2015年12月31日に亡くなって、昨年初頭は今回久々に取り上げるナタリー・コール ショックだったなぁと。本作は2年振り9作目となるCapitol 最終作で、レーベル在籍時最低ランクとなるR&B54位・POP182位を記録。彼女の逝去を受けて、長らく未CD化だった本作は昨秋リマスター化。物足りない部分も大きい作品と思いますが、彼女の苦悩していた時期の、今までなかなか気軽に聴けなかった作品を。全曲Chuck Jackson, Marvin Yancy 担当。
1. Too Much Mister
1stシングル、R&B45位を記録。これも先行シングルとしては、過去最低の不発。でも、今聴くとディスコファンクで、今までにない感じで楽しめるなぁと。単純に彼女に追い風が無かったのかなぁと。ただ、声は中域が強めで、萎れている感じも若干
2. I Won't Deny You
うきうきサウンドで、軽快に、当時の状況を吹き飛ばすようなポップ!節々、彼女の個性も抜群に張り付いてるけど、歌には安定感が若干たりないのかなぁと推測
3. I'm Ready
タイトル曲、当時のアダコンに相応しい楽曲なんだけだけど、ナタリーぽい声が潜んでいないなぁと。なんだろ、迷走ってわけじゃないけど、力が足りない感じがするんだよなぁ
4. Keep It On The Outside
更なるムーディでゴスペル臭さもあって自分好みのバラード、擦れたヴォーカルは薬物の影響なんだろうか。張りなんかも、コーラスに消されているようだし、なんか音のせいじゃなく、誤魔化すための要因になっている気も
5. Time (Heals All Wonds)
B面スタート、彼女が歌力じゃなくて、可愛らしさだったり、おどけな感じでダンクラ突き進むのは、試行錯誤故かな。彼女と時代がマッチしなかったというよりも、彼女の覇気が薄めかな
6. (I'm Coming) Straight from The Heart
当時の彼女にフィットしているバラード、ハスキーに振り絞るような思い、悲しげにも、彼女が立ち上がるにふさわしい選曲
7. Where's Your Angel
これまでのタイプと異なる洗練したミディアムテンポ、声の飛ばしだったりも、程よく安定。男性コーラスとのAOR的な掛け合いが絶妙
8. I'm Your Mirror
しっとりとエンドさせる優しいバラード、なんか節々彼女っぽくないヴォーカルが、何とも言えないなぁと。味はあるんだけど、どこか躊躇っているようで
8曲・37分、新装盤には何とも1992年に公開された4曲をボートラ収録しているのが注目ポイント。今までのナタリーのリイシュー盤にはボートラなどはなかなか無かったので、結構レアだと思います。70年代の爆発モードと、80年代後半の再ブレイクでのヴォーカルパワーと比べると、やっぱり彼女自身に物足りなさは感じるかなぁと。でも、70年代後半圧倒的に活躍した彼女が、80年代前半に苦悩する人生・音楽を記録した重要な産物。
<過去レビュー>
1975年 Inseparable
1977年 Unpredictable
1977年 Unpredictable ※2回目
1978年 Natalie Cole...Live
1979年 We're The Best of Friends with Peabo Bryson
1979年 I Love You So
1980年 Don't Look Back
1981年 Happy Love
1985年 Dangerous
1989年 Good To Be Back
1991年 Unforgettable... with Love
1994年 Holly & Ivy
1996年 Stardust
1996年 Celebration of Christmas with Jose Carreras Placido Domingo
1999年 Snowfall on the Sahara
1999年 The Magic of Christmas with London Symphony Orchestra
2000年 Livin' For Love
2006年 Leavin'
2008年 Still Unforgettable
2010年 Most Wonderful Time of the Year
1. Too Much Mister
1stシングル、R&B45位を記録。これも先行シングルとしては、過去最低の不発。でも、今聴くとディスコファンクで、今までにない感じで楽しめるなぁと。単純に彼女に追い風が無かったのかなぁと。ただ、声は中域が強めで、萎れている感じも若干
2. I Won't Deny You
うきうきサウンドで、軽快に、当時の状況を吹き飛ばすようなポップ!節々、彼女の個性も抜群に張り付いてるけど、歌には安定感が若干たりないのかなぁと推測
3. I'm Ready
タイトル曲、当時のアダコンに相応しい楽曲なんだけだけど、ナタリーぽい声が潜んでいないなぁと。なんだろ、迷走ってわけじゃないけど、力が足りない感じがするんだよなぁ
4. Keep It On The Outside
更なるムーディでゴスペル臭さもあって自分好みのバラード、擦れたヴォーカルは薬物の影響なんだろうか。張りなんかも、コーラスに消されているようだし、なんか音のせいじゃなく、誤魔化すための要因になっている気も
5. Time (Heals All Wonds)
B面スタート、彼女が歌力じゃなくて、可愛らしさだったり、おどけな感じでダンクラ突き進むのは、試行錯誤故かな。彼女と時代がマッチしなかったというよりも、彼女の覇気が薄めかな
6. (I'm Coming) Straight from The Heart
当時の彼女にフィットしているバラード、ハスキーに振り絞るような思い、悲しげにも、彼女が立ち上がるにふさわしい選曲
7. Where's Your Angel
これまでのタイプと異なる洗練したミディアムテンポ、声の飛ばしだったりも、程よく安定。男性コーラスとのAOR的な掛け合いが絶妙
8. I'm Your Mirror
しっとりとエンドさせる優しいバラード、なんか節々彼女っぽくないヴォーカルが、何とも言えないなぁと。味はあるんだけど、どこか躊躇っているようで
8曲・37分、新装盤には何とも1992年に公開された4曲をボートラ収録しているのが注目ポイント。今までのナタリーのリイシュー盤にはボートラなどはなかなか無かったので、結構レアだと思います。70年代の爆発モードと、80年代後半の再ブレイクでのヴォーカルパワーと比べると、やっぱり彼女自身に物足りなさは感じるかなぁと。でも、70年代後半圧倒的に活躍した彼女が、80年代前半に苦悩する人生・音楽を記録した重要な産物。
<過去レビュー>
1975年 Inseparable
1977年 Unpredictable
1977年 Unpredictable ※2回目
1978年 Natalie Cole...Live
1979年 We're The Best of Friends with Peabo Bryson
1979年 I Love You So
1980年 Don't Look Back
1981年 Happy Love
1985年 Dangerous
1989年 Good To Be Back
1991年 Unforgettable... with Love
1994年 Holly & Ivy
1996年 Stardust
1996年 Celebration of Christmas with Jose Carreras Placido Domingo
1999年 Snowfall on the Sahara
1999年 The Magic of Christmas with London Symphony Orchestra
2000年 Livin' For Love
2006年 Leavin'
2008年 Still Unforgettable
2010年 Most Wonderful Time of the Year