
1. Feel Good
かなり、黒人的なニュアンスを感じるサウンド、教会なども想起。でも、声はキュンとした甘さ。この乖離が彼の個性なんだよなぁと。アドリブ歌唱的に、更に層の厚めのサビコーラスなど、かなりジェントルな仕上がり
2. PROUD
タイトル曲、メロディラインだったり、高域だったり、、グッとくるんだけど。ラップ多めなのと、オートチューン満載なので、素のヴォーカル薄めなのが、照れくささ隠すためなのか、過剰気味かな
3. Damage
3rdシングル、オリコン25位を記録。またもオートチューンで、これは相当好き嫌い出そう。メロディは甘酸っぱくて、コーラスだったり、バラードとして憂うんだけど
4. Good Conversation
サウンド的にはモダンにクールで、でもラップを織り成し、結構初期の名曲群にも近いものを感じる。ただ、ここまで、1曲目を除きオートチューンかラップ詰り、初期のインパクト再来を待つ人には、物足りなくなってしまう
5. ANIMAL
前曲もおどけてたけど、ここではそれ以上。温かに、ラップがかなりテクニカルに挿入。遊びと洒落と、あとはリリックも結構こだわってる感じで、ファションにズシズシ進行
6. Drunk
ヒップホップ根ざし、Chris Brown あたりを意識か、R&Bぽさもあるんだけど、ちょい背伸びなゴリゴリしたサウンド。Big Bang というか、何だろ、彼はどこに向かう?
7. thinking bout you
久方に普通の曲、というくらいに、どこまでも、やりたい放題の中、甘さとスムースさに揺らめく。ちょい暗めではあるけど、奥底を呼び覚ますように表現絶妙
8. N.E.E.D
初期の曲っぽい感じかな、でもワルっぽい感じで放つラップは本作の集約にも近いような。打ちこみ系にて、サビも良いんだけど、オートチューンじゃなかったらもっと良かったかも
9. 花束のかわりにメロディーを
2ndシングル、オリコン32位を記録。実直なバラード、宇多田ヒカルじゃないけど若くして花束に例えつつ、痛み有るバラード。こういう男臭く不器用な感じで、これはキュンキュンですな
10. MONEY (ft. 青山テルマ, SALU)
まだまだオートチューンしまくり、スロウメロウ。ラップを入れつつも、なんかシミショウの魅力が充満優位にて好感な仕上がりかな
11. BYE×BYE
1stシングル、歴代過去最低になってしまった、オリコン41位(ダウンロードなんかも加味されれば違うんだろうか)、なかなか甘いバラード、ストレートに届く感じだけど、この手の曲は飽和感もあったのかも、もっとテクニックで攻めるインパクト欲す
12. キミノセカイヘ
George Michael "One More Try" みたいなオルガンでスタート、歌自体はAI のように世界への祈りがあったり、3分弱のしっぽり纏め
13. lovesong
ラストは、曲は哀愁あるんだけど、ワルのようなラップを刻み、等身大の重なりが難しくなってきた頃かも。彼って、ラヴソングがどうにも塩っぽいというか、ポエマー
13曲・55分、個人的にはオートチューンが多すぎるのが気になったなぁ。世界的にも結構一段落してた中だったので、彼は歌で勝負できるシンガーだったと思うので、今回かなり占有してるのは気になったかな。あとラップも多めに、偏ったものも多い作品かなぁと。彼のプロデュース全体は流石なんだけど、一般的にR&Bを軸としたいのか、それともポップか、ヒップホップか、なんかワルなシミショウに迫りすぎてる感じもしたなぁ。
<過去レビュー>
●アルバム
2008年 Umbrella
2010年 Journey
2011年 COLORS
2012年 Naturally
2012年 Melody
2014年 The Best ft. 加藤ミリヤ
2014年 ENCORE
2015年 All Singles Best
●シングル
2008年「アイシテル」
2008年 My Treasure
2009年 Love Forever ft. 加藤ミリヤ
2009年 おやすみのキスを〜Good Night My Love〜 ft. Double
2009年 美しき日々よ
2009年 君が好き
2010年 FOREVER LOVE ft. 加藤ミリヤ
2010年 Goodbye
2011年 You & I
2011年 Believe ft. 加藤ミリヤ
2011年 love
2011年 マダオワラナイ
2012年 君さえいれば ft. 小田和正
2012年 366日 ft. 仲宗根泉(HY)
2014年 SNOW SMILE
●その他
2009年 Umbrella Tour
2009年 Let Go etc
2010年 Journey Tour 2010