SOUL FOOD, SOUL LIFE

【ほぼ毎日“R&B/SOUL”のCD全曲レビュー】Aretha Franklin の来日祈願と、YO-SUKE の日常備忘録も

●Japan Music

清水翔太 / PROUD (2015)

91AOb1uZbmL__SL1500_清水翔太、シングル集ベストを挟みつつ、2年振りとなる6thで(カヴァー作を入れると7作目)、前作ギリ陥落だったものの、今回はオリコン10位再起。今回はシングル3曲収録しているものの、ジャケにある通り、ハッピーさというよりも、モノクロがフィットするアルバムの仕上がり。益々根っこな感じもするけど、彼は安定した指示盤があるので、今回も堂々たるリリースって印象かな。

1. Feel Good
かなり、黒人的なニュアンスを感じるサウンド、教会なども想起。でも、声はキュンとした甘さ。この乖離が彼の個性なんだよなぁと。アドリブ歌唱的に、更に層の厚めのサビコーラスなど、かなりジェントルな仕上がり
2. PROUD
タイトル曲、メロディラインだったり、高域だったり、、グッとくるんだけど。ラップ多めなのと、オートチューン満載なので、素のヴォーカル薄めなのが、照れくささ隠すためなのか、過剰気味かな
3. Damage
3rdシングル、オリコン25位を記録。またもオートチューンで、これは相当好き嫌い出そう。メロディは甘酸っぱくて、コーラスだったり、バラードとして憂うんだけど


4. Good Conversation
サウンド的にはモダンにクールで、でもラップを織り成し、結構初期の名曲群にも近いものを感じる。ただ、ここまで、1曲目を除きオートチューンかラップ詰り、初期のインパクト再来を待つ人には、物足りなくなってしまう
5. ANIMAL
前曲もおどけてたけど、ここではそれ以上。温かに、ラップがかなりテクニカルに挿入。遊びと洒落と、あとはリリックも結構こだわってる感じで、ファションにズシズシ進行
6. Drunk
ヒップホップ根ざし、Chris Brown あたりを意識か、R&Bぽさもあるんだけど、ちょい背伸びなゴリゴリしたサウンド。Big Bang というか、何だろ、彼はどこに向かう?
7. thinking bout you
久方に普通の曲、というくらいに、どこまでも、やりたい放題の中、甘さとスムースさに揺らめく。ちょい暗めではあるけど、奥底を呼び覚ますように表現絶妙
8. N.E.E.D
初期の曲っぽい感じかな、でもワルっぽい感じで放つラップは本作の集約にも近いような。打ちこみ系にて、サビも良いんだけど、オートチューンじゃなかったらもっと良かったかも
9. 花束のかわりにメロディーを
2ndシングル、オリコン32位を記録。実直なバラード、宇多田ヒカルじゃないけど若くして花束に例えつつ、痛み有るバラード。こういう男臭く不器用な感じで、これはキュンキュンですな


10. MONEY (ft. 青山テルマ, SALU)
まだまだオートチューンしまくり、スロウメロウ。ラップを入れつつも、なんかシミショウの魅力が充満優位にて好感な仕上がりかな


11. BYE×BYE
1stシングル、歴代過去最低になってしまった、オリコン41位(ダウンロードなんかも加味されれば違うんだろうか)、なかなか甘いバラード、ストレートに届く感じだけど、この手の曲は飽和感もあったのかも、もっとテクニックで攻めるインパクト欲す


12. キミノセカイヘ
George Michael "One More Try" みたいなオルガンでスタート、歌自体はAI のように世界への祈りがあったり、3分弱のしっぽり纏め
13. lovesong
ラストは、曲は哀愁あるんだけど、ワルのようなラップを刻み、等身大の重なりが難しくなってきた頃かも。彼って、ラヴソングがどうにも塩っぽいというか、ポエマー

13曲・55分、個人的にはオートチューンが多すぎるのが気になったなぁ。世界的にも結構一段落してた中だったので、彼は歌で勝負できるシンガーだったと思うので、今回かなり占有してるのは気になったかな。あとラップも多めに、偏ったものも多い作品かなぁと。彼のプロデュース全体は流石なんだけど、一般的にR&Bを軸としたいのか、それともポップか、ヒップホップか、なんかワルなシミショウに迫りすぎてる感じもしたなぁ。

<過去レビュー>
●アルバム
2008年 Umbrella
2010年 Journey
2011年 COLORS
2012年 Naturally
2012年 Melody
2014年 The Best ft. 加藤ミリヤ
2014年 ENCORE
2015年 All Singles Best

●シングル
2008年「アイシテル」
2008年 My Treasure
2009年 Love Forever ft. 加藤ミリヤ
2009年 おやすみのキスを〜Good Night My Love〜 ft. Double
2009年 美しき日々よ
2009年 君が好き
2010年 FOREVER LOVE ft. 加藤ミリヤ
2010年 Goodbye
2011年 You & I
2011年 Believe ft. 加藤ミリヤ
2011年 love
2011年 マダオワラナイ
2012年 君さえいれば ft. 小田和正
2012年 366日 ft. 仲宗根泉(HY)
2014年 SNOW SMILE

●その他
2009年 Umbrella Tour
2009年 Let Go etc
2010年 Journey Tour 2010

PROUD(初回生産限定盤)
清水 翔太
SMR
2016-03-30

PROUD
清水 翔太
SMR
2016-03-30

My Little Lover / re-evergreen (2015)

71QYFXu-zxL__SL1127_マイ・リトル・ラヴァー、6年振りとなる9作目はトリプルミリオンを記録した1995年の大ヒット作 evergreen からの20周年盤としてのオリジナル盤で、ディスク2にはその作品を再びボーナスディスクとして収録した2枚組、オリコン22位。そういえば、当時は冬の始まりの時期で、アルバム予約してて、でもやっぱ買うか悩んでて、スルーしようとも思ったんだけど、CMがオンエアされまくって、そのタイトル曲後奏に惹かれ買いに行ったのを思い出します。デビューアルバムにして最高の作品、これをモチーフに新たに小林武史氏が参加するという力のいれよう。当時聴いてた人はきっとワクワクするんじゃないかな。

1. winter song が聴こえる
秋から冬へ、聴いて思ったのは大瀧詠一の歌謡曲が詰まってるなぁと。その一方、彼女が歌うとブリティッシュロックも想起され、彼女たちでしか成し得ないような世界観が広がる
2. pastel
完全に "Man & Woman" を意識したサウンドで始まるのが、ニンマリ!!ホーンだったり、AKKOのキュンとさせるヴォーカルで、このプロジェクトの極みが健在
3. 星空の軌道
勢いというより、詞がギュンギュン迫ってくる、彼女ならではの伝いが素敵だなぁと。懐かしさと攻めの両面
4. 今日が雨降りでも
本家にあった落ち着きよりも、バウンスだったり、駆け上がっていくビートが新しく。リリックもかなり色々と凝縮させながらも音との融合が面白く
5. バランス
惹きこまれるミディアムバラード、読みに行く展開と、日本の奥底に感じられる抒情さ。曲配置的にも"Hello, Again -昔からある場所-" にも重なるものを感じるから、嬉しいようで、ホロ青春気持ち
6. 夏からの手紙
テンポ早めに、映画"君の名は" にも近い、なんか日本の都会の景色を弾んで魅せるような、これ、逆にはまりそうなんだけど
7. 舞台芝居
オリエンタルに、メランコリーに、今までにないような音も注目なんだけど、そこに日常を卒なく乗せて楽しませてくれるグルーヴィ
8. 送る想い
懐かしい風景まんまに、噛み締める様に歌うバラード。マイラバはやっぱり、四季の描きが浸みこんでるなぁと
9. ターミナル
配信限定シングル、映画 起終着駅ターミナル 主題歌。アルバムのコアとなる曲、高音部含めインパクトをもたらしつつ、ミディアムスローで、メロディ展開も絶妙


10. re-evergreen
本家アルバムタイトル曲にも近い展開を魅せる流れ、高域も絶頂にバシバシとエネルギーが気持ちよく。ホーンだったり、特にラストのAKKOが創り上げる多重コーラスは、20年前の気持ちに戻してくれる、心ホッコリ


10曲・47分、正に今のマイラバとしてのevergreen をこんな風に仕上げてきたことに感動。裏切り無し、なるほどーと唸ってしまいます。彼女の声の揺らぎも健在で、個性として重要。歌の良し悪しは、あくまでも心にどうぶつかってくるか、かなぁと。このライヴ映像をWOWOWで観ましたが、もう完全に素晴らしいなぁと思ってた中で聴ける流れだったので、色々心に栄養もらってます。

<過去レビュー>
1995年 evergreen
1998年 New Adventure
1998年 Presents
1999年 The Waters
2002年 Organic

re:evergreen
My Little Lover
トイズファクトリー
2015-11-25

ピコ太郎 / PPAP (2016)

611G8F1Xc+Lネット時代ならではのヒットとなったピコ太郎、アルバム作品化されオリコン3位を記録。YouTube の同化再生回数も、世界では1億とか結構昔からザラだったけど、日本の楽曲で1億とか超えるのはレアだったり。Justi Bieber 効果もあるんでしょうがにしても、この変態ヒットは面白く。世界中でパロディ動画でまくるし、個人的には外人のバラードヴァージョンが好き。そいえば、このCDを取りあげて、最近おかしくなったってよりも、前からこういうのは好きで、ほんとハマってます。真面目にレビューしてすみませんが、宜しくお願いします。1990年代は嘉門達夫、2000年代は綾小路きみまろ・はなわ、そして2010年代はピコ太郎です(これ以前には、平野ノラ・ミラクルひかるも未だに好きだったりします)。

1. ピコアタック
2. PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)
YouTube の出だしの可愛い声をピコアタックと命名し、メインのPPAPは45秒、ビルボードチャートPOP77位・Dance Sales 37位と、なんか勢いで売れちゃいましたね、とにかく分かりやすくて良いなぁと


3. ロミータ・ハシミコフ
サルサ調に、新しい母さん、ロシア人ロミータさんを紹介する歌、後半はサイケなサウンドに乗せて、新母激励


4. ネオ・サングラス
サングラスを、かけたり、はずしたりして、その明るさを表現した歌


5. KASHITE KUDASAIYO
10万貸してくださいと懇願し、貸してくれたら5万返すというのが主訴。あとは、車を貸してくれたらヤフオクで売るので、それで5万を返すと、付け加えた歌。さすがに、通勤中笑っちゃいました


6. べったら漬けが大好き
べったら漬けに愛を示してたのに、やっぱキムチ、やっぱマッコリ、やっぱり水が一番って、完全にイッチャッテマス


7. ☆スイーツまとめて星になれ☆!
言葉尻を楽しむ歌ですが、正直自分には理解できませんでした。出だしと終わりは、アイドルが手を振ってきそうでしたが、オッサンでした


8. ねぇ・・・
哀愁あるミディアムスロー、ギターを鳴らし、まるで岡村靖幸っぽい。後半は、色々ハンデつけるから、揉ませてって歌
9. PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)「ロング」バージョン
ダンスタイムを取り入れ、普通の曲くらいの流れに迄持っていったヴァージョン。結構好きです


10. 二文字目ミステイク
これも7曲目にも近い、強引に言葉違いで叩き進む歌
11. ピコウォーク
1曲目の可愛い声のエクステンド
12. PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン) (KOSAKA DAIMAOU REMIX)
Linkin Park ダンスミックスみたいなリミックス、でもオリジナルとかい離を生みだす気持ち悪さも
13. 今いる場所、それはここ
まどろっこしい連呼で方向を指す歌
14. 変わりゆく女
音はシリアスに感じつつ、なんか、気持ち悪い感じで女性を品評する歌
15. PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン) (KOSAKA DAIMAOU REMIX ver.2)
12曲目に引き続き、こっちのほうがジャンルはダンス特化なので、まー、聴けます。途中でテンポを変えるあたり、かなりの細工クリエイティヴ
16. ヒヨコ選別
メスとオスを瞬時分ける中で、スズメやハトが混ざっている歌
17. 最終手段
色々な体の部位で戦いを挑むけど、最後は結局日本刀になる歌
18. YOME
メインの中で最長の3分、嫁について歌ってよりも、色々と拡張ダンサブル
19. カナブンブーンデモエビインビン
アップルとパイナップルとペンではなく、エビとビンは残留し、カナブンは飛んで行ってしまう歌


20. ピコ太郎のテーマ
なんか強引にエンド、お祭りピコ太郎20秒

オリジナル・カラオケ
21. PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)
22.ネオ・サングラス
23.☆スイーツまとめて星になれ☆!
24.PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)「ロング」バージョン
25.KASHITE KUDASAIYO

カラオケ音源化する必要があるんでしょうか?ってものも…

<Bonus>
26. ピコ太郎「自宅でワンマンで」ライブ音源
これは、完全にCD化における時間稼ぎ30分超。これがないと、総じて濃縮過ぎて、ある種CDはスカスカ。家でラジオのように、発表してきた曲を即興ライヴ・ぶっつけDJ本番って感じ

メインは20曲目までで、25分。21-25曲はカラオケ音源、6分弱。ボートラが尺の半分を占めて、26トラック・62分。DVD付きあるけど、ボートラついてない模様(なくてよいかも?)。単体CDなら、今の日本のCDS同等の金額1,299円でリリースするあたり、子供のお小遣いにも優しい。色々、手を尽くしてCDになり、おそらく今の若い子にはきっと役立つ面白教材になってると思います。自分も子供の頃にこういうのを聴いたとき面白かったなぁと回想。でも、やっつけで創っているものも多いけど、これだけ短期間で色々と話題が続いたなぁと感心、プロモ上手いなぁと。



PPAP(DVD付)(初回仕様)
ピコ太郎
avex trax
2016-12-07

PPAP(DVD付)(通常仕様)
ピコ太郎
avex trax
2016-12-07

PPAP
ピコ太郎
avex trax
2016-12-07

宇多田ヒカル / Fantome (2016)

41vcNaILbZL宇多田ヒカル、実に8年半振りとなる6thでオリコン1位、そして6作連続ミリオンセラー以上を達成。何かと注目される女性ソロシンガー、こういう本格派がチャートを席巻するのは嬉しいところ。話題曲収録は多いものの、特典なし、1形態でのみリリース、今の音楽業界に「音・歌で勝負しいや」と殴りこんできたようで、ヒロイン!個人的には、スーパーお遊戯な音楽業界は好きじゃなくて、だから洋楽にノメリこんでいったってのもあるけど、邦楽を新たに息吹き返してくれた感じがします。

1. 道
サントリー天然水CMソング。年月が空いたのもあるけど、歌唱法が大きく変わったような印象、自然体というか、それでいてテクニカルな連呼に驚き


2. 俺の彼女
歌詞が面白い、人間生活を経て、より日本語の表現が絶妙に。やはり知的さは大事だなぁ、そのまま日常を表現する今の多めの邦楽と違うのは、色々想起させる深さがある。真っすぐな歌いっぷり、音との溶け込みも素晴らしく
3. 花束を君に
配信シングル、NHK連続テレビ小説 とと姉ちゃん主題歌。声が真っすぐ届く、些細な日常の発見。ピアノバラード、彼女の切実な思いもうまく伝うなぁと、ほんと絶妙な構成


4. 二時間だけのバカンス (with 椎名林檎
このタイミングで、個性的な共演を実現したこと自体が話題。詞はあんまりグングン入ってこないんだけど(笑)、なんか微睡んだ感じは気持ちよく入ってくるかな


5. 人魚
独特な表現、味わい、クラシックにありそうで、でも和も欧州のテイストも入ってて、独自性に驚く。歌詞もぐんぐんと情景を広げてくれるし
6. ともだち
意外なタイトル、歌詞、アレンジ。なんか挑戦を感じた曲、ヴァースのゾクゾクからの、サビの込める早めのリリックがインパクト、潔いなぁと
7. 真夏の通り雨
3曲目と共に配信シングル、ニュースZERO テーマ曲。季節・景色が鮮明に見える日本を大きく宇意識されたような曲、こんな寂しくも、日本を思ってくれることが嬉しいように


8. 荒野の狼
2曲目もだけど、なんかシンプルに男女を歌って、恋臭くなく、あっけらかんとファンキーに表現するのは興味深く、でも繊細さも混ぜてクオリティ高いなぁと
9. 忘却 (ft. KOHH)
闇に包まれたような音、重めに時間を紡ぐように、そして彼女がおかしくなっちゃったと一瞬感じた、実は男性ヴォーカル共演、今までにない施策。彼女はコーラスというか、まるで覆う幻想のヴォーカルという表れで、ほんと画期的に挑発的
10. 人生最高の日
タイトルよりは最高に感じないけど、なんか日常のワクワクが全体で伝う。正に期待だったり、その鼓動みたいなのが、ほのぼの
11. 桜流し
2012年映画ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q主題歌、DVDシングルとしてもリリース。だいぶ前の曲を入れてきたところは意外だったけど、悲しく人間模様で、なんか人間活動の終着というにはフィットかな


11曲・50分弱、ほんと、久々に日本語のアルバムで良いなぁと思いました。ミーハーかな、とも自答したけど、やっぱり素晴らしい作品だった。こういうのを中心に、やっぱり日本も耳を肥やしていくと良いよね。ヴァーチャルな文化だけではダメだと思う、昔あったような本格的な音楽への向かい方で。彼女は今尚頑張ってるなぁと、ほんと作品として素敵です。

<過去レビュー>
2004年 Exodus
2009年 This Is The One
2014年 宇多田ヒカルのうた-13組の音楽家による13の解釈について V.A.

Fantome
宇多田ヒカル
Universal Music =music=
2016-09-28

Fantome
Utada Hikaru
Imports
2016-10-07

岡村靖幸 / 岡村ちゃん大百科 (Archives 2) (2005)

41Y0C7YT6DL岡村靖幸、岡村ちゃん大百科(愛蔵盤)は、それまでにリリースされたアルバム・そして単体曲をほぼ網羅しているだけでなく(ベスト収録だった新曲だけ未収録)、キャリアにおける重要な映像だったり、ライヴ音源なんかもしっかり揃えてくれた素晴らしいボックスセット。岡村ちゃんが低迷気味だったので、当時限定リリースされつつも、後に廃盤となり、今や高値取引状態。だいぶ前に取り上げたディスク1は、CDS廃盤で集めるのに大変だった中有り難いものだったけど、今回取り上げるディスク2はどちらかというと、90年代中盤以降のCDS収録リミックスが網羅されているディスク。ここからだと、Peach X'mas だけはCDSを取り上げてましたが、さらにこの辺りのCDSは全部買ってる状況ですが、纏めて取り上げちゃえる感じで一挙いってみます。

1. ハレンチ(Thank you Takabashi-Mix)
この曲は、高校の時に待ちわびて買ったCDS、そのミックス。当時CDSのジャケ写が、あまりにも太ってるのを隠そうとしてる感じで。更には、1996年くらいに初めて彼のライヴで武道館行って、1-2階席で観てて、最後まで太ってる人がでてるけど、あれが岡村ちゃんなんだろうか…と思って拍子抜けしてた記憶があります。オリジナルをまんまに、でも尺をだいぶ伸ばしつつ、かなりアッパーにゴチャゴチャした感じでファンキークール
2. チャーム ポイント (Private mix)
禁じられた生きがいのラストに収録されてた曲のミックス、彼自身は全然TVも出なくなっちゃったけど、その当時チャートに出てて驚いたのを覚えてるんだよなぁ。中3-高1くらいでカラオケで良く歌ったなぁと。ミックスだと、だいぶアナログ感があって、その音の加減が個人的に楽しいなぁと
3. パラシュート★ガール(EZ a Go Go Mix)
オリジナルは1992年ながら、1995年アルバムに収録。Chara との共演で、更には当時Epic Sony が制作してた音楽番組EZ からのヴァージョン、こういうのは嬉しい限り


4. マシュマロ ハネムーン (CO-FUSION REMIX)
本CDは年代順ってわけではなく、急に2001年のCDSにぶっ飛び。完全攻勢テクノ交じりに、だけどヴォーカルは相当鮮明に聴けるのがポイント。もしや、歌い直し、と思ってしまう程にクール
5. マシュマロ ハネムーン (テキスト×フォーマットMIX)
ディスコーとフックずっと入るけど、ディスコ要素かなり少なく、超サイケにクールに進行する荒ぶるファンクって感じで、とにかくギターやパーカッションのテクニックがかなり格好良い
6. セックス (Lust Version)
日本で、こんなど真ん中のタイトルを冠した曲を発表する岡村ちゃんが愛しい!スロウなんだけど、オリジナルの考えさせられる感じよりも、なんか真っ黒な中を独自ペースで進行するような曇り具合
7. セックス (Ski's sexy beats mix)
最後まで7分半ずっと、オリジナルの音を飛ばし続ける、ハウス志向に、あとは「セックス」って何度も声を挿入するダブモード
8. セックス (COLDFEET remix)
序盤こそ静か目の曲ながら、音は極力少な目の、ドキドキする感じのセクシーR&B。こういったミックスまで作られることに驚異。中盤、女性ヴォーカルを新たに入れて、ほぼ洋楽の要素

9. なごり雪
イルカ、伊勢正三カヴァー。なんか、悲しさ、哀れみなんかが表現された靖幸流フォークソング。音階がだいぶ低く、アレンジもなんか疑問を思うような感じで、異色
10. せぶんてぃーん
決して上手いって感じじゃないんだけど、1980年代終盤のアコースティックバラードを、、90年代後半に再現した感じかな。詞、そして彼の覇気で、彼にしか歌えない世界観が健在
11. Peach X'mas (Lowkyu Okamura mix)
ここからの2曲は既にレビュー済だけど、アコースティックタイプの、乾いた感じの即興風、リヴォーカル
12. Peach X'mas (Takkyu Ishino Re mix)
当時相当驚いた、声でイカス、8分半に及ぶダブ的な激しいテクノハウス疾走ヴァージョン

12曲・73分半。ディスク1と異なり、ディスク2は彼のCDSの中でも、ライヴヴァージョンがなくなり、アルバム未収録単体曲は2曲、その代わりにリミックス三昧になったなぁと。でも、単にこなす感じじゃなく、やるからには面白いミックスを揃えてきてるなぁと。なので、音楽性の変化もあると思うけど、彼の才能が更に開花されてる時期でもあるなぁと再認識。

<過去レビュー>
1987年 yellow
1989年 靖幸
1990年 家庭教師
1995年 禁じられた生きがい
1995年 Peach X'mas
2003年 The Album 岡村と卓球
2004年 Me-imi
2004年 Symposium ~フレッシュボーイ TOUR 2003~
2005年 ビジネス
2005年 岡村ちゃん大百科 (Archives 1)
2007年 Me-imi (Platinum Edition)
2011年 エチケット(パープルジャケット)
2011年 エチケット(ピンクジャケット)
2013年 渡辺美里への岡村靖幸提供・参加、計23曲
2013年 ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987
2014年 ビバナミダ(スペース☆ダンディ盤)
2014年 愛はおしゃれじゃない w 小出祐介


Visitor

    Search in this blog
    Categories
    Archives
    Website for Aretha's Fans
    アレサ・フランクリン・ファンサイト
    Profile

    YO-SUKE

    Every Day MOBILE!!
    QRコード無料作成

    Twitter
    Blog Ranking
    にほんブログ村 音楽ブログ R&B・ソウルへにほんブログ村 音楽ブログ ブラックミュージックへにほんブログ村 音楽ブログへ
    是非、クリックにご協力ください!  
    Comment