SOUL FOOD, SOUL LIFE

【ほぼ毎日“R&B/SOUL”のCD全曲レビュー】Aretha Franklin の来日祈願と、YO-SUKE の日常備忘録も

※Single / Mixes

Maxwell / Bad Habits (The Unadulterated Remix Box) (2009)

416sKzK65LL__AA256_マクスウェル、BLACKsummers'night からの"Pretty Wings" に続く、US AC R&B 連続制覇となるシングルカット。当時とかだと、もうアナログなのか、CD-Rなのかも微妙なくらいのシングルリミックスカットなんだけど、今のダウンロード、ストリーミングになって、今改めてリミックスEPとかが整理され出してて、本シングルなんかも<アンアダルターレイテッド・リミックス・ボックス(偽りなきリミックス集)>なんてクールなサブタイトルで作品化、ストリームオンリー。いやー、今になって再度注目し直せる幸せ。

1. Bad Habits (Harlan Pepper & AG lll Club Remix)
結構早めのBPMでバシバシ通快に8分超、単調に、無機質に四つ打ち。でも最低でも最高でもなく、なんかマクスウェルだから箔がつくというか
2. Bad Habits (Karmatronic Club Remix)
個人的には、Luther Vandross "Take You Out" を手がけてた彼らの手腕は興味が高かった!シリアスに6分、なんかマクスウェルがPrince に聴こえるように、なんか大分雲間に隠れつつも、シンセの豪快さでアンダーグランドさ全開
3. Bad Habits (Mark Alston Club Remix)
声の変幻自在は変態炙り、ただ高速気味も音はだいぶしっぽり真っ直ぐ、中毒性高いけどシンプルに疾走


3曲・22分、他にもアンオフィシャル含めて、結構色々リミックスパターンあったのが興味深くも、最強の3曲を揃えてきてます。更に、彼のシングルはこぞって、今になってあれこれEP化されてるので、また色々と探訪することになりそう。何より上質に、リミックスなんだけど、それぞれ大切にできちゃう感じで聞けるのは有り難い限り。

<過去レビュー>
1998年 Embrya
1999年 Fortunate
1999年 Fortunate (Single)
2001年 Now
2001年 Lifetime
2001年 Get To Know Ya
2009年 BLACKsummers'night
2016年 BlackSUMMERS'night

https://music.amazon.co.jp/albums/B076VSJ4S6

Bruno Mars / Just The Way You Are (Remixes) (2011)

bruかれこれ、もう7年前ですか、ブルーノ・マーズの大ヒット曲"Just The Way We Are" が配信限定でリミックスEPとなってリリースされているではないですか。ジャケはオリジナルに安く肉付けただけですが、あの爽やかな楽曲がハウスミックス集となってドカンと多くのリミックスを収録。リリース後、日本でもCMソングだったり、色々な場面でBGMになってたり、永遠の名曲になっている気が。リミックスでもその魅力は失われないんだろうなぁと思い、興味深く。

1. Just The Way You Are (Simon Steur Club Mix)
オーソドックスに爽やかさ継続にBPMアップ、癖の無い気持ちよく聴けるハウスに仕上がってます。ダンスミックスとしてリアルタイムにヒットはしてない気もするけど、オフィシャルとして重要な役回りになっています


2. Just The Way You Are (Simon Steur Dub)
1曲目のダブ、尺も一緒。ヴォーカルは極力無くして、1曲目を聴いた後だからこその余韻のように聴けるピアノハウス。なんか展開的にもオリジナルをうまく踏襲できてるなぁと、ささやかなオリジナルのコーラスの早回しな感じが極上

3. Just The Way You Are (Carl Louis & Martin Danielle Club Mix)
ちょっと、オリジナルのメロディラインとは音はズレた、敢えてのフィルターハウスとでも言うか、ただオリジナルの美しさを邪魔しないように音を質素に奏でているようにも


4. Just The Way You Are (Carl Louis & Martin Danielle Classic Mix)
3曲目の別ヴァージョン、どちらかと言うとこっちの方がオリジzナルのラインに添えている気がします。EDM手前、ドラrマティックに進行させる要素が渦巻いてて、更に抑揚・緩急が曲に素敵な相乗を与えている印象
5. Just The Way You Are (Manufactured Superstars and Jqunital Remix)
オリジナルに無機質にドライに疾走させてる感じかな、でも徐々にダンス汁が増して、美しく、華麗に響いていく感じで好感


6. Just The Way You Are (Steve Smart & Westfunk Club Mix)
7分の尺あれ、ヴォーカルからスタート、オリジナルの音を多用しながら進行するクラシカルなハウスみたいな感じで、その一方で淡々と進むブルーノあれ個性が薄めに。個人的には中間部、ブルーノのハモリが鮮明に聴こえるのは旨み


7. Just The Way You Are (Skrillex BatBoi Remix)
唯一エディットのように4分弱で構成された、デジタル仕掛け。ちょいPerfume みたいな近未来を感じさせるような、オリジナルを超越しつつ、ブルーノの秀逸さも保った歯切れが気持ち良いアレンジに


7曲・40分、このリミックス集については捨て曲なし、リミキサーとオリジナルの相性がどれも良くて、だからこそ恥じること無いオフィシャル。ただ、あんまり大々的にプッシュされてこなかったような。適度にどれかの曲でもいいし、EP的に全曲でも、普段リミックスとかあまり聴かない方にも面白く聴けるんじゃないかなぁと思えます。故にオリジナルの良さに尽きるんですが。

<過去レビュー>
2010年 Doo Wops & Hooligans
2011年 Earth To Mars
2012年 Unorthodox Jukebox (Target ver.)
2013年 Locked Out of Heaven (Remixes)
2014年 Uptown Special Marc Ronson
2016年 24K Magic
2017年 Versace On The Floor (Remixes)





Chaka Khan ft. B. & DJ Sidney Perry / I Love Myself (Remixes) (2017)

51Cmv6RQTbL__AA256_R-10510835-1498934685-5786_jpegチャカ・カーン名義では、"It's Not Over" くらい以来の超久々なんじゃないかな。色々創作意欲だったり、リリースの話題は出てたのになかなか渋ってて、今回ジャケは微妙なががら2種類のリリースにて、デジタル限定にて。チャートアクションは無さそうだけど、まだまだ健在に楽しみながら挑戦し続けるチャカ、脱帽です。

<Official>
1. I Love Myself
PVだと、"Through The Fire" をアカペラ配してスタートする、粋の良さ。オリジナルは、チャカのウネリみたいなのが埋めいてて、結構聴き応え。まるでPrince と関わった時のように深いし、でもアドリブは70年代のクールさがあったり、多重コーラスはトドメの凄み


2. I Love Myself (Alternate Mix)
別ミックス、あくまでもR&Bとシリアスポップを混ぜたように、彼女の心の奥の叫びをギリギリのところで押し込めた感あるかな

<Remixes>
1. I Love Myself (Qubonix Main Mix)
7分超、結構シンプルなハウストラックになってるけど、ヴォーカルパートは結構急ぎ足な感じでオリジナルとは全然異なる印象に。でも、"Never Miss The Water" みたいな仕上りに近いかも


2. I Love Myself (Qubonix Main Mix / Radio Edit)
前曲を半分にしたエディット、じらしは あんまり無くて、オリジナルを駆け出していくようにして終了。でも、改めて彼女って昔から全然声質落ちないなぁと感心
3. I Love Myself (Sid's Speakerbox Mix)
ちょっぴりダブっぽい7分、粛々と音は進行するけど、ただただ破壊力のあるチャカのヴォーカルが豪快に突き進む

リミックス集は3曲・18分だけど、オリジナルはいずれも4分弱。個人的にはリミックス集から興味を持った新曲だったけけど、PV含めオリジナルの深さにヤラレマシタ。今なお、こういったチャカの引き出しを広げて、でも旧来ファンをも喜ばせてくれる仕上りは流石だなぁと思いました。

<過去レビュー>
1975年 Rufus ft. Chaka Khan Rufus with Chaka Khan
1978年 Street Player Rufus with Chaka Khan
1978年 Chaka
1979年 Masterjam Rufus with Chaka Khan
1980年 Naughty
1984年 I Feel For You
1988年 CK
1989年 Life Is A Dance
1992年 Love You All My Lifetime (Remixes)
1996年 Epiphany: The Best of Chaka Khan, Vol. 1
1996年 Never Miss The Water ft. Me'Shell Ndegeochello
1998年 Come 2 My House
2000年 All Good? (Remixes) with De La Soul
2003年 Get My Party On (Remixes) with Shaggy
2007年 Funk This
2008年 Live
2011年 S.O.U.L.
2012年 Alive
2012年 ニューオーリンズ5日目 -ESSENCE MUSIC FESTIVAL 2012, 3rd Day (part.2)-
2013年 It's Not Over ft. LaCrae
2013年 It's Not Over (Remixes)




Aretha Franklin / The Only Thing Missin' (Remixes) (2003)

R-4901813-1378919815-1715_jpegアレサ2003年So Damn Happy からの1stシングルは、R&B53位・Dance7位を記録。しかしながら、アルバムプロモーションらしきものは一切に近いくらいなく、おそらくメイン曲もTVでさえ歌ってないんじゃないかなアナログはリリースされ、基本プロモCDSはメイン曲+インスロのみ収録。アナログはリミックスが計6曲、自分はこのCDSを捜していますが未だ未入手、とは言え今回はアナログと同内容のためレビューしておきます。国内盤アルバムには1-2曲目の、ちょっと編集違いのミックスが収録されてるレアさ、基本日本の誰も気になってないかもしれませんが(笑)、マニアックなんで仕方ないです。

1. The Only Thing Missing (Furilla Full Vocal Mix)
推すならコッチになっちゃうなぁ、フルって感じでもない5分弱、エディット聴いたこと無いし。ただ、ベースラインだったり、オリジナルを展開まで変えてかなり面白く料理したなぁと感心!


2. The Only Thing Missing (Blaze Vocal Mix)
安定感あるんだけど、ちょっと速度アップに伴うピッチのズレというか、聴きにくさみたいなのがある。当時にしては珍しく。コーラスでアレサの声が目立ちにくかったり


3. The Only Thing Missing (Furilla Late Night Dub)
1曲目とは異なり、ハードハウス仕上げのダブという感じかな。サビではヴォーカルを使って、結構荒っぽい攻撃的なリミックス
4. The Only Thing Missing (Giorgio Moroder Mix)
ディスコの重鎮ジョルジオ・モルダーが潜に登場とおもったら、ウキウキな仕上がり、なんか格好良くないんですよね、ちょっと雑多な編集もあったり、個人的に受け付けにくいだけなのかなぁ
5. The Only Thing Missing (Blaze DJ Mix)
2曲目、尺が伸びて若干スムースになってるかな。肝心のヴォーカルはやはり急ぎ気味なせいか、聴きにくくなっているのは変らず
6. The Only Thing Missing (Blaze Intradub)
1曲目を2分半近く伸ばして、コーラスがメイン、あとはホーンが自由に演奏、アレサのスキャットは若干塗されるけど

6曲・40分弱。決して好ミックスってわけじゃないけど、オフィシャルに6曲用意してきた辺り、2000年代では、2014年に"Rolling In The Deep / Ain't No Mountain High Enough (Aretha Version)" リミックス集が出るまでは、レアな位置付けというか、もうこういったアクション無いんだよなぁという感じだったので、プロモーション的には寂しい感じでした。にしても、まだCDSが入手できてない。全曲音源として持ってるだけでは物足りないマニアックです。



Aretha Franklin / Here We Go Again (Remixes) (1998)

R-196637-1084464468_jpgアレサ・フランクリン、最後のBillboard POP100入り(73曲目)となったシングルで、R&B24位・POP76位・Dance1位を記録。先日アレサは30年程かけて作った記録を、10年満たずのNicki Minaj に抜かされてしまいましたが(今の音楽シーンは昔よりも次々曲を発表できるようになったことと、アルバム曲までチャートインしたり、フィーチャリングもカウントされたりっていう要因もあると思います)。アレサにおいては、シングルでPV作ったのはこれが最後(要は、もういいかな、って感じなんでしょうか)。2003年So Damn Happy, 2007年Jewels In The Crown, 2008年This Christmas Aretha, 2011年Woman Falling Out of Love, 2014年Great Diva Classics と、シングルカットされた曲あれどPVが無い…。要は売る気が無い?本シングルにおいても、なんと数ヵ月前に出演したVH1 Divas Live の模様を加工+エキストラで構成される強引な仕上がり。リミックスは、それでもぶっ飛んでます!

1. Here We Go Again (Album Version)
A Rose Is Still A Rose からの2ndシングル、Jermaine Dupri pro. 表題曲はメッセージ性強かったけど、こっちはさらっと軽めのR&Bで好感。Change "The Glow of Love", Tom Tom Club "Genius of Love" サンプリング


2. Here We Go Again (Bass Mix)
Mixologist Bass Mix とも称される本ミックス。Ken Schubert 担当、コーラスは当時R&Bヒットも記録してたInoj, Pam Frazier、ここではラップは無いけど、ラップ有りヴァージョンではDoug Lazy が参加。時代に食らいつくヴァージョンっていう印象
3. Here We Go Again (Morales Classic Mix)
"A Deeper Love" 以来のDavid Morales、前回はC+Cがメインだったので、初メインどころ担当。9分半に及び、スマートな進行、そしてハウスに仕上がってます。後半アドリブ録音部も使用し、飽きさせない手法は素晴らしい


4. Here We Go Again (Razor-N-Guido Mix)
個人的に前曲以上にプッシュしたいのが、完全に絶叫マラソンになっている10分近いミックス。オリジナルの要素はなく、ダブでもなく、アレサのパートを駆使し、静と動を激しく表現


5. Here We Go Again (Morales Def Zone Dub)
モラレスのオリジナル感はなく、なんかディープというか、なんかホワワーンとしている印象のダブ
6. Nessun Dorma
同年グラミー賞で急遽代役ライヴで喝采を浴びたカヴァー曲、なんともスタジオ録音ヴァージョンで、後に2007年デュエットベストにボートラ的に収録


6曲・36分、当時若手のいろんなリミックスCDSありましたが、アレサも負けてない充実の内容だったと思います。以降は、プロモ程度でしかシングルも存在していないので、ここまでで商業プッシュ一区切りという感じかな。他にも、メインに既存曲を収録しただけの盤、メイン+上記6曲目+アルバム曲の盤、モラレスメインをエディット収録の盤、他にもアナログ2枚組など、自分は最大限に全部集めました。初のコールアウト・フック収録のプロモ盤などまで…


Here We Go Again
Aretha Franklin
Arista
1998-09-11

Here We Go Again
Aretha Franklin
Arista
1998-09-11


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