SOUL FOOD, SOUL LIFE

【ほぼ毎日“R&B/SOUL”のCD全曲レビュー】Aretha Franklin の来日祈願と、YO-SUKE の日常備忘録も

* INDEX - O,P

Prince / The Rainbow Children (2001)

71zXamIpOtL__SL1395_ 一昨年亡くなったプリンス、彼の作品は持っててもまだまだ取り上げてないものだらけで、本作はちょっとリクエストをいただいたのでレビューしてみたいなぁと。前作ではClive Davis と1作品のみのメジャー契約をした後、元にもどってNPG, Redline Entertainment から2年ぶりのリリース、きちんとプロモーションせず、益々闇雲路線を歩むキッカケの作品、POP109位止まりと、プリンスにしては寂しいチャート、こういうのが数年は継続するんですよね。スピリチュアリティ、ヒューマン・セクシャリティ、更には人種差別主義や愛をパッケージした難しい作品ですが、基軸はジャズなもんだから音楽性の広さに脱帽。

1. Rainbow Children
タイトル曲でスタート、殿下らしい遊びやアップダウンを入れ込みながらも、楽しげにワウワウと歌うポップさ最高。結構何段階にも分かれたストーリーになってて10分に及ぶ、解釈難なマニアックさが心を揺さぶる


2. Muse 2 the Pharoah
ゆったりしてるので、ホロ陶酔しちゃうんだけど、軽快な割にエジプト王の称号っすよね、ファロフって。なんか旅してる気分になったり、色々な橋を提起してくれるようで摩訶不思議
3. Digital Garden
歌詞に"Rainbow Children" 入れてきつつ、オリエンタルなラヴを絡めて、なんだか動物・鳥なんかが祝福するような世界観を見事に表現してるというか。Michael Jackson "Remeber The Time" のアフリカンな印象を更に難解にしたような曲に感じるというか
4. The Work Pt.1
先行シングル、チャートインなし。James Brown まんまに再現したようで好きなソウルファンク、でもヴォーカルは殿下のキュンキュンで、コーラスまで、もう遊びと真面目を入り組ませて進化が止まらない


5. Everywhere
女性コーラスに一部リードも託し、ライヴ終盤のドラミングみたいなハイライトも多く、アップテンポに幸せで爽快な瞬間が詰まってる
6. The Sensual Everafter
インスト3分、だいぶ落ち着いた大人の景色が見えるよう。でも、壮大さと静が背中合わせのような、殿下にしては王道な音作り
7. Mellow
Curtis Mayfield ぽさが出たイントロから、低域に広げるセクシーなヴォーカルが魅惑。スロウに、抜き足差し足、粒を最後まで繋げるようなアレンジ
8. 1+1+1 is 3
計算は合ってるタイトル、3で正解ですが、音をメインに80年代ファンクという感じでプレイバック。BGMのようにコーラスを重ね進行、案外無難に軽快に
9. Deconstruction
さっくり2分、暗黒の神ヴォイスがメインのインタールードみたいな感じ、映画のワンシーンというか、怖いSFが始まりそうな、ライヴだったらもっと深みにはまりそうなトラック
10. Wedding Feast
前曲あれ、アカペラでスタートするブライダル饗宴、でも1分弱のあっちゅー間の展開、不思議な幸せ空間
11. She Loves Me 4 Me
こっちが余計に、心から幸せに満ちてるかな、浸っていたい安らぎに溢れてる。即興風なヴォーカルの揺れもキュンとする!
12. Family Name
こっからが更に難度を増す、8分調の姓名の歌、珍しい取り上げ、いろんなイザコザというか、思考を詰め込む意表さ。音はどこまでもウキウキファンク、後半重めのスロウロックに
13. The Everlasting Now
前曲の流れも衝撃に、疑似ライヴ展開。はっちゃけ、乗せて、基軸はスタジオ録音なので、粛々と展開するものの、これまた8分超のクールさ、緩急が素晴らしい、、小刻みにコーラスを挑発して同時放出
14. Last December
実質ラストは8分に及ぶスロウ、なんか世界も季節も一周したような終着、でも色味の変化が曲の中でまだ起きてて、豪快さや繊細さが乱れて、やっぱりの波乱・難解が悶絶だったり

14曲・69分弱、隠しトラックで15−20曲目で計30秒の無音トラックを含み、最後の21曲目で38秒なので、計70分ジャストとなっておりました。最後フェードインしてくる音に若干の恐怖、で終わり。もう、ほんと意味わかめな創り、アイデア豊富すぎ。改めてメジャーには合わない、単純なヒットでは片付けられないからこその全体を通したアルバム作りへのこだわり、変態ぶりに共感でした。

<過去レビュー>
1988年 Lovesexy
1989年 Baddance
1989年 The Scandalous Sex Suite
1991年 Diamonds & Pearl & The New Power Generation
1994年 Come
1994年 Letitgo
1994年 The Beautiful Experience
1994年 The Black Album
1994年 1-800-NEW-FUNK V.A. (Prince

1995年 The Purple Medley
1995年 Gold R.I.P Prince (1957-2016)
1995年 I Hate U
1995年 The Gold Experience
1996年 Chaos and Disorder
1996年 Emancipation (Disc.1)
1999年 The Greatest Romance Ever Sold
1999年 1999 - The New Master with The Revolution
1999年 Rave Un2 The Joy Fantastics
1999年 Rave Un2 The Year 2000 In Concert DVD
1999年 The Valut... Old Friends 4 Sale
2003年 N.E.W.S
2004年 Musicology
2007年 Planet Earth
2009年 Lotusflow3r
2009年 MPLsound
2010年 20Ten
2014年 Art Official Age
2015年 HITnRUN Phase One
2015年 HITnRUN Phase Two

Rainbow Children
Prince
Redline Ent
2001-11-20

The Rainbow Children
Prince
Wagram
2003-03-31

レインボー・チルドレン
プリンス
ビクターエンタテインメント
2002-02-06


Patti LaBelle / presents: Home for the Holidays with Friends (2017)

51oTXoH1IfL__SS500パティ・ラベル、2007年Miss Patti's Christmas 以来10年振り・3作目となるクリスマスアルバムは、豪華シンガーを招いたストーリー仕立てとでも言うべく内容。今年のブラックミュージックにおけるクリスマス作の中でも最高峰というか、注目しておきたいアルバムだと思います。何より73歳となったパティが、今年2作目の作品をリリースしたことに驚異。個人的にはルーベン・スタッダード、ヴィヴィアン・グリーン、タメラ・マンあたりの参加が嬉しいいところ。BMRのサイトでも取り上げられてます。

1. My Favorite Things Jamar Jones ft. Vivian Green
ジェイマー・ジョーンズ、そしてヴィヴィアン・グリーンのヴォーカルが嬉しい。最初2分近くはピアノ演奏をベースに、そして清涼感あるヴォーカルがじらされて登場、気持ち良い跳ね上がるような歌声にウットリ
2. Don’t Save It All For Christmas Patti LaBelle
一聴、パティぽくない低域でウネウネした歌い方が面白いんだけど、でもサビからは堂々たるどっしりヴォーカル、天晴。基本は丁寧にじっとり歌われる感じ、コーラスの支えもなかなか
3. Your Presence With Me Ruben Studdard
優しい歌声、ホロリと歌われる繊細なスロウバラード。彼がここまで艶やかに、風のように歌うとは、磨きがかかったなぁと
4. Maybe Next Year Vivian Green
かなり色っぽく、彼女の器の大きさを感じる、アドリブも十分に完全に世界を持っていちゃってる、パティに退治するアルバムだけあって実力が半端ない
5. Let It Snow Ruben Studdard
懐かしのNHKとかの歌謡ショーを聴いてる気分、小編成ジャズにて柔らかな声、音にも溶けて、場をすごくきれいに纏めてくれてる
6. Mary, Did You Know? Patti LaBelle
暗めな曲だけど、なんかシリアスさと一寸の光を魅せてくれるような演出、ヴォーカルの刻み、コーラスの入り具合なんかがポイントですごく壮大に感じてくる
7. Brazilian Sleigh Bells Jamar Jones
ブラジルのソリ滑り、サンバ調でご機嫌マジック!いままで感じたことのないようなサウンド、ジャジーでもあり、ポップでもあり、愉快にウォームフル
8. The Christmas Song Vivian Green
伸びやか、こんなにも大人の女性に成長してたとは、と思わざるを得ない。アレンジも選曲も良いんだけど、彼女のクラシカルにフィットするのがよく分かる曲
9. O What A Night Jamar Jones
しっとり、BGM的に彩る、ムーディスローな5分半、十分な貫禄で落ち着きのパート
10. Christmas Time Is Here Patti LaBelle & Friends ft. Jamar Jones
パティというより、みんなで合唱するような曲で、平和感が良いかな。生ぬるい感じもするけど
11. Grown Up Christmas List Patti LaBelle
ついで、個人的にはアレサのヴァージョンが好きなので聴き比べな感じでもあるけど、結構王道な歌いっぷり、後半あまり盛り上がらなかったのは敢えてなのでしょうか・・
12. Jesus King! Patti LaBelle & Tamela Mann
ハイライトの一つ、ゴスペルの重鎮を招き、9分を超えるバトル。出だしからゾクゾクするクワイア、たまらん!パティの濃さに慣れてる一方、辛辣に切り込むようなヴォーカルのタメラ、流石鼓舞するものがあります!
13. Ave Maria Ruben Studdard
神父さんのように真っ直ぐに歌われて、いままでの感触とも異なるルーベンを堪能。オペラなんかも似合いそうに感じてしまう
14. Brahms Lullaby Patti LaBelle
ラストは前曲と繋がる形式でパティ独唱。意外なしっとり歌うスロウ、アルバムの終わり方も意外でした


14曲・61分、パティ自身は5曲しか出てこないけど、なかなかのメンツを揃えてきたことで、実力は半端ないです。ただ歌無し曲は必要だったかな?新鮮さはあったけど、ルーベンやヴィヴィアンがパティ作でしっかりパワーを出しているところが感銘!かなり濃くもあり、でも前作よりはだいぶひねってきた作品だなぁと、創作意欲に改めて感心です。

<過去レビュー>
Patti LaBelle
1976年 Chameleon Labelle
1977年 Patti Labelle
1978年 Tasty
1981年 The Spirit's in It
1989年 Be Yourself
1990年 This Christmas
1994年 Our Christmas Songbook* & The Bluebelles
1994年 Gems
1998年 Live! One Night Only
2000年 When A Woman Loves
2002年 Way Up There
2004年 Timeless Journey
2005年 Classic Moments
2006年 The Gospel According To Patti Labelle
2007年 Miss Patti's Christmas
2008年 Back To Now Labelle

Ruben Staddard
2003年 Soulful
2004年 I Need An Angel
2009年 Love Is
2014年 Unconditional Love

Vivian Green
2005年 Vivian
2005年 Gotta Go Gotta Leave (Tired) (Remixes)
2012年 The Green Room
2012年 ニューオーリンズ3日目 -ESSENCE MUSIC FESTIVAL 2012, 1st Day-

Tamele Mann
2007年 The Live Experience
2012年 Best Days



The Platters / Christmas with The Platters (1963)

91E6Hr+ANzL__SL1500_プラターズのクリスマスアルバム、有名と思うので取り上げてみます。ただ、彼らのシングル"Only You" は知ってても、アルバム単位で全然取り上げてなかったせいか、自分はソウルアルバムを好んで聴くくせに、この人達は勝手にオールディーズ括りにしてしまい片付けてしまってたような。。個人的には、クリスマス作であれば取り上げる難癖がありますので、せっかくなので取り上げる流れに。


1. Jingle Bells Jingle
まるでツイスト、でもちゃんとしたクリスマス仕上げ、だいぶ、粋なクリスマス。コーラスの入れ方もなかなか、コカコーラの当時のCMとかで使えそうなノリ
2. White Christmas
朴訥とした創り、擦れたリードに、なんか残像のように支えるコーラスとのバランスは、数あるソウルの中でも、なんか独特に残る印象
3. Santa Claus Is Comin' To Town
愉快に歌う、コーラスまでもが一体に歌う楽しさ。ブラックというより、清らかに爽やかに歌い上げる、あっけらかんな素敵さ
4. Christmas Time
オールディーズ感たっぷり、ストリングスの薄さ、アナログ感、声の震えるような録音状態、案外こういうのが挟まれると萌える、うれしくて
5. Blue Christmas
この曲をなかなかのテンポで爽快に仕上てきたあたり、このアルバムにおいても攻めてると思います。The Four Tops ばりの低域の目立ちはソウル的に◎


6. I'll Be Home For Christmas
しっとり歌うバラード、さりげなくゴージャスというか、質感高い演奏に心奪われるというかジェントルなヴォーカル、柔らかく耳心地なかなか
7. Rudolph The Red-Nosed Reindeer
赤鼻のトナカイ、淡々と楽しく歌うミディアムポップ。コーラスも、健気で好きだなぁ
8. Come Home For Christmas
うっとりなバラード、とにかく上品、女子人気あったんだろうなぁと。コーラス感じないくらい薄め、ときめきな灯
9. Jingle Bell Rock
オリジナルまんま、健やかに歌う1分半完結型。とにかく、素っ頓狂に、ほんわか、軽やかに


10. All I Want For Christmas Is My Two Front Teeth
え??この曲は女子が歌うの?そりゃ、女子が先頭にいるジャケ写や映像あるけど、まさかの前面。可愛らしくキュートに歌謡曲
11. Winter Wonderland
そんなに白じゃなく黒で歌うか、低域ウインターワンダー!スロウだし、なんか調子がつかみにくくも、どこまでも悪ノリ調子
12. Silent Night
音を外しつつ、どこかヤラレタ感w ヘタウマなんだろうか、スーッと馴染んでくる微妙絶妙な温度感
13. For Auld Lang Syne
まるで、調子を下げる、でも暗がり寒がり、アルバムをデクレッシェンドなスロウ。それでいてクリスマス演出な音は落とさない


13曲・30分の潔い展開、さすが当時。彼らの作品は、その後 新曲追加だったり、コンピレーションあったり、色々とクリスマス作出てるみたいで、もうどれが本当かわからないくらいなんですが、正真正銘これが当時の発端。でも、彼らを感じるのであれば、どれでもいいかも。それくらいに、どれを繋いでも個性は圧巻。かなり興味深いクリスマスソウル。

Christmas With the Platters
The Platters
Spectrum
1998-10-30

Special Christmas Collection
Platters
Legacy
2000-01-01

Christmas With the Platters
Platters
Mercury
1994-10-18

Christmas With the Platters
Platters
Sbme Special Mkts.
2013-08-01

Platters Christmas
Platters
Pegasus
2001-11-05

The Platters Christmas Special
The Platters
Gfs
2000-05-22

Christmas Collection: 20th Century Masters
Platters
Island / Mercury
2004-09-21

The Platters at Christmas
The Platters
New Sound
2003

Paul McCartney @ Tokyo Dome (2017)

securedownload4ポール・マッカートニー、ここ数年、結構来日づいてドームライヴを数回もこなしている御年74歳。数年前にリアルタイムビートルズファンだった母が一人で東京ドームライヴへ行ったものの「あんまビートルズの曲やらなかったから、つまらなかった」と、なんとも辛口。でも、最近はビートルズの曲もサービス多いらしく興味を持ってました。

自分は熱心なファンではないけど、教科書に"Yesterday" が載ってた世代だし、"Let It Be" も社会科見学のバスの中で「ゲリピー、ゲリピー」と楽しく歌ったもんだし。中学か高校に入ったくらいには、おませさんに、2枚組廉価CDでビートルズのヒット曲をぐんぐん聴き入ってたし、リアルタイムでは"Free As A Bird" "Real Love" が本当にい病みつきの時代。

securedownload5securedownloadでもポールだけは単独でそんな聴いてこなかったかも、ジョンも熱心ではなかったけど、マイコーの"Say Say Say" とか、最近ではRhianna, Kanye West との共演で楽しんだり、でもアルバムNew は案外はまったり。大方はライヴへの期待よりも、レジェンド感を体感することを目的に、ギリギリまで悩み。そして、数日前、コールドプレイの東京ドームライヴ行って、勝手にYouTube 祭りしてたところ、Beyonce, Bruno Mars なんかも出たNFLスーパーボウルの会に過去のメインアクトが歴代出て、その中の多くは亡くなっている人もいて(Michael Jackson, Whitney Houston など)、そこにポールも出てきて、あ、観なきゃと、搔き立てられました。

前回のコールドプレイは1塁側だったけど、今回は3塁側。武道館と違い、スタンドもアリーナも同価格だったようですが、自分は定価割れでゲット!っていうのは寂しい話なのだろうか。でも、熱心なファンが多そうに感じてたので、アリーナは狙わず、ゆったり観れるところを敢えて。

4月27日(木)、武道館ライヴの2日後、2日後にはさらに2回の連日ライヴを控えつつ、平日ながら開演は18:30。でも、意外にも始まらず、19:00過ぎスタート。いきなりビートルズナンバー、"A Hard Day's Night"、朝のエンタメニュースなんかでも観てたけど、なんかバンドとの掛け合い歌唱でポールのヴォーカルが分からず。アリーナは総立ちも、スタンドはかなり座ってみるドームライヴで、非常にゆったり。

securedownload3たまに知ってるビートルズ曲、ま、ほんとお元気で驚きました。途中で屁がしたくなって(汗)、でもみんなスタンドでもなく、音もガンガンすぎずってのもあって、こらえてたら相当体調が悪くなり、トイレタイム。その時に"Love Me Do"。ま、お爺ちゃんながらも、ファンキーにゆったり、ギャグだったり微笑ましい素振りもたっぷり。ポールの曲で知ってるのは"New", 誕生日の唄、あと なんだろ。。半分分からなかったけど、ドームならではの光の演出で、益々進化がみえました。声も衰えず、結構荒げたり、でも自分はAretha Franklin で免疫も驚きもあったので、ポールについては、とにかくMC挟みつつ、全然休憩しないで駆け抜けるところ。ギターも色々変えつつ、ピアノもオルガンも。

securedownload2個人的には"Let It Be" これは浸ったなぁ、"Hey Jude" も聴けたし。アンコールなくて2時間とおもったら、終わらず、そこからアンコールが長かった。"Yesterday" など飾り気なしに声を届けるのはタマランなぁと。でもね、さすがに、21:30になっても終わらずみたいな感じだったので、少し先に出てしまいました、すみません。

ただ、圧巻のステージ、これはみんな見届けたくなるなぁと。こんな70代半ばは凄すぎる。まだ来る可能性もあるか?分からないけど、個人的には最後かなぁと思いました。なので、無理にライヴ短期間に勝負出た感じを受けました。伝説を目撃できて、その雰囲気なんかもふくめて、重要な一日として刻みました!

<過去レビュー>
2014年 New (Japan Tour Edition)

Patti LaBelle / Gems (1994)

51AEDtJPrrLパティ・ラベル、2年8ヶ月振りとなるソロ12作目でR&B7位・POP48位を記録、2作連続のゴールド獲得。Jimmy Jam & Terry Lewis, James Wright, Teddy Riley等、旬のプロデューサーをこぞって起用した意欲作。シングルも3枚カットし全てPVを用意したり、リミックスなどドカンと発表してダンスヒットを飛ばしたり躍起。彼女の新たな踏ん張りが詰まってます。

1. I'm In Love
優しいメロウバラードでスタート、歌い裂ける感じではなく、抑え目の歌唱でアダコン路線。結構節々強さは出ちゃうけど、だいぶ頑張ってる
2. All This Love
2ndシングル、R&B42位を記録。1983年DeBarge カヴァー、地味に進行する感じかな、パティの旨みは沈んでるけど話題性は高く


3. The Right Kinda Lover
1stシングル、R&B8位・POP61位・Dance1位を記録。リズムもなかなか、パティの気持ちよい声質もうまく活かされてる。リミックスは完全にバッキバキ


4. This Word Is All
ちょい緩く、でも余裕たっぷり、往年のヴォーカルで進めながらも音は当時のストリートとR&Bのブレンド、楽しげでウキウキ
5. Too Good To Be Through
ジャムルイ担当の心地よいサウンドが魅力、音にハマって辿るように描かれるメロディも素敵。Michael Jackson 煌きバラードにも近い感触
6. I Never Stopped Loving You
3rdシングル、R&B67位を記録。コロンとした優しい、控えめなバラード。でも一部爆発もあったり、彼女の実力を覗かせつつも、最大限削ぐ努力


7. Stay In My Corner
力強くも、ゴスペル的な魅力もある、どっしりとスピリチュアルに。コーラスの使い方、パティの強烈ヴォーカルも自然で
8. If I Didn't Have You
出だしから驚かされる高域スタート、旧来ファンには喜ばれそう。サウンドこそ、敢えてのバラード攻勢も、パティはやっぱ弾けてナンボ
9. I Can't Tell My Heart What To Do
しっとりした感触維持、包み込むような全体での仕掛け。徐々に盛り立てるに、コーラスのテクニカルも大きな貢献
10. Time Will Tell
スロウに、ジャズの模りのよう。彼女の奥行ある表現力に感動しつつ、敢えて爆発しない感じで、じっくり聴き込み
11. Our World
メロウなんだけど、他とどこか異なる、幻想的かなぁと。徐々に広がる美しさ、そこで丁寧にリリックに酔わせる感じでクール
12. Come As You Are
ラスト、ディズニー映画のように、じっくりと音を伝え扉を開けていくような冒険。中盤、中毒性ある高域なんかも出てくるけど、大御所ならではのフィナーレという感じかな

12曲・57分半、前半はだいぶ抑えてて、新たなファン獲得に向けた施策だなぁと。後半はパティらしさを取り戻しつつ、結構スロウに維持し、そしてゴスペルの要素を強めているのも聴き応えかな。きちんと新旧の面白さをブレンドしていて好感。特に前半ではまだまだ新たな音に食らいつくし(パティらしさを削ぐこと勤しみ)、後半はコーラスとの相性の良さに唸っちゃいます。

<過去レビュー>
1976年 Chameleon Labelle
1977年 Patti Labelle
1978年 Tasty
1981年 The Spirit's in It
1989年 Be Yourself
1990年 This Christmas
1994年 Our Christmas Songbook* & The Bluebelles
1998年 Live! One Night Only
2000年 When A Woman Loves
2002年 Way Up There
2004年 Timeless Journey
2005年 Classic Moments
2006年 The Gospel According To Patti Labelle
2007年 Miss Patti's Christmas
2008年 Back To Now Labelle

Gems
Patti Labelle
Universal Mod Afw
1994-06-07

ジェムス
パティ・ラベル
MCAビクター
1994-07-21

Visitor

    Search in this blog
    Categories
    Archives
    Website for Aretha's Fans
    アレサ・フランクリン・ファンサイト
    Profile

    YO-SUKE

    Every Day MOBILE!!
    QRコード無料作成

    Twitter
    Blog Ranking
    にほんブログ村 音楽ブログ R&B・ソウルへにほんブログ村 音楽ブログ ブラックミュージックへにほんブログ村 音楽ブログへ
    是非、クリックにご協力ください!  
    Comment