SOUL FOOD, SOUL LIFE

【ほぼ毎日“R&B/SOUL”のCD全曲レビュー】Aretha Franklin の来日祈願と、YO-SUKE の日常備忘録も

★Michael Jackson

The Jacksons / Victory (1984)

61YXrTJgvbLジャクソンズ、3年8ヶ月ぶりとなるジャクソンズ名義5作目、R&B1位・POP4位を記録。何と言っても、Michael JackcsonThriller で大ヒットを飛ばして1年8ヶ月後にリリースされ、マイコー自身も参加している話題状況。本作がラスト参加とはなりますが(5年後のジャクソンズ名義作にはマイコー未参加、以降出る出ると言われてる新作も30年近く出ないまま)、やはり本作は絶頂のマイコーが参加している点は逃せないでしょう。更には名義にて最高位、最高の売り上げとなる2プラチナを獲得!ちなみに、マイコーは1,2,4,5曲目でリードヴォーカル参加してます。

1. Torture
2ndシングル、R&B12位・POP17位・Dance9位を記録。Quincy Jones ではなく、Michael Jackson, Jackie Jackson pro. で進行するので、当時の洗練さってのは光ってる。ただ、ヴォーカルはマイコーが際立ちすぎなのが仕方ないのかな。ファンクから脱皮して、ポップシリアスみたいな感じになっててある種スリラーのロックさみたいのも広がってる


2. Wait
4thシングル。当時のアダコンを超えて、1980年代中盤ならではの疾走感あるポップ弾けまくり、自分流表現フットルースタイプ。残念にヴォーカルの旨みは並


3. One More Chance
マイコーが裁判沙汰の中リリースされたベストNember Ones からの先行シングルとは同名異曲。マイコー未参加だし。曲は滑らかにゆったりしてて、どこか虜になる柔らかさは溢れてたり
4. Be Not Always
マイコーの声から、しっとりフォークギターと送る、まるでヒット曲"Ben" みたいなしっぽりした曲、凄く染みる。一言一言が表現、素敵で
5. State of Shock (with Mick Jagger)
1stシングル、R&B3位・POP4位を記録。今回の注目がミック・ジャガーとの共演。ほぼマイコーとの2者デュエット・ロック!マイコーのUltimate Michael Jackson (4CD) にも収録されてたくらいなので、マイコーもヒストリーの中で大事な曲だったのはあきらか


6. We Can Change The World
ワールドって言葉が入るとマイコーに歌ってほしい気がしてしまう単純ですが、ここではおどけたミディアムポップにティト中心で進行。セクシーで、クールに、何気に当時のブラックエッセンス極めてる
7. The Hurt
絶えずファルセットのランディ、異色の攻める甘茶。聴いてるうちにマイコーにも近いような泣き部分を汲めてきて不思議な気分に
8. Body
3rdシングル、R&B39位・POP47位を記録。幾分"Don't Stop Till You Get Enough" みたいな仕上がりも、だいぶ軽く。ポップ過ぎて、音の意識以外は勿体無いかな


8曲・41分程。総じて、マイコーの話題性に尽きるものの、それを利用してかなり個性を色々駆使した作品に仕上がってると思います。ただ、8曲に収めるには、ちょっと纏めきれてない気がしました。きっと、マイコーもそんな時間が無い中参加したものの、結果残るメンバーで仕上げるには、追いつきたくても追いつけないものも多かったのか。ヒットしたものの話題性優先?重要な楽曲も多く収録されているので、これはアルバムの流れにこだわらずってところもあるかも。

<過去レビュー>
1976年 The Jacksons
1977年 Goin' Places
1978年 The Destiny
1980年 Triumph
1981年Live!
1989年 2300 Jackson Street
1989年 The Best Remixes
1992年 The Jacksons : American Dream

Victory
Jacksons
Sbme Special Mkts.
2008-03-01

Victory/Triumph
Jacksons
2006-06-20

Destiny/Triumph/Victory
The Jacksons
Sony Budget
2003-10-06

ヴィクトリー
ジャクソンズ
SMJ
2016-08-03

3T / Brotherhood (1995)

51UYRWUbrcL__SL160_3T、マイコーの甥っ子3人組(今年超ようやくソロデビューとなるJackson 5 メンバーTito Jackson の3人の息子)という触れ込みでMJJ Music よりデビュー、POP127位止りでした。マイケル自身も参加したり(でもマイケルバッシングが徐々に強まっているころだけど)、シングルカットも多く、USよりUKでヒットしてたりします。まだ取り上げてなかったので今回。実はシングルも色々買い集めてましたが、まずは本編を。

1. Anything
2ndシングルR&B22位・POP15位を記録。アカペラ・イントロでスタート、当時を切り裂くには地味なバラードだけど朴訥とした感じ、若さが出てなくて可愛らしいというか。マイケルの声質にどこか近いものもあるリード、コーラスの粒もニンマリ。年間43位、息の長いヒット!リミックスも多種量産されてました


2. 24/7
3rdシングル。ヨーロッパ・オセアニアでのみカット、ちょっとテンポ上がるけど、控えめに歌い紡がれていくポップ・ミディアムスロー。コーラスでの声の丁寧な広がりは嬉しくなるよなぁ、マイコーぽさがある


3. Why (ft. Michael Jackson)
4thシングル、R&B71位・POP112位を記録。マイケルも参加してるし、CDSジャケにも登場してるくらいだし、ほんと家族・親族を大事にするなぁ、ヒイキもあるけど。コーラスはBabyface ぽい感じでシンナリ(と思ったらプロデューサーが童顔氏 まんまでした、魂乗り移ったかのようなマイコー再評価!)、そのインパクトを引き連れつつ自然とリードに交代してメロウさ爆発


4. Gotta Be You (ft. Herbie Crichlow)
6thシングル。ヨーロッパのみ発売。Backstreet Boys あたりに感化されてそうなプチダンス寄り、でも声に重たさはなく軽め・。トリオってのもあって声は全体では覇気薄め


5. With You
むねむね進行するというか、なんか地味にまったり。ギターのポイントあれど、迫力は薄いかな。とにかく、しっとり、だらーり
6. Sexual Attention
Damon Thomas, Robin Thicke 作参加、これも、どこかしっぽりしているのが残念。声のポツリした感じの表現はまさしく、でも物足りなさ
7. Memories
どこまでもバックグラウンドミュージック風。フルートだったり、まったりの弦だったり、なんか、期待と違うままにアルバム後半―
8. I Need You
5thシングル。Eric Carmen 作参加。3曲目に続き、コーラスのみMichael Jackson 参加。曲は良さげ、凄く素敵なR&Bバラード。でもそれに勝つべくリードが弱い。遺伝子は受け継ぎつつも、僅か。案外最後まで聴くと癖になる所以


9. Give Me All Your Lovin'
ようやく音はアップ、明るさも。でもヴォーカルに抑揚がない、張りがない。なので、どこまでも、眠いままに過ぎ去ってしまう
10. Tease Me
1stシングル、R&B90位・POP103位を記録。雨音、キラキラした情景サウンド、音あって、彼らの模る歌にも世界観増し。一方で、これがデビュー曲というのも信じられないくらいに地味


11. Words Without Meaning
追い打ちのスロー、マイケル流、しっとり奏でるバラードというか。リードが変わって、さらに不安定なヴォーカル。低域だから余計に歌の度量が分かってしまう
12. Brotherhood (ft. Prince Markie Dee)
ラストはタイトル曲、音はループしててクールな部分あれど、最後まで緊張感無い感じで進行、ぴりっとしないなぁ

12曲・55分半、マイケル関連ということでとっておきのアルバムでしたが、こんな空振りだったっけなぁ。時代なのか、それにしても声に覇気がない。これは縁故じゃないとリリースは厳しかっただろうなぁ。色々手だて加えてこれだから、若過ぎたのかもしれない。本作から10年近く経って、マイケルの力を借りずに2nd、なんか不運に音楽界に突っ込まれてしまった印象。

Brotherhood
3T
Epic
1996-05-03

Brotherhood
3t
Sony
1995-10-30

Michael Jackson / Nobody Moves Like Jacko (Live In Japan 1987) (1992)

R-2400077-1281886884_jpegマイケル・ジャクソン、単独ソロライヴ初来日公演の模様を収録したCD。国内で当時リリースされていたのですが、今年になってJapan Broadcast 1987 (Yokohama Stadium 27th September 1987) というのがリリースされているので、もしかしたら同様のものかも。音質などの違いは分からないですが、自分は昔から持ってるこっちの方にてレビューします。世界的には、Bad Tour からの音源化・映像化として後楽園球場の模様をCD化・DVD化したものが有名だったりしますが、記念すべく音源として改めて堪能したいと思います。

1. Wanna Be Startin' Somethin'
ライヴならではの高速イントロからスタート、歌いづらそうでも、とにかく躍起に歌唱、演奏も相当突っ走り
2. Human Nature
急転、このバラードがやってきちゃうと、鳥肌。小声だったり、繊細に。切に届けるエモーショナル
3. Heartbreak Hotel
ジャクソンズ時代のアッパー、現行風にロック交えてアレンジ。マイコーの声は聴きにくとも、ちゃんと歌ってる愛。強さと、今のマイケルらしたの詰り
4. I Want You Back / The Love You Save / Can You Feel It (Medley)
当時からメドレーとして聴かせるオキマリ。でも、だいぶ端折った感じかな、最後はアカペラだし
5. Rock With You
前曲の最後は、ここに繋げるための施策かな。出だしの高速歌唱含め、ぶっ飛んでる。映像観ると、前曲では"I'll Be There" はカットされてるような


6. You're My Lovely One
珍しめの選曲かな、豪快に突っ走る曲。とにかくBPM猛進が当時の彼のライヴ定番
7. Workin' Day And Night
まだまだ疾走感、凄い歌づらそうだけど、とにかく彼は最高のパフォームをこの早さで行っちゃうから無敵
8. Beat It
ここからがヒット最前線、それでもオリジナルより高速にしちゃうから、ぶっ飛んでる。若干キーは下げてるけど、それも許せる範疇。音だけで聴いても演奏やフックやコーラスどれもがハイパー
9. Billy Jean
これもBPM早めに、ゆっくり、しっとりは聴かせない、とにかく前のめり。歓声は止まず、相当なアクター
10. Shake Your Body
意外な選曲かな、自分は好きだけど、ここにコレを挟んでくる辺り、そして12分半の尺を使って訴求、ずば抜け
11. Thriller
来た来た、当時のメインかな、スリラー!ただ、4分程のミニ状態で進行。ライヴで堪能するには無理があるようにも聞こえるのは本ライヴならではかな
12. I Just Can't Stop Loving You
終盤ようやくヒーリングを与えてくれるマイケルの優しさ、モーション。後半2分、しっとりした演奏だったり、間・タメなんかも彼が与える美世界、少なくともこういう時間を設けているところにファン心理バッチシ
13. Bad
ラストは、当時発売されたアルバムタイトル、掛け合いから凄い響くし。音の選び方も流石、ヒットメイカーだと知らしめる。ラストは、パーティ感にて

13曲・78分半、映像を観て堪能したいところも(映像もでてるようだし)、1988年のライヴとは選曲も異なってるし、色々聴き比べても面白いマテリアエルだと思います。ジャケやアルバムタイトルなんかはご愛敬としか言いようがないし、当時はブートレグだったと思うし、それでもファンとしては聞かざるを得ないくらい興味深かった!

<過去レビュー>
1969年 Diana Ross presents The Jackson 5 Jackson 5
1970年 ABC Jackson 5
1972年 Got To Be There
1972年 Ben
1972年 Lookin' Through The Window Jackson 5
1973年 Goin' Back To India Jackson 5
1973年 Music & Me
1973年 Skywriter
1973年 G.I.T.: Get It Together Jackson 5
1973年 In Japan!
1974年 Dancing Machine
1975年 Forever Michael
1976年 The Jacksons The Jacksons
1977年 Goin' Places The Jacksons
1978年 Destiny The Jacksons
1978年 The Wiz (OST)
1979年 Off The Wall
1980年 Triumph The Jacksons
1981年 Live The Jacksons
1984年 Farewell My Summer Love
1987年 Bad
1988年 Smooth Criminal
1989年 The Best Remixes The Jacksons
1989年 2300 Jackson Street
1991年 Black Or White (Remixes)
1991年 The Black or White (Remixes) ※重複
1991年 Dangerous
1992年 Remember The Time (Remixes)
1992年 In The Closet (Remixes)
1992年 Who Is It (Remixes)
1992年 Heal The World
1992年 Tour Souvenir CD Single
1992年 The Jacksons : American Dream The Jacksons (V.A.)
1993年 Dangerous The Remix Collection
1995年 Scream (Remixes) with Janet
1995年 HIStory: Past, Present and Future, Book I
1995年 You Are Not Alone (Remixes)
1996年 Earth Song (Remixes)
1996年 They Don't Care 'bout Us (Remixes)
1997年 Stranger In Moscow (Remixes)
1997年 HisTory On The Film vol.2 DVD
1997年 Blood On The Dance Floor (Remixes)
1997年 Blood On The Dance Floor
1997年 HisTory / Ghost
1997年 Ghosts (PV)
1997年 Michael Jackson Medley Unlimited Beat
2000年 Soul Soruce Remixes
2001年 What More Can I Give with Friends
2001年 You Rock My World
2001年 Invinsible
2001年 Cry
2003年 One More Chance
2004年 The Ultimate Collection
2005年 The One (DVD)
2008年 Thtiller25th
2008年 Thriller Single Collection
2009年 こんなにマイコーのCD持ってた…
2009年 追悼式
2009年 The Collection
2009年 Live In Japan 1987 DVD
2009年 The Remix Suite
2009年 This Is It (OST)
2009年 This Is It Movie Trailer
2009年 This Is It
2009年 This Is It Movie
2009年 The Stripped Mixes
2009年 I Want You Back! Unreleased Masters
2009年 マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009
2009年 The Ultimate Christmas Collection
2010年 This Is It Blu-ray
2010年 Hiroshi Fujiwara & K.U.D.O. presents Remixes Michael Jackson / Jackson 5
2010年 Michael Jackson's Visions DVD
2010年 Hold My Hands with Akon
2010年 Michael
2011年 Hollywood Tonight
2011年 Immortal
2012年 Come And Get It : The Rare Pearls (Disc.1) The Jackson 5
2012年 Come And Get It : The Rare Pearls (Disc.2) The Jackson 5
2012年 I Just Can't Stop Loving You*
2012年 Bad25th
2012年 Live at Wembley July 16, 1988 DVD
2013年 Duets Paul Anka
2013年 Michael Jackson "Immortal" @ Saitama-SuperArena
2014年 Xscape

Japan Broadcast 1987
Michael Jackson
Goldfish
2016-05-06

V.A. / The Jacksons : American Dream (1992)

21XA77DDBGL__SL160_アメリカで放送された番組からのコンピレーション作品、後にVHS・DVDなどもリリースされており、ジャクソンズ、はたまたジャクソン5 からの歴史を振り返ることができる興味深い内容。ただし、こういったコンピ的なものはこれまでにも乱発されている感からか、ヒットには至らずチャート圏外。アメリカでは28万枚、世界ではミリオンを突破してはいますが…。本作、彼等だけではなく、他シンガーの曲なども入ってるので、正にOST的な進行。

1. Who's Lovin' You (Live)
1971年ライヴより、マイケルの若き勇ましき歌唱からスタート。ソウルフルに、高域はずば抜けてるし。タメだったり、なんだろ、この技術は、今でも驚かされる
2. Kansas City Jason Weaver
ジェイソン、当時12〜13歳くらい。声変り前、テケテケサウンドに負け時歌唱。ドラマ再現アーティストとしての録音かな
3. I'll Be There
オリジナルヴァージョン、改めて温かさと優しさが詰まってるなぁと
4. In The Still Of The Night Boyz II Men
ジャクソンズ後継という立ち位置での収録なんだろうか、当時猛烈ヒットのボーイズ・2・メンの涼しげなバラード
5. Medley: Walk In Love / The Love You Save (Live)
1曲目同様からのライヴ音源、前半はインストに近くてジャクソンズの奥底に眠るようなダークな演奏が魅力。そして後半はマイケルの突破するような溌剌なヴォーカルにノックアウト、この曲好きだなぁ
6. I Wanna Be Where You Are Jason Weaver
2曲目に次いで、今回はどちらかというと、1992年当時のストリートを混ぜたような仕上がり。進化するマイケル伝説とでも表現かな、でも名曲カヴァー、この曲も後半の盛り上がり部など好きだし、たまらん魅力


7. Dancing Machine
3曲目に次いでオリジナル音源、改めて当時のファンクをスムースに抑えて聴き心地良いなぁと
8. The Dream Goes On Jermaine Jackson
ジャーメインをメインにした現行R&B、やっぱ箔が無い気も。頑張ってるけど、前後の曲と比べると、無理やり感
9. Medley: I Want You Back /ABC (Live)
1・5曲目とは異なり、1972年の音源よりメドレー。声は多少疲れてる感じもする。歓声が凄い、更に場内の熱気の半面 マイケルをサポートする兄たちの心意気も
10. Stay With Love Jermaine Jackson & Syreeta
8曲目がツマランかったので、期待薄でしたが、スロウバラードでの両者共演は素晴らしい魅力、ツボもしっかり。壮大に広がっていくようで、気持ちよいメロウ


11. Never Can Say Goodbye
オリジナル音源、ラストに向かって程よいテンポにてアルバムをクールダウン
12. You Are The Ones (Interlude) 3T
何とも、マイケルが本作には全く関与してないと思いきや、マイケルPro. の弟分をインタールードながら参加させている辺り、色々愛を感じる。2分弱ながら優しいタッチの歌唱


13. Dancing Machine (Remix)
7曲目のオリジナルを用いたリミックス、当時出始めたBPM回転技術を用いたハウスヴァージョン。派手さはなにけど、音も声もぶれなく、“聴ける”ミックス



13曲・48分半、うちオリジナル3曲・ジェイソン2曲、ボーイズ・2・メン1曲、ジャーメイン関連2曲など、純粋なマイケルファンには届きにくいものも有りそうだけど、ライヴ音源3曲だったり、リミックス1曲、そして3T1曲と、興味深い収録も散りばめられてて、捨てではないかと。自分は映像の存在を今回知ったので、ちょっと気にしてみたいと思います。

Jacksons: American Dream
Various Artists
Motown
1994-06-14


Michael Jackson / The Black Or White (Remixes) (1991)

41kuDpYT7OL__SL160_マイケル・ジャクソンの曲の中でも、一気に世界中のチャートを制覇した曲と言えば、これじゃないかな。11曲目のPOP1位、R&B3位・Dance2位。自分は国内の縦型ジャケCDSで持ってましたが(貰いました、嬉しかったなぁ、確か中学の時)、リミックスの存在を知り時を経て購入。当時は超斬新、とにかく音の速さが変って、それでもヴォーカルの音域が変らず保たれてダンスになってるんだから。今聴くと、オリジナル感がそがれて違和感はあるけど、とにかく革新的なリミックス群!!

1. Black Or White (The Clivilles & Cole House-Club Mix)
ピコピコしまくった音からスタート、歌入り前はちょっとのクールダウンでワクワク度高まるんだけど、基本はキュンキュンなキラキラポップダンスって感じかな。マイケルっぽくなくて、あくまでもクロスオーヴァーヒットを狙うための施策って印象。当時のダンス仕掛け人C&Cにおいても、ディープさが完全無い程のキラキラ感


2. Black Or White (The Clivilles & Cole House-Dub Mix)
基本はインスト風で、若干のコーラスしか入らず、案外こっちのほうが別物としては違和感なく聴けるかも。後半シンセが追加され遊び、尺も全体では前曲よりも1分程カット
3. Black Or White (The Underground Club Mix)
基本は1曲目の路線なんだけど、リミックス名通りアンダーグランド感を出そう出そうという思いは伝わるかな。ただ、明るめの曲調になっているので、足掻いている感じもするけど。若干ヴォーカルをフィルター掛けて残したり、全体バランスは良くないかも
4. Black Or White (House With Guitar Radio Mix)
イントロがヒューマンビートボックス、そしてオリジナルに近いロックリズムを用いて、でもピコ音は混ざるけど、4分弱の潔いミックスで、ここまでだったら、これが一番かな


5. Black Or White (Tribal Beats)
リミックス名通り、トライバルな音のみが敷かれて、逆に下手な明るさが無いので、オリジナルに更に近くてクールかも。ヴォーカルをしっかりくみ取れ、でも消化不良さも

5曲・29分程。結局はオリジナルが相当な差をつけて一番良いって感じなんですが、4曲目なんかはオリジナルとリミックス要素をうまく混ぜ合わせた感じかな。昔は、リミックス自体が驚きだったんで、1曲目をカオスに聴きまくってたんだけど、今は感想が変ってきて、これもマイケルをかなり客観的に聴いてしまってるからかもしれませんが。こういう賛否が出ることで、MJ自身はあんまりミックス好みしなかったのかなぁと推測してみたり。


ブラック・オア・ホワイト・ザ・リミックス
マイケル・ジャクソン
エピックレコードジャパン
1992-03-25


Black Or White
Michael Jackson
Sony
1991-11-08




Visitor

    Search in this blog
    Categories
    Archives
    Website for Aretha's Fans
    アレサ・フランクリン・ファンサイト
    Profile

    YO-SUKE

    Every Day MOBILE!!
    QRコード無料作成

    Twitter
    Blog Ranking
    にほんブログ村 音楽ブログ R&B・ソウルへにほんブログ村 音楽ブログ ブラックミュージックへにほんブログ村 音楽ブログへ
    是非、クリックにご協力ください!  
    Comment