本チャリティシリーズも第5弾、題してクリスマス・エイド5ですが、前作は2年前ライヴ盤だったので、4年振り4作目のオリジナル企画盤とも位置づけられそう。今回は、前作薄めだったブラック系も多めに参加しているのは嬉しいポイント。
1. This Christmas (Hang All The Mistletoe) Macy Gray
なんとも緩さ・個性爆発のオープニング、彼女ならではの抑えめ白熱は聴きどころ。BGMとしても、趣向ひねってるなぁと案外役立てそう
2. Little Drummer Boy / Hot Hot Hot Wyclef Jean
ワイクリフ・ジョン、最近は全然見かけなくなちゃったけど、この頃は異彩を放ってたし、改めて彼がこういったクラシカルに挑戦して、それをブチ壊してくれてる、独自路線のレゲエ調に仕上げててクール
3. Noel! Noel! Eve 6
ゴリゴリのロックに仕上げた、"The First Noel" オリジナルを文字った曲。流れ的にはワイクリフからなので変態的に、ジャンルごちゃ混ぜ歓迎
4. Blue Christmas Jon Bon Jovi
前ライヴ参加のチャリティで披露されていたようだけど、今回改めて収録されるという、なんか手抜きなのかサービスなのか。にしても、ジョンぽさの無い曲調ブルージーなので、更に流れ的に面白いかも
5. Merry Christmas Baby Stevie Wonder & Wyclef Jean
スティーヴィの掛け声、そしてラップ繰り広げるワイクリフ、これもライヴだ。あれ、敢えて本作は前作取りこぼしのライヴ曲も収録って感じなのかな、ほんわかリラックスムードだけど畳み掛けるヴォーカルは流石だなぁと
6. O Come All Ye Faithful City High
懐かしのシティ・ハイ、個人的にはメンバーに"天使にラヴソングを2”から"O Happy Day" の高音少年が大人になって裏方参加なのが懐かしいなぁと、涼しげに聴かせるヴォーカル、キュンキュン。男女混声あって、なんかこの曲は正統派に浮いてる
7. Christmas Is The Time To Say I Love You R-71
アコースティックと思いきや、ゴリゴリのHR、シャウト唱法でミディアムに掻き鳴らす。後半のコーラス入れて楽しげに歌い放つ男気、さっくり終わってしまう
8. Christmas Day Dido
ここに来て癒されるような、アコースティックバラード、沁みる。今までが濃すぎた。安らぎ、声の透明感、そして押し付けない優しさがたまらない
9. Run Rudolph Run Sheryl Crow
ライヴ再開、前作収録漏れより。刻みも勢いもある、シェリルの猛烈さもなかなか、でも卒なくクールさも、サーフUSAみたいなテケテケなギターも最高
10. Back Door Santa B.B. King & John Popper
同年リリースA Christmas Celebration of Hope 収録、両者ベテランの、まだまだ攻める姿勢カッコイイ!サウンドも豪華に渦のように溶け込んでる
11. Little Red Rooster Tom Petty & The Heartbreakers
まだまだ続くよライヴテイク、カントリーロック風、ナチュラルにミディアムスロー、なんか零すようなヴォーカルだけどしっとり上品
12. Christmas Don't Be Late (Chipmunk Song) Powder
出だしから豪快にギター炸裂、ミディアムだけど歌の出だし、女性ヴォーカルの意外性、凛とした空間を安定感で突き抜ける
13. Silent Night Stevie Nicks
独特の香りがする、まるでCyndi Lauper なんだけどダークな部分が大きい。低域の恨み節みたいな歌唱なのに、どこか切なさも渦巻く
14. I Love You More Stevie Wonder & Kimberly Brewer
終盤またライヴ。両者掛け合うデュエット、美しい。息があってるし、何よりキムベリー・ブリューワーってシンガーの透明感、70年代の彼のアルバムにひっそり入ってても良いくらいに浸れる、入ってくる曲
15. White Christmas Darlene Love
ラストはインディーソウルのように大御所ダーレン・ラヴ登場、まさかの締めくくりに。そして気持ちよい感じで音を外すあたりがツボだったりします
15曲・53分程、今回は特にゴチャゴチャな印象、ゆえに涼しい曲を見つけると安心感があったり。結構忙しいアルバムのように感じました。こういったチャリティ作、ストリーミングにならないことも多いんですが、本作は少なくともアマゾン・アンリミテッドにて配信されてます。今はほんとCD以外の選択肢、それもマニアックな過去作も聴けるのは有り難い限りです。
<過去レビュー(クリスマス・エイド関連)>
1990年 V.A. / A Very Special Christmas
1992年V.A. / A Very Special Christmas 2
1997年 V.A. / A Very Special Christmas 3
1999年 A Very Specia Christmas Live
1. This Christmas (Hang All The Mistletoe) Macy Gray
なんとも緩さ・個性爆発のオープニング、彼女ならではの抑えめ白熱は聴きどころ。BGMとしても、趣向ひねってるなぁと案外役立てそう
2. Little Drummer Boy / Hot Hot Hot Wyclef Jean
ワイクリフ・ジョン、最近は全然見かけなくなちゃったけど、この頃は異彩を放ってたし、改めて彼がこういったクラシカルに挑戦して、それをブチ壊してくれてる、独自路線のレゲエ調に仕上げててクール
3. Noel! Noel! Eve 6
ゴリゴリのロックに仕上げた、"The First Noel" オリジナルを文字った曲。流れ的にはワイクリフからなので変態的に、ジャンルごちゃ混ぜ歓迎
4. Blue Christmas Jon Bon Jovi
前ライヴ参加のチャリティで披露されていたようだけど、今回改めて収録されるという、なんか手抜きなのかサービスなのか。にしても、ジョンぽさの無い曲調ブルージーなので、更に流れ的に面白いかも
5. Merry Christmas Baby Stevie Wonder & Wyclef Jean
スティーヴィの掛け声、そしてラップ繰り広げるワイクリフ、これもライヴだ。あれ、敢えて本作は前作取りこぼしのライヴ曲も収録って感じなのかな、ほんわかリラックスムードだけど畳み掛けるヴォーカルは流石だなぁと
6. O Come All Ye Faithful City High
懐かしのシティ・ハイ、個人的にはメンバーに"天使にラヴソングを2”から"O Happy Day" の高音少年が大人になって裏方参加なのが懐かしいなぁと、涼しげに聴かせるヴォーカル、キュンキュン。男女混声あって、なんかこの曲は正統派に浮いてる
7. Christmas Is The Time To Say I Love You R-71
アコースティックと思いきや、ゴリゴリのHR、シャウト唱法でミディアムに掻き鳴らす。後半のコーラス入れて楽しげに歌い放つ男気、さっくり終わってしまう
8. Christmas Day Dido
ここに来て癒されるような、アコースティックバラード、沁みる。今までが濃すぎた。安らぎ、声の透明感、そして押し付けない優しさがたまらない
9. Run Rudolph Run Sheryl Crow
ライヴ再開、前作収録漏れより。刻みも勢いもある、シェリルの猛烈さもなかなか、でも卒なくクールさも、サーフUSAみたいなテケテケなギターも最高
10. Back Door Santa B.B. King & John Popper
同年リリースA Christmas Celebration of Hope 収録、両者ベテランの、まだまだ攻める姿勢カッコイイ!サウンドも豪華に渦のように溶け込んでる
11. Little Red Rooster Tom Petty & The Heartbreakers
まだまだ続くよライヴテイク、カントリーロック風、ナチュラルにミディアムスロー、なんか零すようなヴォーカルだけどしっとり上品
12. Christmas Don't Be Late (Chipmunk Song) Powder
出だしから豪快にギター炸裂、ミディアムだけど歌の出だし、女性ヴォーカルの意外性、凛とした空間を安定感で突き抜ける
13. Silent Night Stevie Nicks
独特の香りがする、まるでCyndi Lauper なんだけどダークな部分が大きい。低域の恨み節みたいな歌唱なのに、どこか切なさも渦巻く
14. I Love You More Stevie Wonder & Kimberly Brewer
終盤またライヴ。両者掛け合うデュエット、美しい。息があってるし、何よりキムベリー・ブリューワーってシンガーの透明感、70年代の彼のアルバムにひっそり入ってても良いくらいに浸れる、入ってくる曲
15. White Christmas Darlene Love
ラストはインディーソウルのように大御所ダーレン・ラヴ登場、まさかの締めくくりに。そして気持ちよい感じで音を外すあたりがツボだったりします
15曲・53分程、今回は特にゴチャゴチャな印象、ゆえに涼しい曲を見つけると安心感があったり。結構忙しいアルバムのように感じました。こういったチャリティ作、ストリーミングにならないことも多いんですが、本作は少なくともアマゾン・アンリミテッドにて配信されてます。今はほんとCD以外の選択肢、それもマニアックな過去作も聴けるのは有り難い限りです。
<過去レビュー(クリスマス・エイド関連)>
1990年 V.A. / A Very Special Christmas
1992年V.A. / A Very Special Christmas 2
1997年 V.A. / A Very Special Christmas 3
1999年 A Very Specia Christmas Live