曲、初のR&B1位・POP30位を記録。だいぶ構えたスロー、細やかに健やかに歌い放つ心地よいブルージー


4. You Said You Loved Me
自身18枚目となる1953年リリースのシングルB面曲。曲調にあんま変わりはないかな、でも、しっぽり切々と歌い継ぐような、これもブルース
5. Going to the River
自身16枚目となる1953年リリースのシングルA面曲、R&B2位・POP24位を記録。波止場系、とは言え川か。ゆったり、しっぽり、もさい感じで歌う独特さ
6. Please Don't Leave Me
自身17枚目となる1953年リリースのシングルA面曲、R&B3位を記録。曲調は変って鍵盤が映えるブギーな感じ、キラキラしてて躍動、たまらない感触
7. Rose Mary
自身18枚目となる1953年リリースのシングルA面曲、R&B10位を記録。ホーン1本でスタート、和やかに、微笑ましく、あっさり・さっぱり
8. All by Myself
自身27枚目となる1955年リリースのシングルA面曲、R&B1位を記録。ツイスト風に、低域もきかせつつ、うきうきするテンポ、アドリブの節なんかも楽しい


9. Ain't That a Shame
自身26枚目となる1955年リリースのシングルA面曲、R&B1位・POP10位を記録。ハスキーに、ミディアムに楽しげに歌われる、スムースな仕上がり。サビの連呼がグッとくるなぁ


10. Poor Me
自身28枚目となる1955年リリースのシングルA面曲、R&B1位を記録。当時のJames Brown みたいに、涼しげに歌われるバラード、ファッツの後に出てくるシンガーへの影響は大きいんだろうなぁと


11. Bo Weevil
自身29枚目となる1955年リリースのシングルA面曲、R&B5位・POP35位を記録。なんかヨーロッパの町のお祭りみたいな、かわいらしさな音と、男くさいヴォーカルの融合の面白さ
12. Don't Blame It on Me
自身29枚目となる1955年リリースのシングルB面曲、R&B9位を記録。ラストは、しっとり聴かせる初期JB流儀のようなミディアムスロー、心地よい感触でアルバムは歯切れよく終了

12曲・29分程。5年分の音源でアルバム化しており、時系列に収録し、でも可能な限り違和感は少な目な編集は見事。時代によって紡いできた音楽ジャンルは異なっていても、彼のスタンスは変わらず。でもタイトルにあるロックって感じは見事に汲み取れず、あくまでも片鱗が渦巻いているというか。貴重な記録、ベストで濁さずアルバムで聴いたこその流れが最高。

8 CLASSIC ALBUMS PLUS
FATS DOMINO
RELGN
2011-11-11

Floetry / Flo 'ology (2005)

51ERPOhqd0L__SX466_今ではソロとして大活躍のMarsha Ambrosius が、Natalie Stewart と組んでいたデュオ フロートリーでの3年ぶりとなる2ndでR&B2位・POP7位を記録。前作もシングル"Say Yes" などのヒットを受けて好評だったけど、本作はシングルヒットは薄めながらアルバムは前作以上のチャート上位を記録。ただし、以降もデュオとしての活動はありつつも(今も継続)、ソロとしての見え方が多くなったかな。アルバムはこれ以降出ていないので寂しいところですが、当時チェックできてなかったので、ようやく。

1. Blessed 2 Have
Supertramp "School" サンプリング、ラップ出だし、マーシャの不可思議に妖艶なヴォーカルがしっとり伝う、面白いグルーヴ。余裕と、繊細さ、でも切に豪快さも垣間見える
2. SupaStar (ft. Common)
1stシングル、R&B55位を記録。可愛らしくも洗練したグルーヴにて、コモンの安定感あるラップ加わり、健やかに進行も、確かに先行シングルにしてはやや地味目


3. Closer
しっとり全てのファルセットにて、音は結構キックあるんだけど、ふわっとした感触に包容。ラップまで、うまく雰囲気に溶け込んでる
4. My Apology
波打つようなサウンド、キュンとするマーシャのヴォーカルは力があって、それでいて多種な表現に圧倒される、細やかだなぁと
5. Let Me In
ミディアムスローに、ほとり紡ぐようなサウンドに、丁寧にリリックを合わせながら。時に声を重ねたり、低域・広域と結構難しい雰囲気にもサラリと
6. Lay Down
2ndシングル、R&B102位を記録。とろけてしまう程のスウィートなスロウマジック。これを女性二人で奏でる美しさ、吐息交じりのリリックだったり、サウンド全部でメロウさ極限


7. Feelings
語るように歌う、風のように駆け抜けていく、それも穏やかすぎて、存在も分からないくらいに、壊れそうに神経質に。上質すぎる驚異の世界観
8. Sometimes U Make Me Smile
Alicia Keys を更に深みに溺れさせるかのように、前曲からの流れが秀逸に、ディープで暗くて、エモーショナル部の過度な痛みが伝う
9. I'll Die
重いテーマも、ストーリー的にばっちりハメてくるあたり彼女たちの才能。歌とラップの違和感ない交互、融合、時代関係なしに美しさに持っていく凄み
10. Imagination
まだまだ深い、混とんとした世界で、脱出を図るのか、もがき続けるのか、鼓動と共に、不思議な空間に浮遊する感触
11. I Want You
ラストは、揺らめきにも、音はやや復調。結構後半苦しかった中でも、ようやくの空中への復帰って感じかな

<Bonus>
12. In Your Eyes
本編に入ってても違和感はないけど、ストーリーな流れからは漏れたという感じかな。安定感あるミディアムで、クリエイティヴも存分に
13. Waiting in Vain
Bob Marley カヴァー、レゲエまんまにアレンジも、彼女たちのイズムは変わらず上質にくるまってる、楽しさが出ているのがポイントかな
14. SuperStar (Instrumental)
2曲目のインスト、マニアックにも国内盤のみ収録

11曲・55分、国内盤はUKよりもさらに1曲(先行シングルインスト)多く、3曲・12分追加で67分のボリュームに。アルバムとしての成功が変わる一方、単曲では分かりにくい魅力ってのはあるかな。全部を通すと、どんどん闇に葬られたり、気持ちも明るくなったりと、かなり毒素と解毒作用が交互に訪れて面白い作品だなぁと。惹きこむ力、そしてR&Bに根ざしながらも時代錯誤に陥ってかなり上質な気分。

<過去レビュー>
2011年 Late Nights And Early Mornings Marsha Ambrosius

Flo'Ology
Floetry
Geffen Records
2005-11-08

Flo'Ology by Floetry
Floetry
Imports
2007-04-24

Flo'Ology
FLOETRY?
MUSICSTORE
2015-07-12

Meli'sa Morgan & Freddie Jackson / Back Together Again (2005)

51304Y08T2Lメリッサ・モーガン、実に13年振りとなるアルバムI Remember はR&B96位を記録し、そこからの1stシングルは、フレディ・ジャクソンとのデュエットとしてR&B46位を記録。メリッサは長らく曲自体そこまで出してなかったけど(これ以降11年アクション無しだし)、フレディにとっても1995年以来のR&B50位内。ベテラン両者が、良いアプローチにて当時話題になってて、聴きたいと思ったものの手を出せず終わってたのを思い出します。今回は、今この時代に超珍しくCDSを普通に中古CDで見つけてきて、それも流通品だったようだし、リミックスまで収録されてたので、興味を即もって購入!

1. Back Together Again (Radio Version)
2. Back Together Again (Album Version)
Roberta Flack & Donny Hathaway カヴァー、アップテンポの楽しい曲だけど、個人的にはダニーの遺作曲って印象も。ロバータからの想起に、メリッサのヴォーカルがフィット。フレディはちょっと苦し気なヴォーカルになってきかなぁ。でも両者の魅力が良い感じでベテランならではの味に。エディットは、オリジナルを1分程短縮


3. Back Together Again (Remix Version)
お、オリジナルとは異なるヒップホップテイストに涼しげなリミックスになってる。大御所共演のリミックスとか、まじ攻めててアガル!これはアルバムに入ってないなら今やレア、ネットでも聴けない類かも

3曲・14分程。個人的にはフレディの2000年中盤の声を知れたのと、今まで全然チェックしてなかったメリッサのニューソウル的なヴォーカルの魅力にハマりました。曲の良さがあって、軽快で、ハッピーで、彼らの共演ならではの融合、創出を体感。CDSとしてしっかり発売されてたこともすばらしく、今になってこれまたアルバム聴いてみたいなぁと。

<過去レビュー> Freddie Jackson
1985年 Rock Me Tonight
1986年 Just Like The First Time
1988年 Don't Let Love Slip Away
1990年 Do Me Again
1992年 Time For Love
1994年 Here It Is
1994年 At Christmas

Back Together Again
Meli'Sa Morgan & Freddie Jackson
Orpheus Records
2005-09-06

I Remember
Meli'Sa Morgan
Orpheus Records
2005-10-14

The Futures / Past, Present And The Futures (1978)

R-1313258-1208817055_jpegフューチャーズ、1975年Buddah Records からのデビューから約3年後、Philadelphia International Records に移っての2ndは前作通りの記録とはならず、チャート圏外。2010年、国内にて初CD化となり話題になりました。活動期間は短いものの、結構愛好家は多いよう。彼らのグループ名を冠した、過去・現在、そして未来に繋がるメッセージをベースにしたアルバム。6人のにんまりジャケットも素敵。

1. Party Time Man
1stシングル、R&B94位を記録。爽快なフィリーサウンドに、有無を言わさない涼しげなヴォーカル。ホーンやコーラスの混じり具合もベスト


2. Ain't No Time Fa Nothing
2ndシングル。シャバデュビ、コーラスの的確な合わさり、メロディアスさがたまらない!Earth, Wind & Fire ぽさは強いかな、ファンクを除き、歌だけアース。ミディアムにうねっとしたディープさも入ったり、轟く声あったり多種な魅力が見事に広がる


3. Deep Inside Of Me
甘さが強烈なんだけど、コーラスだったり、極上のメロウに負けないバリトン低域で勝負したり、抑揚と、そしてストリングスの緊迫の面白さ
4. Sunshine And You
更に、おどけた様な低域は、まるでディスコサウンドで気持ちよさ爽快に流れるBarry White、コーラスや、フィラデルフィアの風に包まって独特のフィーリングが誕生
5. Come To Me (When Your Love Is Down)
揺らめく先駆的なコーラスワーク、これぞ彼らの魅力だなぁ。ソフトなんだけど、洗練さが鍵。やっぱアースに近い雰囲気全体
6. You Got It (The Love That I Need)
1stシングルB面。幸せな雰囲気最高、それでいて高域が爆発。ミディアムにゆったり進行するので、平和そのもの、溢れるヒーリング
7. (You're The One) Someone Special
キラキラしつつ、潔さもあって、シングルとしても戦えそうな全体の流れが旨み。サビの汲み方なんかも新しい、意思もあるし、テンポも良い感じでフィット
8. I Wanna Know; Is It Over
ラストは、ゴスペルぽさなオルガン。今までになかったジェントルなヴォーカルと、甘茶の融合。急に、微睡み感は強いなぁと、キュンキュンで最高潮にプッシュ

8曲・38分、本作はチャート的には失敗だったわけで、それは恐らくディスコブームにおいて、彼らの強みだけで押せる状況ではなかったのかと推察。フィラデルフィアサウンドめっこり、更に色々な術を試してるし、中立的に面白い作品だからこそ、文化や時代を除けば評価かなぁと。ちょっと、やりすぎ甘茶は気になったけど、ジェントルだったり、全体サウンドは個人的に良かったと思います。


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