SOUL FOOD, SOUL LIFE

【ほぼ毎日“R&B/SOUL”のCD全曲レビュー】Aretha Franklin の来日祈願と、YO-SUKE の日常備忘録も

* INDEX - V.A.

V.A. / A Very Specia Christmas 5 (2001)

31IjF2MnpgL本チャリティシリーズも第5弾、題してクリスマス・エイド5ですが、前作は2年前ライヴ盤だったので、4年振り4作目のオリジナル企画盤とも位置づけられそう。今回は、前作薄めだったブラック系も多めに参加しているのは嬉しいポイント。

1. This Christmas (Hang All The Mistletoe) Macy Gray
なんとも緩さ・個性爆発のオープニング、彼女ならではの抑えめ白熱は聴きどころ。BGMとしても、趣向ひねってるなぁと案外役立てそう


2. Little Drummer Boy / Hot Hot Hot Wyclef Jean
ワイクリフ・ジョン、最近は全然見かけなくなちゃったけど、この頃は異彩を放ってたし、改めて彼がこういったクラシカルに挑戦して、それをブチ壊してくれてる、独自路線のレゲエ調に仕上げててクール
3. Noel! Noel! Eve 6
ゴリゴリのロックに仕上げた、"The First Noel" オリジナルを文字った曲。流れ的にはワイクリフからなので変態的に、ジャンルごちゃ混ぜ歓迎
4. Blue Christmas Jon Bon Jovi
前ライヴ参加のチャリティで披露されていたようだけど、今回改めて収録されるという、なんか手抜きなのかサービスなのか。にしても、ジョンぽさの無い曲調ブルージーなので、更に流れ的に面白いかも
5. Merry Christmas Baby Stevie Wonder & Wyclef Jean
スティーヴィの掛け声、そしてラップ繰り広げるワイクリフ、これもライヴだ。あれ、敢えて本作は前作取りこぼしのライヴ曲も収録って感じなのかな、ほんわかリラックスムードだけど畳み掛けるヴォーカルは流石だなぁと


6. O Come All Ye Faithful City High
懐かしのシティ・ハイ、個人的にはメンバーに"天使にラヴソングを2”から"O Happy Day" の高音少年が大人になって裏方参加なのが懐かしいなぁと、涼しげに聴かせるヴォーカル、キュンキュン。男女混声あって、なんかこの曲は正統派に浮いてる


7. Christmas Is The Time To Say I Love You R-71
アコースティックと思いきや、ゴリゴリのHR、シャウト唱法でミディアムに掻き鳴らす。後半のコーラス入れて楽しげに歌い放つ男気、さっくり終わってしまう
8. Christmas Day Dido
ここに来て癒されるような、アコースティックバラード、沁みる。今までが濃すぎた。安らぎ、声の透明感、そして押し付けない優しさがたまらない
9. Run Rudolph Run Sheryl Crow
ライヴ再開、前作収録漏れより。刻みも勢いもある、シェリルの猛烈さもなかなか、でも卒なくクールさも、サーフUSAみたいなテケテケなギターも最高
10. Back Door Santa B.B. King & John Popper
同年リリースA Christmas Celebration of Hope 収録、両者ベテランの、まだまだ攻める姿勢カッコイイ!サウンドも豪華に渦のように溶け込んでる
11. Little Red Rooster Tom Petty & The Heartbreakers
まだまだ続くよライヴテイク、カントリーロック風、ナチュラルにミディアムスロー、なんか零すようなヴォーカルだけどしっとり上品
12. Christmas Don't Be Late (Chipmunk Song) Powder
出だしから豪快にギター炸裂、ミディアムだけど歌の出だし、女性ヴォーカルの意外性、凛とした空間を安定感で突き抜ける
13. Silent Night Stevie Nicks
独特の香りがする、まるでCyndi Lauper なんだけどダークな部分が大きい。低域の恨み節みたいな歌唱なのに、どこか切なさも渦巻く
14. I Love You More Stevie Wonder & Kimberly Brewer
終盤またライヴ。両者掛け合うデュエット、美しい。息があってるし、何よりキムベリー・ブリューワーってシンガーの透明感、70年代の彼のアルバムにひっそり入ってても良いくらいに浸れる、入ってくる曲


15. White Christmas Darlene Love
ラストはインディーソウルのように大御所ダーレン・ラヴ登場、まさかの締めくくりに。そして気持ちよい感じで音を外すあたりがツボだったりします

15曲・53分程、今回は特にゴチャゴチャな印象、ゆえに涼しい曲を見つけると安心感があったり。結構忙しいアルバムのように感じました。こういったチャリティ作、ストリーミングにならないことも多いんですが、本作は少なくともアマゾン・アンリミテッドにて配信されてます。今はほんとCD以外の選択肢、それもマニアックな過去作も聴けるのは有り難い限りです。

<過去レビュー(クリスマス・エイド関連)>
1990年 V.A. / A Very Special Christmas
1992年V.A. / A Very Special Christmas 2
1997年 V.A. / A Very Special Christmas 3
1999年 A Very Specia Christmas Live

Very Special Christmas 5
Various Artists
A&M
2001-11-06

Very Special Christmas 5
オムニバス(コンピレーション)
Used Item
2014-09-06

クリスマス・エイド5
オムニバス
ユニバーサル インターナショナル
2001-11-21

V.A. / A Very Special Christmas Live (1999)

.R-1738265-1395012871-3645_jpegクリスマス・エイドのシリーズ第4弾は、これまでの好評を受けてライヴ盤でのリリース。国内ではクリスマス・エイド4としてリリースされましたが、本国では完全スペシャルライヴとて名前も変って発売。90年代後半はこういったライヴ企画は結構流行ってたってのもあって、これも話題になりました。個人的にはメアリーJブライジ、ランDMC、ヴァネッサ・ウィリアムス、トレーシー・チャップマンなど黒人歌手に注目だったりしますが、シェリル・クロウ、エリック・クラプトン、ジョン・ボン・ジョビなども注目だったりします。

1. Rockin' Around The Christmas Tree Mary J. Blige & Sheryl Crow
まだまだ、暴れちゃいそうな頃、そしてシェリルとの共演ってのがよいですね、ゴーゴーというかツイストというか、クールにアッパーに決めてて、でもだいぶコギレイな印象


2. Christmas In Hollis Run DMC
1987年既発、それをライヴで披露。彼らがこういったライヴ企画に参加するのも興味深く、普通に元祖クールなラップクリスマス、おどけててファンクふわ重


3. Please Come Home For Christmas Jon Bon Jovi
既発曲をライヴ披露、だいぶジェントルに。ロックから、こういった優しく雰囲気もって歌うのは案外意外だけど似合う。元のソウルもかんじさせる、嬉しい仕上がり
4. Christmas Blues John Popper & Eric Clapton
ブルースマン二人がとにかく楽しいヒトトキをあっちゅー間に演出。肩肘張らない感じが余計に良い


5. What Child Is This? Vanessa Williams
ジャズ的挑戦、彼女のうつくしさは余裕の貫禄。個人的に、バラード過ぎず、だいぶフランク風にビッグジャズみたいな感じで好きなアレンジ


6. Christmas Tears Eric Clapton
クラプトンは11曲中5曲参加なので、もうメインン中のメイン。彼のクリスマスにここまで特化した面を知れるのおも興味深く、結構淡々としてるけど
7. O Holy Night Tracy Chapman
ハスキーにアコースティックギターで歌う、黒人ぽさというよりもポップ的にクロスオーヴァーな感じで。だいぶ低めの声で地味なんだけどね、カントリーぽくて味
8. Give Me One Reason Tracy Chapman & Eric Clapton
引き続き、トレーシー。クラプトンもまざり、よりエッジのきいた、深みのあるアレンジにて。異色すぎるコラボって感じかな
9. Merry Christmas Baby Sheryl Crow & Eric Clapton
まだまだクラプトン、そしてシェリルと、なかなかの存在感同士。コンセプトはこういうコギレイな感じなんだろうね。ライヴ言っても、よくあるディナーショーにも近い優雅な感じだから重宝されるのも分かる質感
10. Christmas (Baby Please Come Home) Jon Bon Jovi
3曲目よりも、アグレッシヴに。でも通常のバンドとかじゃないと、ちょっと歌いにくそうにも感じる
11. Santa Claus Is Coming To Town Mary J. Blige, Jon Bon Jovi, Tracy Chapman, Eric Clapton, Sheryl Crow, John Popper, Run DMC & Vanessa Williams
ラストは豪華共演で!メンツ濃すぎ、特にメアリーやRUN DMC出てきて、3曲目以降のジェントルな流れが異なるのが個人的にツボw


11曲・38分程の短さだけど、濃くて良いライヴ趣向。あんまりクリスマスライヴは作品化されてないので、チャリティで、ブラック系はすくないけど全体を通して企画に感謝。こういったチャリティ系の作品って権利上なのかあんまり長くCD化されたりダウンロード化されたりしないので、割り切ってCDで入手とかになる傾向ですけどね。

<過去レビュー(クリスマス・エイド関連)>
1990年 V.A. / A Very Special Christmas
1992年V.A. / A Very Special Christmas 2
1997年 V.A. / A Very Special Christmas 3

クリスマス・エイド4
オムニバス
ポリドール
1999-12-01

A Very Special Christmas Live!
Very Special Christmas
Interscope Records
1999-10-19

V.A. / Blues Brothers 2000 (OST) (1998)

811nOsWtUlL__SL1500_大ヒット、ソウル映画の真骨頂ブルース・ブラザーズから18年、一部メンバーが減ったりしちゃったけど、パワーアップするような感じで帰ってきました。往年のソウルシンガーもこぞって参加、前回よりもメンツ的には濃い感じで参加しています。個人的にはAretha Franklin "Respect" が初リメイクされたところに魅力も、それ以外にもたっぷり汁が詰まってます!

1. Born In Chicago The Paul Butterfield Blues Band
どちらかというと、白人ロック、Elvis Presley なんかにも近い唄かな。あとはカントリーロックという感じで、オールディーズタイプ
2. The Blues Don't Bother Me Matt "Guitar" Murphy
マット・マーフィ、ソロにて、うねうねディープなソウル。ドスが効いてて、大御所インパクト
3. Harmonica Musings John Popper
30秒のハーモニカ・ブルース
4. Cheaper To Keep Her Dan Aykroyd, Lonnie Brooks, Junior Wells & The Blues Brothers Band
遊び心な、映画のシーンでのウキウキシーンまんまに、豪華な顔触れで安定感もって進行するのは嬉しい限り


5. Perry Mason Theme The Blues Brothers Band
完全たる2分半インスト、正に犯人を追うようで、メロウで、加藤茶「ちょっとだけよ」にも近いような、探り探り節
6. Looking For A Fox John Goodman, Dan Aykroyd & The Blues Brothers Band
粋が合って、豪快に、なんかソウルというよりも、結構ロックアプローチが強めなことに今更気づく…
7. Can't Turn You Lose The Blues Brothers Band
彼らと言えば、改めて嬉しいカヴァー。演奏も惹きこまれるし、これは凄く嬉しい真っすぐ。次がアレサってのもたまらない流れなんだが
8. R-E-S-P-E-C-T Aretha Franklin & The Blues Brothers Band
町食堂の女将から、カーディーラー社長役となったアレサ。31年前の大ヒットをカヴァー、当時R&Bヒットで再ブレイクしてたけど、お茶ら気も健在。声質もスピード感も異なるけど、迫力は変らず、ハイライトの一つ


9. 634-5789 Eddie Floyd, Wilson Pickett, Jonny Lang & The Blues Brothers Band
エディ・フロイドにウィルソン・ピケット参加、もう豪華過ぎて鼻血です。安泰なんだけど、未だとびぬけたパワーには、感謝です


10. Maybe I'm Wrong Blues Traveler
一聴、結構Ronald Isley っぽい、口先の個性粒なヴォーカルを想起。結構聴かせる感じで、どんどん彼の上手さに驚異
11. Riders In The Sky (A Cowboy Legend) Dan Aykroyd, John Goodman & The Blues Brothers Band
やっぱり、ソウルやゴスペルじゃなく、カントリーも多いんで、改めて趣向は違うんだよね、ま、ポップフィールドに広げてるのは止む無しかな
12. John The Revelator Taj Mahal, Sam Moore, Joe Morton, Sharon Riley & The Faith Chorale
タジ・マハール、サム・ムーアなど、嬉しいメンツの数々によるゴスペル演じ。結構レアな共演だと思うし、ヴォーカルは健在、たまらん


13. Let There Be Drums The Carl LaFong Trio
1分超、ドラムを前面に押しだしたインタールード
14. Season Of The Witch Dr. John & The Blues Brothers Band
ドクター・ジョン参加のセクシーにアンニュイなスロウ。なんか、かなり時間を贅沢に奏でてるなぁと
15. Funk Nassau Joe Morton, Dan Aykroyd, John Goodman, Paul Shaffer, Erykah Badu & The Blues Brothers Band
エリカ・バドゥ参加ってのはツボ、踊らされるブルース・ブラザーズを、弄ぶように高らかに歌い上げてクール


16. How Blue Can You Get The Louisiana Gator Boys
ライヴシーンにて、ブルージーに、ねっとり熱く汗迸るようなスロウ、痺れるような歌唱の交互も旨み
17. Turn On Your Love Light Joe Morton, Dan Aykroyd, John Goodman, J. Evan Bonifant & The Blues Brothers Band
ハイライト的に、楽しく躍動的に進行。ポップさも十分に、行き急ぐ感じが強いかな。盛り上がりを相互に起こすような印象
18. New Orleans The Louisiana Gator Boys & The Blues Brothers Band
次いでラストは、もっと観客と鼓舞するような流れ。ニューオーリンズジャズ、ブルースを心から楽しむような全員巻き込み型

18曲・60分半、個人的には豪華さだったり、往年のスターの参加は嬉しいものの、総勢の魅力で貫き通してて、結果オリジナルの方が好きだなぁと再認識。なんだろ、さっぱりしてないんですよね、James Brown, Ray Charles もいないし。アレサなんかは贅沢な出演だけど、ウィルソン、サム、エディもなんか細切れな参加で埋もれ気味。やはりオリジナルを何度も観たくなるのは、ジャンルもソウルとは離れてしまったからかも。

<過去レビュー>
1978年 Made In America
1980年 Blues Brothers (OST)


ブルース・ブラザーズ2000 ― オリジナル・サウンドトラック
サントラ
ユニバーサル インターナショナル
2002-05-02

ブルース・ブラザーズ2000 オリジナル・サウンドトラック
サントラ
ユニバーサル ミュージック
2013-12-04

ブルース・ブラザース 2000 ― コレクターズ・エディション [DVD]
ダン・エイクロイド
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2002-08-01

ブルース・ブラザース 2000 コレクターズ・エディション [DVD]
ダン・エイクロイド
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2001-04-04

ブルース・ブラザース2000 [DVD]
ダン・エイクロイド
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
2006-04-01

V.A. / Power of Soul : Tribute to Jimi Hendrix (2004)

51MQC1XTNYLジミ・ヘンドリックス、1970年にドラッグやアルコールの影響で27歳の若さで亡くなったカリスマロックミュージシャン。Robert Johnson , Jim Morrison, Janis Joplin, Amy Winehouse など、27歳で亡くなる27 Club シンガーの不可解な繋がり。本盤は、ジミの没後35年企画として19曲ものトラックが収められたトリビュート盤です。個人的には当時リアルタイムに購入しましたが、ロックアプローチではなく、チャカ・カーン目的で買ってました。今改めて振り返ると、相当なメンツが揃った濃いカヴァー集。

1. Gratitude James“Al”Hendrix
イントロは18秒程の語りでした、粋な始まりなトリビュート作
2. Are You Experienced? Musiq
ロックアーティストが占める中、ネオソウルからミュージック・ソウルチャイルドがオープニングってのは意表。でもギターとの相性がなかなか面白い、深く重い、でも痛快に引き延ばし
3. Spanish Castle Magic Santana ft. Corey Glover
俳優でもあるギタリスト兼シンガーのコリー・グローヴァーの強めのヴォーカルに、サンタナのチョップが加わって豪快さ猛烈
4. Purple House Prince
嬉しいカヴァー、参加!ジミが映える感じで、演奏全盛に、コーラス風にて存在感を高めて、曲の辿り方が面白く。60年代ドゥーワップな通いも個人的にたまらない


5. The Wind Cries Mary Sting
ジミを聴いてるというか、哀愁たっぷりのスティング流儀。心揺られ、安定的に流れ堪能
6. Voodoo Child (Slight Return) Earth Wind & Fire
ファンクをどう対峙させるか、当時かなり得意としてたオリエンタル要素に、全体的にはアースぽくないウネウネした仕上がり
7. Power Of Soul Bootsy Collins ft. George Clinton & the P-Funk All-Stars
タイトル曲にもなっている採用、出だしはアメリカ国家?濃いメンツにて、でも、結構浮ついた感じでヴォーカルは柔く


8. Burning Of The Midnight Lamp Eric Clapton
クラプトン、ほんと楽しそうに歌ってる。軽めと重めを交錯させ、なんかリラックスしつつもメッセージ性は維持で
9. Have You Ever Been (To Electric Ladyland) Lenny Kravitz
レニクラ、かなりスムースにキュートな感じのアレンジ。ロックよりもR&Bな味わい、声がとにかく甘い
10. 30 Years James“Al”Hendrix
1曲目同様語り、15秒
11. Who Knows Devoted Spirits ft. George Duke
初フュージョンにて、両者のテクに酔う。潔い3分の尺にて濃縮な進行
12. Purple Haze Robert Randolph & The Family Band
地を這うように、直球ロック。王道に叩き描く、ジミの継承。ひねりはなく、どこまでも安泰に
13. Going Home Velvert Turner
インタールード的に演奏45秒、なんだろアナログ感と新鮮なコーラス
14. Little Wing Chaka Khan & Kenny Olson
さすがの存在感と、ジミと異なるようなエモーショナルに物悲し気に、でも高域での艶だったり、魅力たまらん


15. Castles Made Of Sand Sounds Of Blackness
ゴスペル集団とジミとの相性、少々複雑?でも、クワイアなんかは後ろに下がっているので、聴き易いかも
16. May This Be Love Eric Gales
秋風染みるような、でも前へ向かうようなメロウで、ホロ苦。抜ける声はジェントルに、抑揚なき まっすぐなミディアムスロー
17. Foxy Lady Cee Lo
シーローとロックの相性は興味深く、Outkast みたいな感じかな。なんかパーティ感、おちゃらけ。憎めない緩さ
18. Red House John Lee Hooker
ブルージーに、レッドハウス。こういう、大御所のゆったり感は、ジミ没後35年だからこその、連れ添いというか、味っ気あるスロウ
19. Little Wing, 3rd Stone From The Sun Stevie Ray Vaughan & Double Trouble
ラストは長尺12分半で終了。完全たるギターバトル、メドレー形式にて豪華なセッション!!即興ライヴからの模様の収録ぽいですね、歓声などを踏まえると

19曲・73分、結構曲が多いのでレビューを後回しにしてましたが、思えば3曲はインタールード的だったので16曲ってところかな。結構ジャンル広めに、でもジミの世界観は壊さないよう統一しているように感じました。アルバムとしてのコーディネートが結構良い感じで、イントロからラストまで、ストーリー展開されているような気合の入った構成がポイント!

Tribute to Jimi Hendrix: Power of Soul
Various Artists
Image Entertainment
2004-05-04

Power of Soul: a Tribute to Jimi Hendrix
Power of Soul: A Tribute to Jimi Hendrix
Sony Legacy
2011-04-12

Power of Soul: a Tribute to Jimi Hendrix
Power of Soul: A Tribute to Jimi Hendrix
Sbme Special Mkts.
2011-04-12


V.A. / Soul Comes Home -A Celebration of Stax Records & Memphis Soul Music- (OST) (2004)

51It+wJ4s-L__SX355_スタックス&メンフィスのサウンドを祝したライヴ祭典を映画化した作品、こういうのは先日取り上げたOnly The Strong Survive 以来結構増えてきた印象です。ライヴ自体は2003年4月収録。目玉となるのは2曲収録されているAl Green, Mavis Staples, Solomon Burke, Michael McDonald あたりだと思いますが、なんとも収録ギリギリに詰め込んでいる大充実版です!これが2枚組とかだったら、また飽和感あれ、これは、ほんとソウル怪力事件!ジャケットは地味だけど、相当に汁が溢れてます。

1. Knock On Wood Eddie Floyd
映像ではOpening と称したパーツを超えて、スタートするはエディ・フロイド!ヴォーカルは今だ力持ってるけど、結構ステージング含め、なんか懐かしの歌謡ソウル状態


2. Mr. Big Stuff Jean Knight
ジーン・ナイト、変わらないと言えば変わらないんだけど、相当年季と迫力が増したなぁと。こんな、灰汁の強いい曲だっけ?喉の鳴らしが自然と激しいw


3. You Don't Miss Your Water William Bell
2016年初来日を果したウィリアム・ベル、しっぽりしたバラードで酔わす。知る人ぞ知るなんだろうなぁ、観客のどよめきの小ささ(その小さくも反応がレア!)、優しく癒すテクは健在。高域も健在、いやー、渋くも淡い汁
4. Green Onions Booker T & The MG's
前曲がOtis Redding オリジナルから、次いでブッカーってのも泣けるんだけど、ほのぼのサウンドに観客も不意にクラップ、ロック度も上がって最高にグルーヴィなインスト
5. That's What Love Will Make You Do Little Milton & Jimmie Vaughan
白人ファンも客席に多いのでジミー・ヴォーガンへの声援は別角、そこにリトル・ミルトンが招かれる風で、ギター応酬、安定的に弾けたセッション。更にミルトンはヴォーカルも絶妙に入れ込んで、テンポも良いし、いやー、相当に健在に粋!


6. Theme from Shaft Isaac Hayes
これはアガル、シャフトですよ、シャフト!アイザックは完全に指揮者になって、衣装も奇抜だけど、表情タマラン!ベースライン、ギターなど描く輪郭ヤバス!アイザック中盤から歌いだすけど、中毒性


7. Soul FingerThe Bar-Kays with Chuck D
バーケーズ、乗せる力が素晴らしいなぁと。ブッカーと同じ匂いも漂うかな、演奏と共にソウルフィーリングを広げる感じで
8. (Sittin' On) The Dock Of The Bay Michael McDonald
Otis Redding カヴァーは、ブルーアイドソウル、マイケル・マクドナルド!安定感あるヴォーカル、こういうのも良いよなぁ、だいぶお手本みたいな歌だけど
9. When Something Is Wrong With My Baby Michael McDonald & Carla Thomas
歌い継がれてきた名曲、マイケルは懇切真摯に、カーラは可愛らしくも狂おしく、調和が取れたデュエット


10. Let's Stay Together Al Green
いよいよ本命登場、アル・グリーン!観客が一体感を示し嬉しい気分、それだけソウルというか、彼の鎮める力は格段に素晴らしいなぁと。この場に居たいなぁと思えるほど、羨ましい空間


11. Love And Happiness Al Green
アル2連発!ゆったり弾けて、ワクワク軽快に進行。彼の高域も飛んで、卒なく楽しさを振りまいてくれてるし


12. Try A Little Tenderness Solomon Burke
大御所っぷり半端なく、終着というか、Otis Redding カヴァーを塩辛く、喉は健在に、あー、レプリカの如く、彼の往年ソウルは大健在


13. Mustang Sally Solomon Burke with Mack Rice
マック・ライス加わり、音もちょいあげて、ブルージーに、むにゃむにゃした感じのヴォーカルだけど、覇気押される感じで、独特の調子にて溺れるような全体
14. That Will Be Good Enough For Me Rance Allen
ランス・アレン、恰幅良い白人シンガー、ピアノも披露し、迫力満点(つのだ★ひろ かと思った)。これは儲けもの、新たな発見です


15. Respect Yourself Mavis Staples
The Staples Singers 時代のヒットを、灰汁のあるヴォーカルは健在、たまらん!ウキウキするパートあったり、結構今を進行するアドリブたっぷりにて
16. I'll Take You There Mavis Staples
メイヴィスにてハイライト、これは映像通り(でもボーナス扱いのようで)。もう、喉から化け物登場くらいに、あっけらかんサウンドとの反比例調合

16曲・80分、DVDとは一部曲順は異なるけど、十分すぎるくらい良いパッケージにて収めてくれています。Otis Redding 曲多め、あとは1曲だけの収録のシンガーも多いけど、相当な祭典として出演者多めにてワクワク度高まりまくり。こういうのは風化しないで、記憶しておきたい伝説です。全体での歌唱とか、あっても良かったなぁと思うけど、そこは淡々と。

Soul Comes Home: Celebration of Stax Records
Various Artists
Shout Factory
2004-02-03


Soul Comes Home: Celebration of Stax Records [DVD] [Import]
Soul Comes Home: Celebration of Stax Records & Mem
Shout Factory
2004-02-03

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