SOUL FOOD, SOUL LIFE

【ほぼ毎日“R&B/SOUL”のCD全曲レビュー】Aretha Franklin の来日祈願と、YO-SUKE の日常備忘録も

※Live

The Impressions @ Billboard Live Tokyo (2018)

41691111_868035423393601_9130000598890971136_n遂に初来日、往年のソウルグループ、インプレッションズ!実に結成から60年の歴史を持ち、今尚オリジナルメンバー含む現役トリオにて。それでも、今回が引退ツアーらしく、最初で最後の来日公演となりました。

個人的にはアレサが亡くなって約1ヶ月、ほんとアレサの音楽ばっか聴いてたもんで、「そういえばインプレッションズのライヴ、もう時期だ」と思って、インプレッションズのアルバムを聴くと、Curtis Mayfield の優しい歌声が。カーティスと言えば、アレサとタッグを組んだアルバムSparkle 、個人的に大好きなアルバム。アレサからカーティスにバトンタッチして、なんか個人的レクイエムみたいな感じになってました。でも、アレサから、カーティスに繋がれた音楽。そして、今日ここでカーティスが在籍したグループを奇跡的に見れる喜び。そしてライヴ入場を待っていると、アレサが表紙のビルボード誌。なんとも自分を読んでいる感じが勝手にしましたね、当然のように即決購入。

41691111_868035423393601_9130000598890971136_n自分が行ったのは2018年9月11日、初日公演の2ndステージ。メンバーは以下

Sam Gooden (Vocals) 1958- ※写真だと太っちょな感じの方、既に84歳
Fred Cash (Vocals) 1960- ※左手優しそうなお父様、77歳
Jermaine Purifory (Vocals) ※アメアイなんかも出てたらしい、ググったら

Joe Herrera (Trumpet)
Reggie Pace (Trombone)
Matt Rippetoe (Saxophone)
Bill Dempsey (Keyboards)
Zach Cutler (Guitar)
Eliot Seppa (Bass)
Marty Bouchard (Drums)

41611728_868034013393742_3165093109889499136_nバンドは7名、初っ端からインプレッションズの当時の音の再現、低域フレッド・キャッシュと中域ポップにサム・グッデン、最強ファルセットの安定感で新入り若手ジャーメイン・ピュリフォリー。絶妙なソウルジャム!名曲オンパレードで、会場も口ずさんでしまうニンマリ。バラードも挟みながら、うきうきソウルを軽快に。"It's Alright" "I'm So Proud" "Gypsy Woman" "Mighty Mighty (Spade & Whitey)" "Choice Of Colors" と60年代をなるべく時系列で振り返るような流れ。一旦袖に下がって、バンドは何ともカーティストリビュートのファンク演奏、"Freddie’s Dead" "Give Me Your Love" "Superfly" まさか日本でカーティスの音を聴けるとは!再び2曲やって、袖に戻って、再度演奏では"Move On Up" 凄すぎる!!ラストは再度登場で"People Get Ready" にて70分のステージは終了。いやー、ほんと素晴らしいライヴでした。彼らが未だにソウルを歌い継いでくれてたこと嬉しい限りです!

ビルボードライブ東京HP
ビルボードライブ東京HP、ライヴレポート

<過去レビュー>
The Impressions
1963年 The Impressions
1968年 We're Winner

Curtis Mayfield
1971年 Roots
1971年 Curtis/Live!
1973年 Back To The World
1973年 Preacher Man The Impressions (without Curtis Mayfield)
1973年 Curtis In Chicago
1974年 Got To Find A Way
1974年 Sweet Exorcist
1975年 There's No Place Like America Today
1977年 Never Say You Can't Survive
1978年 Do It All Night
1979年 Heartbeat
1980年 The Right Combination (with Linda Clifford)
1985年 We Come in Peace with a Message of Love
1988年 Live at Ronnie Scott's (CD)
1988年 Live at Ronnie Scott's (DVD)
1990年 Take It To The Streets
1990年 Superfly 1990 (ft. Ice-T)
1994年 Live In New York City 1971
1996年 New World Order

Leroy Hutson
1973年 Love Oh Love
1974年 The Man!
1975年 Huston
1978年 Closer to the Source
1982年 Paradise
2018年 Live @ Billboard Live Tokyo

Carla Thomas & The Memphis All Star Review @ Billboard Live Tokyo (2018)

dtl_10898_1奇跡のソロ初来日、メンフィスソウルの女王カーラ・トーマス、最近で言えばLeroy Hutson もそうだったけど、活動してたんですね、個人的には60年代でプッツリ止まってしまってました!でも、個人的にはOtis Redding 共演作だったり、ステイプルシンガーズのように父Rufus Thomas との共演作だったり、もちろん有名ソロ作だったり彼女を語るには相当な名作多数。写真は10代?その後の写真が全く検討つかない状態だけど、年齢こそ既にアレサと同じ75歳。どんなお姿で、どんな声を聴かせてくれるのか。なんともフジロックに出演も兼ねて、月火と連チャンで1日2公演。個人的には初日2ndステージを拝見してきました。気合の整理番号、自由席2番!急遽行けなくなった友人の代理を探し、行ってきました。

Carla Thomas (Vocals) カーラは妹が温めたステージ後に登場!
Vaneese Thomas (Vocals) 妹15歳くらい離れてるから60歳くらい?ソロで最初に歌ったり、あとは共演したり
Charles Hodges (Hammond B-3 Organ, Keyboards) ベテラン味があったなぁ重鎮
Leroy Hodges (Bass) なんとなくしか覚えてない、酔ってるせい
Berneta Miles (Background Vocals)
Argie Phine Martin (Background Vocals) この二人の味はすごかった、ベテランとアフロのバンドでは若めのキュート
Luis Valle (Trumpet)
Andy Wulf (Saxophone) 透明ボード挟んで二人、音に箔
Scott Sharrard (Guitar) ちょっと覚えてない(笑)
Steve Potts (Drums) ※個人的にドラムの刻みがシビレタ、真ん中真正面で見る至福

IMG_4463IMG_4461IMG_4460妹は普通に腹式ハイパー、根性ソウル!カーラは、もうオバアチャンだけど、声はどうどう楽しいソウル!超ヒット"B-A-B-Y"なんかも、会場と熱く歌ってくれました!とにかくサウンドが最高だったんだよね、50年の時を経て日本で蘇るメンフィス・ハイリズム!ライヴ後、なんともマハラジャなんかに行ってしまったせいで、満足な気持ちのまま、酔い惚れて、ライヴの詳細がほぼモザイク(苦笑)。でも最後、姉妹と手を握れたことは嬉しかったなぁ!

<過去レビュー>
1961年 Gee Whiz
1965年 Comfort Me
1966年 Carla
1967年 King & Queen
2005年 Just Because I'm Leavin'... Rufus Thomas

ビルビードライヴ東京、カーラ・トーマス特設ページ

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渡辺美里 / ribbon power neo @ Akasaka Britz (2018)

aa行ってきました、ribbon 再発から3日後のマイナビ赤坂ブリッツ。キャパが小さな所なので、チケットは争奪戦状態。シート席仕様だったからか、全部で600枚とか?だけど、一般発売で追加公演の方を、最後列でしたがチケットゲット出来てニンマリ。ライヴタイトルは、当時22歳にして3回目の西武球場含む、スタジアムツアーribbon power にネオしちゃってる感じ。なので、1曲目はマイレボとかだったら、これまた面白そうと思ったりもしましたが、追加公演が発表され、15:30-、18:30-開演の2公演の事実を知ると、やっても2時間弱ってのを想起できました(苦笑)。

土屋礼央(RAG FAIR)が進行するというライヴ、まるでトーク&ライヴ?というよりは、アメリカでよくあるようなラジオでのライヴセッションみたいな感じかな。こういったライヴハウスだとドリンクのオペレーションとか含め大変だと思うけど、開演の頃にはお客さんも揃ってバッチグー。さて入場時にブックレットも付いてきたのですが、やっぱりこの頃の美里はアイドル、凄い可愛い。だけど、眼力から放つ主張や思いも凄い、今の時代では感じにくい何かが秘めてるアーティスト。

ライヴは、当日まで知らされてなかったと思うけど、2年前の名盤ライヴ同様の曲順通り。いきなりMCがバラス展開(笑)。個人的には、なかなか聴けない曲を当時のアレンジでどうぶつけてくるか、あとは有名なヒット曲がアルバム通りの流れでどう聴こえるのか注目でした。実際ライヴが始まって、映像は再発盤にも付いてたDVD内容、UCC 缶コーヒーのCM集が流れる遊びココロ。1-2曲目のメガヒットは、最後列ってのもあって、なんか観劇に浸ってました。ただ、ゆったり"さくらの花の咲くころに"を聴けて満足。そして、4曲目の"BELIEVE" を座って聴ける贅沢さ(これ、普段ならスタンディングだろうから)。

"シャララ"はスタンディング、なんか青春を思い出す。自分が一番聴きたかった"19歳の秘かな欲望"、これ彼女自身も30代以降歌ってなかったんじゃないかな。ribbon 収録ヴァージョンに近い感じで歌ってくれたし、アレンジも。ラストのアドリブのジャニスみたいなのは、声が出てなかったけど、それも含めて進化。

この後、夏の曲2曲、青春だよなぁ、"ぼくでなくっちゃ"とか初めて聴いたかも。それも、初めて買ったレコードのB面で、三拍子だったし、独特なんだよね。あとは"Tokyo Calling" も悶絶、当時の音まんまに再現してくれつつ、歌詞の深さにやられた。当時の仮タイトルが"Far East" っていうこととか、再発見も。"悲しいね" も素晴らしい世界観として浸透。個人的には、ライヴ本編ラストの"10 years" がいつもと違う響き方がした気が。

アンコールは"君の弱さ” この終わり方も不思議と面白く。トークも長めに2時間たっぷりのライヴ楽しめました。いろいろ裏側知れたし、何より声が改めて出てた!今月からはツアーもあるみたいだし、ライヴで生きる人ってのを改めて印象づけられました、にしても これを1日2公演とは凄い。

Johnny Gill @ Billboard Live Tokyo (2018)

bill_2念願のジョニー・ギルのライヴ!自分はあんまり男性R&Bシンガーのライヴ経験がないながら、ビルボード常連のJOE, Brian McKnighht あたりはまだ未参戦ながら、彼の音・歌は昔からほんと寄り添えて好き。Keith Sweat とかと来日した時は、なんか行くって感じじゃなかったんですが、今回は即決でした!

あと、前回のリロイ・ハトソンの時もでしたが、会員先行でチケット時間直ぐ購入しようとしたけど、自由席ネットで取れずメンバーズシートを。でも、これ何か仕掛けられてる気がする(笑)。その後も一旦は売ってたし。ただ自分が行った5月17日(木)2nd最終ステージ、仕事が忙しすぎてマジ超絶寝そうだったんですが、酒を飲み始めてだんだんボルテージ全開。リロイは同じテーブルの後方でしたが今回は前方なんで、凄く見やすい席。今後メンバーズシート通になってしまうかも!

さて、開場20:30よりも早く入れたけど、ライヴは案外短めと推察。21:30には満席、さすがジョニー!観客の雰囲気もセレブリティ!さて、バンドはドラム、キーボード、ギター、ベースの最小編成。ジョニーは、通常のお左手ドアから出てくると思いきや、階段から降りてきた、自分が観るビルボードでは初!赤いジャケットにて、超絶ハッピーに、今までのビルボードの中でも最もスタンドアップ、会場がヒートアップ!

bill_1ステージを行ったり来たり、歌はドスが効いてて、でもアドリブ的にうなりまくってて、個人的にはLuther Vandross 的な節もかなり感じたし。数曲で汗だく、会場の女性の手をとってニンマリ世界感で歌ったり、オーディエンスはほんと朗らかにレスポンス&コール。結構クラップやら掛け合いやら手を振りまくったり、暖かくて団結性があって、もうどんどん惹き込まれました。結構、あの曲やるのにこの曲やらないの?みたいなのはあれ、充実の選曲。途中会場に降りてきて、ハグしたり握手したり。自分も率先して手を取りに行きましたったら。案外背が高くないのが印象的だったけど。もう4Fのほうにも登って、もうファンサービスが凄い。ジャケットに汗がにじみ出るほど、これ、1stステージもこんなんだったんかな。ジョニー、会場の雰囲気をもって、超嬉しそうだったし、笑顔抜群だった。とにかくダンスも入れたり、彼のヒストリーが詰ったライヴ。こりゃ、また行きたくなるし、日頃の疲れが一気に吹っ飛んで自分でも驚いてます。

ビルボードライヴ、紹介ページ
ビルボードライヴ、ライヴレビュー

<過去レビュー>
1985年 Christmas All Over the World New Edition
1991年 Johnny The Remix
1993年 Provocative
1995年 Let's Get The Mood Night
1997年 Levert, Sweat, Gill LSG
2011年 Still Waiting
2014年 Game Changer

Leroy Hutson @ Billboard Live Tokyo (2018)

IMG_3840奇跡の来日、リロイ・ハトソン!なんとも御歳75歳にて初来日。個人的には1982年作をもって音楽のセカイから離れてしまったのか、それとも生きているかもわからなかった状態。でも、長らく音から離れては近年復活してたそうで、2014年以降のライヴの模様がYouTube で観れたんだけど、それはそれは悶絶!なんたって、元気なんですよ、声まで落ちてなく。

振り返ると、自分は大学生の時、今から20年近く前、Curtis Mayfield が亡くなる寸前くらいからカーティスにはまり、それからCDを集めるわ集めるわ。中でも国内限定でリリースされたノンストップCDが悶絶で、そこにはカーティスだけではなく、Curtom レーベル所属・The Impressions 後継のリロイの音源も繋がってて、それがまたスムースで気持ちかったんです。ただ、彼のアルバムは単体ではなかなかCD化されることなく、しっかりアルバムを聴けず、でも2010年代になってからようやく手頃に聴けるようになったなぁと。そしてですよ、ようやく彼が来日、もうワクワクすぎました。自分は5月5日の東京最終公演を選びましたが、3日のライヴが相当に好評すぎて期待は膨らむばかり。

Leroy Hutson (Vocals, Piano)
Gizelle Smith (Vocals)
Andre Espeut (Vocals)
Carl Hudson (Keyboards)
Paul Jobson (Keyboards)
Dave Ital (Guitar)
Derek Chai (Bass)
Jamie Anderson (Saxophone)
Nick Van Gelder (Drums, Percussion)
Kofi Kari Kari (Percussion)

IMG_3841見よ、このメンツ!UK産、コーラスは2名、中でもRuthless Day で日本デビュー(P-Vine)したばかりのジゼル・スミスまで、とにかく可愛くて、歌も堂々たる。そしてキーボードは2者。ギター、ベースに、サックス兼フルート(フルートがたまらないシカゴサウンド!)、ドラムも中央に、単独にパーカッションも荒ぶってた。

出だしからインスト長めにも、やっぱり轟く素敵なフォーエヴァーなサウンド、もうずっとニンマリ、久々にソウルでこんなにオーディエンスが盛り上がってるビルボード東京は久方。肝心のリロイは白い服に身を包み、足腰も安定、ほんとに75歳と疑うほど元気。個人的にはダウンタウンの松ちゃんに見えてました。声も素晴らしい、活きてる!ファルセットも、艶も、いやー、フリーソウル。バンドと共に幸せを届けてくれる。この日2ndステージとも思えない美しさ、エナジー。"All Because of You" "Lover’s Holiday"、いやー、感嘆。

IMG_3843ライヴは60分超、いろいろサービス精神も凄いし、彼を拝めてよかった。相変わらず呑んでしまったので、サイン会は並びませんでしたが、相当な方がCDやレコードを勝って並んでるのをみて、なんか愛されてるなぁと、一気に親近感も。今回カジュアルだったら7500円、安すぎる。自分は初めてメンバーズシートってとこでしたが、見やすかったです。ちょっとスタンドアップは結構悩む席だったけど、とにかく会場が幸せで溢れてました。初めてカートムサウンドに直に触れられたようで、まさかのCurtis Mayfield, Donny Hathawaay なんかをオーヴァーダブしているように観劇しました、感謝!

<過去レビュー>
1973年 Love Oh Love
1974年 The Man!
1975年 Huston
1978年 Closer to the Source
1982年 Paradise

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