SOUL FOOD, SOUL LIFE

【ほぼ毎日“R&B/SOUL”のCD全曲レビュー】Aretha Franklin の来日祈願と、YO-SUKE の日常備忘録も

●Japan Music

佐野元春 / Visitors (1984)

51SWtLZk1xL__SX425_1980年4月21日ソロデビューした佐野元春氏、ベストを挟みつつ、前作からちょうど2年振りというブランクを空けて1984年5月21日にリリースされた4thアルバム、ヴィジター。オリコン2週連続1位を記録。2004年には20周年記念盤がリリースされ、別ミックス等のボートラ3曲(完全に洋楽のExtended Mix, Club Mix みたいな感じでソソル!)+PVやライヴ映像や当時のフォトグラフなどを収録したDVD付き。2014年には未発表曲やリミックスを更にドカンと収録+当時のライヴ映像DVD、ドキュメンタリー映像とファン涎物。自分もだいぶ気になってた作品、今こうして聴けることが幸せ!

1. コンプリケイション・シェイクダウン
2ndシングル。完全にヒップホップ的な歌唱、ラップ状態。格好良いのはサウンドも、ブラックミュージック、ファンクだったりアメリカでもだんだん取り入れ始められてたニュージャックスウィングみたいな感触を、違和感なく猛進していく、もう時代を作ってしまってる曲に驚異


2. トゥナイト
1stシングル、当時の佐野さんのポップさと、クールに飛ばしていく洗練されたサウンド、歌唱が秀逸。何を言ってるかわからない部分もあって、それが格好良いし、サザンとかとは異なる上質さなんだよなぁ


3. ワイルド・オン・ザ・ストリート
2ndシングルB面。早口多かったり、個人的にはWild Cherry, Archie Bell & the Drells あたりをブレンドされている感覚、新旧ソウルファンクを織り交ぜ、ホーンも快調に、コーラスも程よく、フックがとにかく格好良い
4. サンデー・モーニング・ブルー
3rdシングルB面。しっぽりバラード、USというよりも、UKっぽいサウンドに感じる。John Lennon 追悼、ニューヨークタイムス日曜版のニュースを回想する曲、ジョンの影響を感じつつ、佐野さんの溢れるヴォーカルのエモーションが個性的に響く
5. ヴィジターズ
3rdシングル、彼の名刺的にフィットするサウンド(約束の橋も浮かびました)、淡々と奏でていくラップ的な歌唱、とにかく先を征く素晴らしさ
6. シェイム -君を汚したのは誰
1stシングルB面、4曲目のメッセージ性と異なりつつも、ゆったりしたサウンドの中で、感情コントロールがうまい具合に映える曲、決意なんかも滲んで、こういうのを歌として伝える勇気が素敵だなぁと
7. カム・シャイニング
4thシングルB面、タイトル通り輝きつつも、だいぶハッピーなブラックミュージックって感じで、もうこの中でさえ弾けるラップ披露にて、凄技実感
8. ニュー・エイジ
4thシングル、初のベスト10入りとなるオリコン7位を記録(後発シングルでこの記録は凄いなぁと)。ラストは、アルバムを閉じるいい感じのデクレッシェンドなんだけど、勢いまんまに快調に、難解なヴォーカル、ラップと総決算にて

8曲・41分、驚きの全曲シングル・カット!Epic Sony 斬新!ゆえに佐野さんの独創が凄まじく。時代を切り拓くエナジー、更には日本人として感じる世界の疑問なんかを提唱していく、詞も音も手法も大胆見事。こりゃ病みつきに吸収しまくるファンいたことは容易に想像。個人的にも、まさかこんなに凄い作品だとは思わなかったです、感動よりも、なんかスゲーものに会ったなぁという感覚です。

<過去レビュー>
1997年 The Barn & The Hobo King Band

VISITORS
佐野元春
エピックレコードジャパン
1992-08-29

VISITORS 20th Anniversary Edition (初回限定盤)(DVD付)
佐野元春
ソニーミュージックエンタテインメント
2004-02-25

VISITORS
佐野元春
ソニー・ミュージックダイレクト
2013-02-20

VISITORS DELUXE EDITION(DVD付)
佐野元春
ソニー・ミュージックダイレクト
2014-10-29

DAOKO x 岡村靖幸 / ステップアップLOVE (2017)

51c+XlAzPyL81V5QnizSTL__SL1500_2017年"打上花火"で大ブレイクしたダオコと、我ら岡村ちゃんがタッグを組んだアニメソング、オリコン8位を記録。岡村ちゃん、キャリア30年で初のベスト10曲?ダオコが、岡村ちゃんの歌詞にめっちゃインスパイア、更にChara, 川本真琴を混ぜたような歌の質感を出してくるわけですよ。Mステに岡村ちゃん、この曲で初登場して、もう、奇抜なショーを魅せてくれて大満足。歌って、踊りを練習して正しく踊るのが全てじゃないので、彼のスタイルはもう完全に心にジュキューンでした!!

1. ステップアップLOVE
もう、完全に岡村節。タイトルも、詩も、全然衰えてないし、むしろ、50代になって、今なお20代の子と組んでダンス披露しちゃう感じだもん、特殊領域に突入でしょう。それでいて流行に足突っ込めるんだから、旧来ファンとしては、もうそれだけで悶絶です


2. 忘らんないよ
岡村ちゃんソロ、いままでにないくらい、ロードムービーのように緻密なバラード。深く突き刺さるようなラヴソング。哀愁だけじゃなく、声の繊細さ、ロックの層の厚さもあったり、彼の小さな歌の大きな叫びの絶妙な表現、ヤバイ!

2曲・9分、色々特典ついたり、ジャケ違ったり、フィジカル形式も異なったり、収録曲も異なったり、それでも許せちゃうのは、きっとマニアック度半端ない変態な盤にどれも見えるから。そ言えば、Daoko は"カルアミルク" カヴァーしたり、今になって岡村ちゃんファンになってるっしょ、これ。"チャームポイント"って曲も最新作にあったけど、これは同名異曲でしたー。

<過去レビュー>
1987年 yellow
1989年 靖幸
1990年 家庭教師
1995年 禁じられた生きがい
1995年 Peach X'mas
2003年 The Album 岡村と卓球
2004年 Me-imi
2004年 Symposium ~フレッシュボーイ TOUR 2003~
2005年 ビジネス
2005年 岡村ちゃん大百科 (Archives 1)
2005年 岡村ちゃん大百科 (Archives 2)
2007年 Me-imi (Platinum Edition)
2011年 エチケット(パープルジャケット)
2011年 エチケット(ピンクジャケット)
2013年 渡辺美里への岡村靖幸提供・参加、計23曲
2013年 ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987
2014年 ビバナミダ(スペース☆ダンディ盤)
2014年 愛はおしゃれじゃない w 小出祐介


ステップアップLOVE (通常盤B)
DAOKO
トイズファクトリー
2017-10-18


ステップアップLOVE (期間限定盤) [CD+DVD]
DAOKO
トイズファクトリー
2017-10-18

TMN / EXPO (1991)

expoTMNに改名してから2作目、TM NETWORK から通算するとオリジナルは4作連続オリコン1位を記録。個人的には、彼らがデジタルの世界観を常にリスナーに提起するグループという位置づけになってました。今回は更に宇宙旅行にも近い感覚というか、その一方で日本語タイトルも多く、彼らならではの両極を混ぜ込んできたような印象。この頃からは小室哲哉作詞という曲も目立つようになったのがポイント。さらに5・6・8・10・11曲目で東京ラヴストーリー脚本の坂元裕二が担当し、作詞の世界観にも注目。

1. EXPO
イメージは博覧会のパビリオンのようだけど、どうにも宇宙に迷い込んだようなイントロ的なフュージョン2分弱
2. We Love The Earth (Ooh, Ah, Ah, Mix)
先行シングルカップリング、アルバムヴァージョンにて収録。オリジナルよりも、なんか温かみがあって、どこか余裕たっぷりの全体感


3. Love Train
本作からは唯一のシングル、"Time To Countdown" 以来2曲目となるオリコン1位を記録。当時のヒットと直結するカメリアダイアモンドCM曲。分かりやすいポップな曲、当時は難しいデジタルよりもメロディライン優位だったのか、こういうカラオケでも歌いやすそうな曲、でも攻め方は随所TKクオリティがうまく混じってるし、ギターとかロック色も忘れじ


4. Just Like Paradise
このフレーズ、本当好きだったなぁ。洋楽的だし、オリエンタルにも感じるし、かなりクリティカルに、複雑なメロディライン、女性コーラスの外人っぷり、全体を通して格好良すぎる


5. Jean Was Lonely
この時すでにTKサウンドが出来上がってるなぁと。サルサとかも取り入れのて、おどけてるようにも。ウツのヴォーカルも洗練さが増してて、より無機質さが音と同化して面白い
6. Crazy For You
クレイジーというだけあって遊んでる、魅惑。伊集院光の声一杯にサンプリングしまくり。さらにシンガー ウツと、彼女扮する女性との電話の会話(きっと携帯電話をイメージ)を音に乗せるだけ。なのにオシャレ。当時のユーロダンスビートというか、彼らがデジタルから、完全進化のダンスアーティストへの革命を感じる。7分に亘って伊集院光とウツと女性の3人の声がこだまする、ライヴ終わりからエロまで直ぐの展開、ずっと伊集院笑ってる、絶対TK笑ってる(笑)、斬新すぎる。コーラスのWow Wow Wow- なんて、その後のtrf にも繋がってそうだし
7. 月の河 / I Hate Folk
アルバム後半スタート。アコースティックにて、意外過ぎるフォークサウンド、木根さん作詞。次いでハードロックテイスロの宇都宮隆作詞のメドレー形式に、アンバランスなのに、うまく2分半に詰め込める斬新
8. あの夏を忘れない
個人的に好きな曲、ポップなんだけど、夏の汗や太陽が似合わなそうなトリオだけど、それを涼しげに表現しきってるし、爽やかさが半端ない、でもクリエイティヴさも十分に。
9. 大地の物語
熱烈な男の青春が詰まってて、これはデジタル云々ではなく、独立した1曲として堪能したいストーリー感あふれるバラード
10. 月はピアノに誘われて
木根尚登ヴォーカル。悲しげに揺れる、不規則にも感じるようで、うまくアルバムにフィットするのが不思議。こういったメロディアス、ドラマティックなパーツに木根さんが本当ハマる、TMのお約束な感じもする
11. Tomorrow Made New
ロックテイスト強めにミディアム、まるでライヴのようにバンドとして楽しく盛り上がっていくような感じの曲。一部ウツのヴォーカルもあるけど、パートは少なめ
12. Think Of Earth
意外にもラストは小室哲哉の歌、しっとり締める中、このような終わり方がオーソライズされたのも不思議。TMぽくない、ただ、ここまで全員参加型でいろいろな趣向にトライしてて、TMNになって新たな方向に違和感なく挑戦しまくり

12曲・65分、すごく幻想的なんだけおd、メロディラインを大事にして、勢い任せではなく、テーマに沿って、独特の仕上がりになってるアルバム。シングルカットも少ない中きっちりアルバムアーティストのようにプロモートしてきたのは、すでに大物感。全体的には難解だけど、日本語の大事さなんかも痛感できるのは色々ルーツあってなんだろうなぁ。

<過去レビュー>
番外編 渡辺美里への小室哲哉提供・参加、計20曲
1988年 CAROL -A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991-

EXPO
TMN
エピックレコードジャパン
1991-09-05

EXPO ARENA FINAL [DVD]
TMN
エピックレコードジャパン
2005-03-09

TM NETWORK / CAROL -A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991- (1988)

71xmG4iRGKL__SL1050_小室哲哉氏、引退報道を受けて、個人的には自分の音楽好きを形成してくれた重要な人物すぎるので、悲しすぎるし、今でもその名盤の数々は時々聴いては音楽の素晴らしさを染み入らせてくれるし。今回、案外初めて取り上げるTMのアルバムを。前作から1年振り・2作連続となるオリコン1位を記録した6作目。本作はTKの中でもかなり気合の入ったストーリーテラーのような作品で、彼のドラマティックな面と、デジタルの融合がとにかく先駆的で、今なお語り続けられている作品。デラックス盤だったり、ファンが一番好きと掲げる1枚だったりもします。自分は音楽番組の衰退あたりのバブル期の作品ながら、まだ小3だったので、とにかく格好良いバンドだなぁと惹き込まれまくったんです。TMの思い出は相当です。小学校の頃は、ほんと渡辺美里、尾崎豊と並んで、TMをレンタル(小5まで)、で小6からは結構買ったなぁと!

1. A DAY IN THE GIRL’S LIFE (永遠の一瞬)
出だしから徐々に音を上げていく、壮大な世界観。歌を奏でるというよりも、自然にメッセージ性に包まれるような、音域も無理なく、TMの恒例にもなる元気ではなくセクシーというか凛としたコーラスも、洋楽仕立てのようなセンス


2. CAROL (CAROL’S THEME I)
キャロルのテーマ、1曲目とつながったような流れにて2分半、冬を彩るように、テンション無機質に、でもどこか暖かに歌うウツのヴォーカルもTMのクリエイティヴセンスに本当フィットするんだよね
3. CHASE IN LABYRINTH (闇のラビリンス)
面白いのが、アルバム発売後カットされたシングル12曲目の一部の基にしているんだよね。これ聴いたとき、あれ?って感覚に。当時から色々曲同士にエッセンスを重ねたり、リミックスだけでない繋がりを持たせたり、更に曲中にキャロルという言葉を何度も、アルバム自体がキャロルに制された、コンセプトの根付きのアピールは気合
4. GIA CORM FILLIPPO DIA (DEVIL’S CARNIVAL)
どちらかと言うと、初期のTMにも近いポップさ。でも、オープニング曲のエッセンスも交えたり、ウツの解放感あるヴォーカルが気持ちよく、楽しいサウンドもアルバムに彩り
5. COME ON EVERYBODY
3rdシングル、オリコン3位を記録。音自体はバブルも混ざってるけど、とにかく猛進クールなダンスサウンド。個人的にはサビが全部英語ってのが惹かれたんですよね、連呼がとにかく格好良い。ポップなメロディで聴き入っちゃうのに、難しい展開にも感じるし


6. BEYOND THE TIME (EXPANDED VERSION)
1stシングル、オリコン4位を記録。リリースから8ヶ月経ったからかヴァージョンを変えて新たに。ホーンが入ったり、余韻だったり、歌自体もパワーアップ。"Get Wild" でシティハンターEDから大ブレイクした彼らが、今度はアニメ映画"機動戦士ガンダム 逆襲のシャア"主題歌としてリリース。流れが秀逸なバラード、アニソン元祖にも強いというか、特に未来的なヒーロー物にフィットする。個人的序盤の涼しげな感じと、サビの熱烈な重ねのバランスが旨みすぎて、彼らのキャリアを通しても相当上位に好きな曲


7. SEVEN DAYS WAR (FOUR PIECES BAND MIX)
2ndシングル、オリコン3位を記録。映画"ぼくらの七日間戦争"主題歌、宮沢りえ主演で話題に。若者を描いた映画なのに、ここまで大人のように鼓舞する曲、すごく世界が広がったというか、この曲じっくり聞くと鳥肌なくらいに、すごく青春の甘酸っぱさ。"Revolution" からスタートする歌詞も印象的

8. YOU’RE THE BEST
シングル3連発から、新たにアルバムに特化したタイプさせる曲で、存在感は減るけど、熱心に躍起に歌うウツが眩しい
9. WINTER COMES AROUND (冬の一日)
木根尚登作曲、悲しいくらい男の嵯峨を表したようなラヴソング。メロディの刻み方もTKとは異なり、昭和的で、こういう一面も彼らの素敵さとして掲げられるなぁと
10. IN THE FOREST (君の声が聞こえる)
お馴染みTKパターンという感じの曲かな、更には本作ならでは自然だったり温度だったり、そういうものも敢えて取り込みまくってるのは、面白いなぁと
11. CAROL (CAROL’S THEME II)
2曲目に続き、キャロルのインタールードという感じかな。でもコンプリートに4分ほど歌も交えつつ、クラシカルに幻想的に、でも勇ましく戦士のように、でも崩れ落ちたような感じでもあり、途中から次曲に伝うためにポップにテンポを上げて、完全にノンストップ状態
12. JUST ONE VICTORY (たったひとつの勝利)
アルバムリリース後にカットされた4thシングル、オリコン4位を記録。前述の3曲目での余韻を回想させたり、色々とチャレンジしまくってる曲。アルバムヴァージョンは10曲目の一部をフェードに入れたり、7分に及ぶ強力な終盤のインパクトに


13. STILL LOVE HER (失われた風景)
ラストは4thシングルカップリングとしてリリース、"シティーハンター2" EDにも採用、珍しい朴訥とした、でも真っすぐ歩んでいくような感じで、心地よくアルバムを終了できる重要な曲


13曲・62分、この時は小室みつ子氏が8曲作詞、まだまだTKは作曲と編曲で存在を示していった頃。十分なインパクトがあるし、そこに加えられる制作陣どれもぶれてないし、キャロルというテーマを一環として表現するに相応しい布陣間違いなし。改めてタイアップとかシングルも多いけど、アルバムとして最高な状態でパッケージして取り纏められた、特にTKの才能を知らしめる80年代の名盤!

<過去レビュー>
番外編 渡辺美里への小室哲哉提供・参加、計20曲

CAROL-A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991-
TM NETWORK
エピックレコードジャパン
1991-09-05

CAROL A DAY IN A GIRL'S LIFE
TM NETWORK
ソニー・ミュージックダイレクト
2013-02-20

CAROL-A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991-
TM NETWORK
エピックレコードジャパン
2000-03-23

CAROL DELUXE EDITION(完全生産限定盤)(DVD付)
TM NETWORK
ソニー・ミュージックダイレクト
2014-12-24

CAROL the LIVE [DVD]
TM NETWORK
エピックレコードジャパン
2004-04-21

Tina / Respeto -Tina's Cover Album- (2001)

41M0YDV7K3L自分がよく取り上げるTina Turner ではなく、国内のR&BシンガーTina(ティナ)。最近WOWOWでChemistry の復活ライヴやってて、色々な感想があったんだけど、彼女もまさしく日本のR&Bブーム(2000年前後)に新星として現れ大ヒットしたアーティスト、シンガー。なんとも、デビューアルバムはオリコン1位を獲得してるし、本作は3作目にして全カヴァーという収録でオリコン12位を記録。なんとも、ボーナスディスク有無の限定盤まであったし、ほんと音楽が商業的に盛り上がってたなぁと懐古。タバコを吸う粋なジャケットもたまらんし。

1. Just The Two of Us
Bill Withers カヴァー、ハスキーにサビでの重なりは堂々たるもの、パワフルにもキュートに、トータルで仕上がってるなぁと
2. Billie Jean
Michael Jackson カヴァー、探り気味な音ではあるけど、安定感あるヴォーカルで勇ましく。コーラスの入れ方などもMJナイスに、スウィートだったり、強弱・高低が旨み
3. Mas Que Nada
Sergio Mendes カヴァー、お馴染みのサンバをテクニカルにクールに仕上げた四つ打ちヴァージョン。おどけ音もありつつ、どこまでも彼女の手腕にうなる
4. Back Stabbers
The O'Jays カヴァー、シリアスにゴージャスにストリングスを配し(シンセ?)、素敵なサウンドに魅了。コーラスの甘さ、リードの強さ、この絡んだバランスは見事で
5. Hard To Say I&m Sorry
Chicago カヴァー、ここまでの流れでは異なる選曲だし、R&B調にヴォーカルアレンジし、真っすぐ歌われてるのが印象的
6. Caravan
Duke Elington カヴァー、かなり昔の曲ながら、オールディーズ感あれど、ヴォーカルのスキャットばりの自由すぎる展開は凄みとしか言いようがない、ライヴ感あれどこまでもどっしり、アドリブなんかも余裕飄々
7. Long Train Runnin'
Doo Bee Brothers カヴァー、これドゥービーだったんだーと初一致。セクシーに、メランコリーに、彼女の独断に歌い上げてて、もう完全女王様状態
8. Copacabana (At The Copa)
Barry Manilow カヴァー、ゆったり歌われつつも情景の描き方が素晴らしいなぁと。神妙なんだけど、コーラスで奥行きが深まり、オリジナルを超えるような再現だと思います


9. Another One Bites The Dust
Queen カヴァー、R&B解釈にて歯切れも凄いし、まるでアンサンブルのように一人でどこまでも色味をつけてる、ドッコイ
10. Have You Ever Seen The Rain
CCR カヴァー、声を堂々ととばして、でも音はゆるめだったり、彼女のだいぶリラックスした感じが心地よく


11. Endless Love
Lionel Richie & Diana Ross カヴァー、ラストは一人デュエットのように。堂々と歌い上げる、正に女王としての響かせ

12. To Feel The FIRE -Super Trance Version-
Stevie Wonder カヴァー、国内缶コーヒーCMソングとして書き下ろされた曲なので日本でしか知られてませんが。本家スティーヴィとCMでも共演し、5thシングルには単独ヴァージョンとしても収録したり(最近の音源がネットにあがってたので下記リンク)。でも、ここでは完全にハッピートランスになってて、オリジナルの良さはどこへやら、歌はドスコイ格好良いんだけど、アンマッチはスルー


<Bonus Disc>
1. Naked Heart (Body Concious Mix)
同年CX系新・お水の花道OP テーマとしてシングルヒット、別ヴァージョンを収録。英語でロック調にいパワフルな仕上がり、コーラスの厚みで更に層はゴージャス

12曲・50分強、ボーナスディスク1曲追加で55分程。実際、アクションとしてはこの辺りまでが全盛かな。ま、当時アーティスト乱立してた中でも注目されてたので、彼女は一聴の価値あり。何よりカヴァーにて彼女の器のでかさはみるみる輪郭を描いてた感じです。実際、彼女は歌う姿含め全体で堪能して、もっと迫力を感じれると思います。

Respeto(レスペート)限定盤
Luv Tina
キティMME
2001-06-27

Respeto(レスペート)通常盤
Luv Tina
キティMME
2001-06-27

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