2018年2月1日(誕生日の2日前)、テンプスの黄金期を支えたデニス・エドワーズが74歳で亡くなりました。個人的には3年半前の来日時、ビルボードライヴで堪能して、写真も一緒に撮ってもらえ、ほんと感動が残っています。まだまだお元気だったので唖然と言う感じでしたが、病気を患っていたようです。
企画盤の前作Diana Ross & the Supremes Join The Temptations でデニスが初お目見えになり、当時チャート最高位のPOP2位を記録(R&B1位はおなじみ継続)、UKでも初の1位を獲得。その3ヶ月後に、純粋なオリジナルとしてリリースされたオリジナル8作目。テンプス単独では最高位POP4位を記録(企画盤も通して、2ndから本作まででR&B1位は8作連続)。デニスの効果がどう作品に影響を与えていくか、そのプロセスが何より興味深く。
1. Cloud Nine
1stシングル、R&B2位・POP6位を記録。泥臭いサウンドに、迫力の男気ヴォーカルを突っ込み、よりディープなグループへと進化。とにかく熱いエモーションを人間味まんまに開放。やるせないコーラスも味
2. I Heard It Through The Grapevine
Marvin Gaye カヴァー、しっとり、しっぽり、でもデニスが出ると熱く、でも曲の繊細さに沿ってか、しなやかな可愛らしさが何ともキュート
3. Run Away Child, Running Wild
2ndシングル。エディットは半分程なんだけど、オリジナルは9分半に及ぶ尺。ゆえにこれにてA面最後。こういう泥臭さで、より音楽だったりグループとしての汁を追求する感じがタマラン。曲というよりは、メッセージ連なり、更には徐々に臨場感を与える劇場型のような
4. Love Is A Hurtin' Thing
Lou Rawls カヴァー、急に時代が戻ったように、クラシカル、そして切なくも甘酸っぱい、Smokey Robinson 色が出まくりのスロウ
5. Hey Girl
Gerry Goffin, Carole King 作、元は1963年 Freddie Scott オリジナル。後の1971年Billy Joelカヴァーでヒット。ストリングスが美しくも音はずしてる?華麗に水平線、ヴォーカルもひねらず、正統派に滑っていく感じで涼しげ
6. Why Did She Have To Leave Me (Why Did She Have To Go)
1stシングルB面、淡々とハスキーに美しいソウル、結構個性的にワウワウしたコーラスが印象的
7. I Need Your Lovin'
2ndシングルB面。まだまだ緩めに、A面と異なる、新生というよりは安定もしっかり根付かせるブランディングってところでしょうか
8. Don't Let Him Take Your Love From Me
調子が上がって結構ぐいぐい男気アップも、音のアッケラカンさに飲まれるように、ほんわか。ホーンなんかも緩くて、でもヴォーカルは勇ましく間
9. I Gotta Find A Way (To Get You Back)
これは熱いぞ、コーラスにも爽やかなストリングスにも負けじと、どこまでも鉄板に足掻いていく感じがタマラン!デニス!!
10. Gonna Keep On Tryin' Till I Win Your Love
B面はA面と異なり7曲目、ラストは、収まりの良い感じだろううか、柔和な感じで迫力並で終了
10曲・30分超、A面とB面の異なる作風あれ、個人的にはデニスが好きだったからこそ、A面で新生テンプスとて暴れまくるのは堪能!!やっぱりデニスの怪力はテンプスに必要な大要素、自分は甘茶よりも、シャウト系が大好きだからこその感想だと思います。生前、テンプスは分断しちゃったけど、レビューの方でテンプスの魅力を伝え続けてくれた生きる伝説でした、合掌!
<過去レビュー>
Dennis Edwards 関連
1969年 Cloud Nine
1969年 Puzzle People
1970年 The Temptations Christmas Card
1971年 Sky's The Limit
1973年 Masterpiece
1973年 1990
1975年 A Song For You
1984年 Don't Look Any Further
2002年 The Essential Collection
20xx年 Live at Casino San Pablo The Temptations ft. Dennis Edwards
2014年 Live at Billboard Live Tokyo The Temptations Review ft. Dennis Edwards
The Temptations
1964年 Meet The Temptations
1965年 The Temptations Sing Smokey
1965年 The Temptin' Temptations
1966年 Gettin' Ready
1967年 Live!
1978年 Bare Back
1980年 Power
1980年 Give Love at Christmas
1982年 Reunion
1984年 Truly For You
1985年 Touch Me
1987年 Together Again
1995年 For Lovers Only
1998年 The Temptaions The Original Mini-Series Soundtrack (OST)
2001年* The Christmas Collection
2007年 Back To Front
2010年 Still Here
企画盤の前作Diana Ross & the Supremes Join The Temptations でデニスが初お目見えになり、当時チャート最高位のPOP2位を記録(R&B1位はおなじみ継続)、UKでも初の1位を獲得。その3ヶ月後に、純粋なオリジナルとしてリリースされたオリジナル8作目。テンプス単独では最高位POP4位を記録(企画盤も通して、2ndから本作まででR&B1位は8作連続)。デニスの効果がどう作品に影響を与えていくか、そのプロセスが何より興味深く。
1. Cloud Nine
1stシングル、R&B2位・POP6位を記録。泥臭いサウンドに、迫力の男気ヴォーカルを突っ込み、よりディープなグループへと進化。とにかく熱いエモーションを人間味まんまに開放。やるせないコーラスも味
2. I Heard It Through The Grapevine
Marvin Gaye カヴァー、しっとり、しっぽり、でもデニスが出ると熱く、でも曲の繊細さに沿ってか、しなやかな可愛らしさが何ともキュート
3. Run Away Child, Running Wild
2ndシングル。エディットは半分程なんだけど、オリジナルは9分半に及ぶ尺。ゆえにこれにてA面最後。こういう泥臭さで、より音楽だったりグループとしての汁を追求する感じがタマラン。曲というよりは、メッセージ連なり、更には徐々に臨場感を与える劇場型のような
4. Love Is A Hurtin' Thing
Lou Rawls カヴァー、急に時代が戻ったように、クラシカル、そして切なくも甘酸っぱい、Smokey Robinson 色が出まくりのスロウ
5. Hey Girl
Gerry Goffin, Carole King 作、元は1963年 Freddie Scott オリジナル。後の1971年Billy Joelカヴァーでヒット。ストリングスが美しくも音はずしてる?華麗に水平線、ヴォーカルもひねらず、正統派に滑っていく感じで涼しげ
6. Why Did She Have To Leave Me (Why Did She Have To Go)
1stシングルB面、淡々とハスキーに美しいソウル、結構個性的にワウワウしたコーラスが印象的
7. I Need Your Lovin'
2ndシングルB面。まだまだ緩めに、A面と異なる、新生というよりは安定もしっかり根付かせるブランディングってところでしょうか
8. Don't Let Him Take Your Love From Me
調子が上がって結構ぐいぐい男気アップも、音のアッケラカンさに飲まれるように、ほんわか。ホーンなんかも緩くて、でもヴォーカルは勇ましく間
9. I Gotta Find A Way (To Get You Back)
これは熱いぞ、コーラスにも爽やかなストリングスにも負けじと、どこまでも鉄板に足掻いていく感じがタマラン!デニス!!
10. Gonna Keep On Tryin' Till I Win Your Love
B面はA面と異なり7曲目、ラストは、収まりの良い感じだろううか、柔和な感じで迫力並で終了
10曲・30分超、A面とB面の異なる作風あれ、個人的にはデニスが好きだったからこそ、A面で新生テンプスとて暴れまくるのは堪能!!やっぱりデニスの怪力はテンプスに必要な大要素、自分は甘茶よりも、シャウト系が大好きだからこその感想だと思います。生前、テンプスは分断しちゃったけど、レビューの方でテンプスの魅力を伝え続けてくれた生きる伝説でした、合掌!
<過去レビュー>
Dennis Edwards 関連
1969年 Cloud Nine
1969年 Puzzle People
1970年 The Temptations Christmas Card
1971年 Sky's The Limit
1973年 Masterpiece
1973年 1990
1975年 A Song For You
1984年 Don't Look Any Further
2002年 The Essential Collection
20xx年 Live at Casino San Pablo The Temptations ft. Dennis Edwards
2014年 Live at Billboard Live Tokyo The Temptations Review ft. Dennis Edwards
The Temptations
1964年 Meet The Temptations
1965年 The Temptations Sing Smokey
1965年 The Temptin' Temptations
1966年 Gettin' Ready
1967年 Live!
1978年 Bare Back
1980年 Power
1980年 Give Love at Christmas
1982年 Reunion
1984年 Truly For You
1985年 Touch Me
1987年 Together Again
1995年 For Lovers Only
1998年 The Temptaions The Original Mini-Series Soundtrack (OST)
2001年* The Christmas Collection
2007年 Back To Front
2010年 Still Here